gooブログはじめました!

高品質激安ノートPCバッテリー,ACアダプター,電池,充電器通販専門店http://www.denchi-pc.com/

ASUS、税別3万3千円で約1kgの11.6型モバイルノート

2020-08-20 18:58:04 | ニュース

ASUSは、約1.08kgの低価格11.6型モバイルノート「E210MA」を発売した。税別価格は33,455円。

「E203MA」の後継モデルにあたる。3色カラバリを用意し、天板にASUSのロゴをモチーフとしたデザインを散りばめた個性的なデザインが特徴。液晶は180度開き、複数人で画面を共有するさいに便利。タッチパッドはテンキーとしても動作する「NumberPad」を採用する。

おもな仕様は、CPUにCeleron N4020(1.1GHz~2.8GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、ストレージに64GB eMMC、1,366×768ドット表示対応11.6型液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Home(Sモード)などを搭載する。

インターフェイスはUSB 3.0×2(うち1基はType-C)、USB 2.0、microSDカードリーダ、HDMI出力、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1、30万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

バッテリは2セルリチウムポリマーで、駆動時間は約12.7時間。本体サイズは279.1×191.2×16.9mm(幅×奥行き×高さ)。本体色はピーコックブルー、ローズゴールド、ドリーミーホワイトの3色。


マウス、デスクトップ用Ryzen搭載のクリエイター向けノート

2020-08-20 18:56:45 | ニュース

株式会社マウスコンピューターは、クリエイター向けにデスクトップ用Ryzenプロセッサに対応した15.6型ノート「DAIV 5D」シリーズを発売した。

デスクトップ用CPUを採用しながらノートパソコンの省スペース性を両立させ、税別10万円台からの低価格を実現したモデル。Ryzen 7 3700X搭載の上位モデルでは従来のCore i7-9700搭載モデルと比較し、マルチスレッド性能において約50%向上するとしている。

また、従来はGPUにGeForce MX250を採用していたが、新製品ではGeForce GTX 1660 Tiを搭載し、グラフィックス性能が約4.7倍となった。

上位の「DAIV 5D-R7」は、CPUにRyzen 7 3700X、メモリ16GB、512GB NVMe SSD、AMD B450チップセット、1,920×1,080ドット表示対応15.6型非光沢液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Homeを搭載し、税別価格は139,800円。

下位の「DAIV 5D-R5」は、上記からCPUをRyzen 5 3500、メモリを8GBに変更し、税別価格は109,800円。

インターフェイスは共通で、USB 3.1×3(うち1基はType-C)、USB 2.0、Gigabit Ethernet、HDMI、Mini DisplayPort、100万画素Webカメラ、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、指紋センサー、音声入出力などを備える。

バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は約1.5時間。本体サイズは361×258×33mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5D-R7が約2.63kg、5D-R5が約2.62kg。


2020年版ネットブック!? 3万円台と廉価なASUS11.6型モバイルノート「E210MA」を試す

2020-08-20 18:52:17 | ニュース

ASUSは8月20日、11.6型でCeleron N4020を搭載し重量約1kgのモバイルノートPCを発表した。発表に先駆け実機を試す機会に恵まれたので、試用レポートをお届けしたい。

2020年版ネットブック!?

前モデルに相当する「E203MA」をたまたま2018年7月にレビューしているが、仕様的には、Celeron N4000/4GB/64GBの11.6型。これからもわかるように、いまとなってはWindowsを動かす最低ラインとなる。ただその分、軽くて安く、約1kgで税別36,800円だった。

対して今回ご紹介する「E210MA」は、メモリやストレージは変わらず、プロセッサがCeleron N4020へとパワーアップ。OSはHomeからSモードへ(Sモードを解除すればHomeと同じ)。デザインの変更などがおもな違いとなる。残念ながら重量が約1kg(実測で993g)から約1.08kg(実測で1,071g)と少し重くなってしまった。おもな仕様は以下のとおり。

プロセッサはGemini Lake RefreshのCeleron N4020。2コア2スレッドでクロックは1.1GHzから最大2.8GHz。キャッシュは4MB、TDPは6W。省電力だがパワーはそれなり……と、一昔前のAtom的なSKUとなる。本機ではファンレス作動だ。前モデルに搭載していたCeleron N4000は2C/2Tは同じだが、クロックは1.1GHzから最大2.6GHzと、最大クロックが200MHz低かった。

メモリはDDR4-2400の4GB、ストレージはeMMC 64GB。OSは64bit版Windows 10 Sモード。このSモードはストアアプリのみインストール可能でセキュアだが汎用性が下がるという弱点もある。解除して普通のWindows 10 Homeにできるものの、不可逆なので、一度解除するとSモードには戻れない。以降、編集部の指示によりSモードまま評価しているため、一部、いつもの内容と異なる。予めご了承いただきたい。

グラフィックスはプロセッサ内蔵Intel UHD Graphics 600。外部出力用にHDMIを備えている。最大解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)。ディスプレイは非光沢の11.6型HD(1,366×768ドット)を搭載している。

ネットワークは、有線LANがなく、Wi-Fi 11ac対応、Bluetooth 4.1。その他のインターフェイスは、USB 3.0 Type-C×1、USB 3.0×1、USB 2.0×1、microSDカードスロット、30万画素Webカメラ、音声入出力。Type-Cは映像出力と本機への給電には非対応。このあたりは前モデルとほぼ同じだが、USB 3.0の1つが2.0へと変更されている。

サイズ約279.1×191.2×16.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量約1.08kg。先に書いたように重量が1kgを超えてしまったのは残念。

カラーバリエーションは、ドリーミーホワイト、ピーコックブルー、ローズゴールドの3色。2セルのバッテリを内蔵し最大駆動時間は約12.7時間。税別価格は33,455円。前モデルより3,345円安くなっており、税込みでも約3.6万円と購入しやすくなった。内容を考慮すると妥当なところだろう。

手元に届いたのはドリーミーホワイト。写真からもわかるように、天板、周囲、裏がホワイト、フチがブラック、パームレストなどはシルバー。天板は写真からは少しわかりにくいかもしれないが、ブランド品っぽい雰囲気で、ASUSのロゴをモチーフにした模様が描かれている。総じて前モデルより安価なモデルという雰囲気が低減されている。

重量約1kg、厚み16.9mmということもあり、片手で楽々持ち上がる。これなら鞄に入れて持ち歩いても苦にならないだろう。

前面はパネル中央上にWebカメラ。フチは昨今のノートPCと比較すると太めだ。左側面に電源入力、microSDカードスロット、USB 3.0 Type-C、HDMI、USB 3.0、ステータスLED。右側面にUSB 2.0、音声入出力を配置。裏は、4隅にゴム足。手前左右にスピーカー。

付属のACアダプタはサイズ約48×48×28mm(幅×奥行き×高さ)、重量115g、出力19V/1.75A。先に書いたようにType-CはDP Alt ModeおよびPDには非対応だ。前者はともかく、後者はこの時期のモデルなら対応してほしかったところか。

11.6型のディスプレイは、非光沢で眼に優しく、明るさ、コントラスト、発色、視野角、すべて価格を考えれば良好だ。安価なモデルだからパネルの色が気になって……ということはない。パネルは180度傾けることができる。

キーボードは、86キー日本語キーボードでアイソレーションタイプだ。主要キーのキーピッチは実測で約18mm。手前など少し狭くなっているものの、全体的にいびつな並びなどはない。[Enter]キーの周囲だけ黄色いのはデザイン的なものだろうか。個人的にはなくてもいいと思う。打鍵感は、このクラス固有の感じだがたわむこともなく良好だ。

タッチパッドは1枚プレート式。11.6型のフットプリントの割には、パームレストも含め広めで良好に操作できる。またテンキー替わりのNumberPadにもなる。ハイエンドではLEDが仕込まれており、NumberPadを光らせて表示しているが、本機ではタッチパッド上にそのままプリントされているため、使わない人にとっては少し目障りとなるかもしれない。

また右上のオン/オフのエリアを気持ち長押しすると状態がトグルするのだが、普通に操作していても、なんらかの拍子にNumberPadになってしまい、タッチパッドを操作しているつもりが「あれ!?」となることもしばしば。本気で数値入力したい人が、物理キーでもなく、振動的なフィードバックもないこれを使うとは考えにくく、(ハイエンドも含め前からなのだが)個人的には不要ではと思ってしまった。

ファンレスなので振動やノイズは皆無。発熱もCINEBENCH R20など負荷をかけてもキーボード上のスペースはほんのり暖かくなるだけで全く問題ない。

サウンドは、スピーカーが裏にあるため、机などに反射して、間接音が耳に届くことになる。バッテリベンチマークテストでVLCを使い音楽動画を連続再生していたが50%でもそれなりの音量、最大だと煩いほどだ。高音質ではないものの、本機だけで映像も音楽も十分楽しめる。

性能はそれなりだが、Wi-Fi経由のフルHD動画連続再生でバッテリ駆動9時間

初期起動時、スタート画面(タブレットモード)は1画面。ASUSグループがプリインストールとなる。デスクトップは壁紙の変更のみとシンプル。

Gemini LakeなCeleron、メモリ4GB、eMMC 64GBと言う構成だが、使えないほど遅いわけでもなく、EdgeやWPS Officeなどは普通に扱うことができる。エントリーモデルとしては十分な性能だろう。余談になるが旧EdgeはSモードのまま新Edgeに更新可能だった。

ストレージはeMMC 64GBの「SanDisk DA4064」。C:ドライブのみの1パーティションで約56.95GBが割り当てられ空き32.9GB。Wi-FiとBluetoothはRealtek製だ。

おもなプリインストールソフトウェアは、「AudioWizard」、「McAfee Personal Security」、「MyASUS」、「Realtek Audio Console」、「WPS Office」など。ストレージが64GBということもあり少なめだ。なお、MyASUSには、画面発色用のSplendidや動画コンテンツを最適化するTru2Lifeなどが組み込まれている。

ベンチマークテストは、Windows 10 Sモードでいつも使っているアプリが動かないため、Google Octane 2.0(新Edge)と、ストアからインストール可能な、CINEBENCH R20、CrystalDiskMarkを使用した。バッテリベンチマークは、VLCを使いWi-Fi経由でフルHD動画の連続再生を実行している。

もともとGemini LakeなCeleronなのでパフォーマンスは期待できないが、Google Octane 2.0のスコアは16,187。筆者の合格ライン1万を超えているので、Webに関しては普通に使える。CINEBENCH R20は低いスコアだが、実際WPS Officeなど、一般的なアプリを操作する分にはそこそこ動く。CrystalDiskMarkはeMMCなのでこの程度だろう。総じてハイパフォーマンスではないが、軽い用途ではあれば問題なく動く。

バッテリ駆動時間は約9時間(明るさ/音量50%、バッテリモードなどはシステム標準)。予想より短めだったので2回測定したものの同じだった。仕様上は約12.7時間だが、Wi-Fi経由のフルHD動画連続再生となると、それなりに負荷がかかるため少し短い結果となっている。

以上のようにASUS「E210MA」は、11.6型非光沢HDパネル、Celeron N4020、メモリ4GB、ストレージeMMC 64GBを搭載したエントリーモデルのモバイルノートPCだ。ハイパワーではないものの、重量約1kg、バッテリ駆動最大約12.7時間と持ち歩きに適している。ファンレスなので故障率も低いだろう。

低価格ながら(価格の範囲内で)、筐体、パネル、キーボード、サウンドなどもしっかりしており、仕様的に気になる部分もない。ライトな用途で、軽くて薄くて省エネで安価なノートPCを探しているユーザーにお勧めしたい1台だ。


2020年版ネットブック!? 3万円台と廉価なASUS11.6型モバイルノート「E210MA」を試す

2020-08-20 18:52:17 | ニュース

ASUSは8月20日、11.6型でCeleron N4020を搭載し重量約1kgのモバイルノートPCを発表した。発表に先駆け実機を試す機会に恵まれたので、試用レポートをお届けしたい。

2020年版ネットブック!?

前モデルに相当する「E203MA」をたまたま2018年7月にレビューしているが、仕様的には、Celeron N4000/4GB/64GBの11.6型。これからもわかるように、いまとなってはWindowsを動かす最低ラインとなる。ただその分、軽くて安く、約1kgで税別36,800円だった。

対して今回ご紹介する「E210MA」は、メモリやストレージは変わらず、プロセッサがCeleron N4020へとパワーアップ。OSはHomeからSモードへ(Sモードを解除すればHomeと同じ)。デザインの変更などがおもな違いとなる。残念ながら重量が約1kg(実測で993g)から約1.08kg(実測で1,071g)と少し重くなってしまった。おもな仕様は以下のとおり。

プロセッサはGemini Lake RefreshのCeleron N4020。2コア2スレッドでクロックは1.1GHzから最大2.8GHz。キャッシュは4MB、TDPは6W。省電力だがパワーはそれなり……と、一昔前のAtom的なSKUとなる。本機ではファンレス作動だ。前モデルに搭載していたCeleron N4000は2C/2Tは同じだが、クロックは1.1GHzから最大2.6GHzと、最大クロックが200MHz低かった。

メモリはDDR4-2400の4GB、ストレージはeMMC 64GB。OSは64bit版Windows 10 Sモード。このSモードはストアアプリのみインストール可能でセキュアだが汎用性が下がるという弱点もある。解除して普通のWindows 10 Homeにできるものの、不可逆なので、一度解除するとSモードには戻れない。以降、編集部の指示によりSモードまま評価しているため、一部、いつもの内容と異なる。予めご了承いただきたい。

グラフィックスはプロセッサ内蔵Intel UHD Graphics 600。外部出力用にHDMIを備えている。最大解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)。ディスプレイは非光沢の11.6型HD(1,366×768ドット)を搭載している。

ネットワークは、有線LANがなく、Wi-Fi 11ac対応、Bluetooth 4.1。その他のインターフェイスは、USB 3.0 Type-C×1、USB 3.0×1、USB 2.0×1、microSDカードスロット、30万画素Webカメラ、音声入出力。Type-Cは映像出力と本機への給電には非対応。このあたりは前モデルとほぼ同じだが、USB 3.0の1つが2.0へと変更されている。

サイズ約279.1×191.2×16.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量約1.08kg。先に書いたように重量が1kgを超えてしまったのは残念。

カラーバリエーションは、ドリーミーホワイト、ピーコックブルー、ローズゴールドの3色。2セルのバッテリを内蔵し最大駆動時間は約12.7時間。税別価格は33,455円。前モデルより3,345円安くなっており、税込みでも約3.6万円と購入しやすくなった。内容を考慮すると妥当なところだろう。

手元に届いたのはドリーミーホワイト。写真からもわかるように、天板、周囲、裏がホワイト、フチがブラック、パームレストなどはシルバー。天板は写真からは少しわかりにくいかもしれないが、ブランド品っぽい雰囲気で、ASUSのロゴをモチーフにした模様が描かれている。総じて前モデルより安価なモデルという雰囲気が低減されている。

重量約1kg、厚み16.9mmということもあり、片手で楽々持ち上がる。これなら鞄に入れて持ち歩いても苦にならないだろう。

前面はパネル中央上にWebカメラ。フチは昨今のノートPCと比較すると太めだ。左側面に電源入力、microSDカードスロット、USB 3.0 Type-C、HDMI、USB 3.0、ステータスLED。右側面にUSB 2.0、音声入出力を配置。裏は、4隅にゴム足。手前左右にスピーカー。

付属のACアダプタはサイズ約48×48×28mm(幅×奥行き×高さ)、重量115g、出力19V/1.75A。先に書いたようにType-CはDP Alt ModeおよびPDには非対応だ。前者はともかく、後者はこの時期のモデルなら対応してほしかったところか。

11.6型のディスプレイは、非光沢で眼に優しく、明るさ、コントラスト、発色、視野角、すべて価格を考えれば良好だ。安価なモデルだからパネルの色が気になって……ということはない。パネルは180度傾けることができる。

キーボードは、86キー日本語キーボードでアイソレーションタイプだ。主要キーのキーピッチは実測で約18mm。手前など少し狭くなっているものの、全体的にいびつな並びなどはない。[Enter]キーの周囲だけ黄色いのはデザイン的なものだろうか。個人的にはなくてもいいと思う。打鍵感は、このクラス固有の感じだがたわむこともなく良好だ。

タッチパッドは1枚プレート式。11.6型のフットプリントの割には、パームレストも含め広めで良好に操作できる。またテンキー替わりのNumberPadにもなる。ハイエンドではLEDが仕込まれており、NumberPadを光らせて表示しているが、本機ではタッチパッド上にそのままプリントされているため、使わない人にとっては少し目障りとなるかもしれない。

また右上のオン/オフのエリアを気持ち長押しすると状態がトグルするのだが、普通に操作していても、なんらかの拍子にNumberPadになってしまい、タッチパッドを操作しているつもりが「あれ!?」となることもしばしば。本気で数値入力したい人が、物理キーでもなく、振動的なフィードバックもないこれを使うとは考えにくく、(ハイエンドも含め前からなのだが)個人的には不要ではと思ってしまった。

ファンレスなので振動やノイズは皆無。発熱もCINEBENCH R20など負荷をかけてもキーボード上のスペースはほんのり暖かくなるだけで全く問題ない。

サウンドは、スピーカーが裏にあるため、机などに反射して、間接音が耳に届くことになる。バッテリベンチマークテストでVLCを使い音楽動画を連続再生していたが50%でもそれなりの音量、最大だと煩いほどだ。高音質ではないものの、本機だけで映像も音楽も十分楽しめる。

性能はそれなりだが、Wi-Fi経由のフルHD動画連続再生でバッテリ駆動9時間

初期起動時、スタート画面(タブレットモード)は1画面。ASUSグループがプリインストールとなる。デスクトップは壁紙の変更のみとシンプル。

Gemini LakeなCeleron、メモリ4GB、eMMC 64GBと言う構成だが、使えないほど遅いわけでもなく、EdgeやWPS Officeなどは普通に扱うことができる。エントリーモデルとしては十分な性能だろう。余談になるが旧EdgeはSモードのまま新Edgeに更新可能だった。

ストレージはeMMC 64GBの「SanDisk DA4064」。C:ドライブのみの1パーティションで約56.95GBが割り当てられ空き32.9GB。Wi-FiとBluetoothはRealtek製だ。

おもなプリインストールソフトウェアは、「AudioWizard」、「McAfee Personal Security」、「MyASUS」、「Realtek Audio Console」、「WPS Office」など。ストレージが64GBということもあり少なめだ。なお、MyASUSには、画面発色用のSplendidや動画コンテンツを最適化するTru2Lifeなどが組み込まれている。

ベンチマークテストは、Windows 10 Sモードでいつも使っているアプリが動かないため、Google Octane 2.0(新Edge)と、ストアからインストール可能な、CINEBENCH R20、CrystalDiskMarkを使用した。バッテリベンチマークは、VLCを使いWi-Fi経由でフルHD動画の連続再生を実行している。

もともとGemini LakeなCeleronなのでパフォーマンスは期待できないが、Google Octane 2.0のスコアは16,187。筆者の合格ライン1万を超えているので、Webに関しては普通に使える。CINEBENCH R20は低いスコアだが、実際WPS Officeなど、一般的なアプリを操作する分にはそこそこ動く。CrystalDiskMarkはeMMCなのでこの程度だろう。総じてハイパフォーマンスではないが、軽い用途ではあれば問題なく動く。

バッテリ駆動時間は約9時間(明るさ/音量50%、バッテリモードなどはシステム標準)。予想より短めだったので2回測定したものの同じだった。仕様上は約12.7時間だが、Wi-Fi経由のフルHD動画連続再生となると、それなりに負荷がかかるため少し短い結果となっている。

以上のようにASUS「E210MA」は、11.6型非光沢HDパネル、Celeron N4020、メモリ4GB、ストレージeMMC 64GBを搭載したエントリーモデルのモバイルノートPCだ。ハイパワーではないものの、重量約1kg、バッテリ駆動最大約12.7時間と持ち歩きに適している。ファンレスなので故障率も低いだろう。

低価格ながら(価格の範囲内で)、筐体、パネル、キーボード、サウンドなどもしっかりしており、仕様的に気になる部分もない。ライトな用途で、軽くて薄くて省エネで安価なノートPCを探しているユーザーにお勧めしたい1台だ。


Googleの5.8型スマホ「Pixel 4a」で電子書籍を試す

2020-08-20 18:49:34 | ニュース

Googleの「Pixel 4a」は、Android 10を搭載した5.8型スマートフォンだ。ミドルクラスのCPUを搭載しつつ、実売42,800円という、リーズナブルな価格が特徴だ。

Googleのスマートフォン「Pixel」シリーズは、秋にフラグシップモデルがリリースされたのち、翌春にその廉価モデルがリリースされるのが、ここ2年間のサイクルになっている。今回のPixel 4aは、昨秋に発売されたPixel 4の廉価版に相当するモデルだが、実質的に別物と言っていいほどの違いがある。

ミドルクラスで4万円台のスマートフォンと言えば、今春発売された第2世代「iPhone SE」が挙げられる。本製品はそれを意識したと見られる仕様が多くあり、実際に購入するにあたっては、この両者を比較検討する人も少なくないはずだ。

今回は、このPixel 4aが電子書籍ユースでどの程度使えるか、メーカーからの貸出機をもとに、iPhone SEと比較しつつチェックしていく。

価格帯が近いiPhone SEとは似て非なる方向性

従来モデルであるPixel 3aとの詳細なスペック比較はすでにニュース記事に掲載済なので、ここでは同価格帯のライバルである第2世代iPhone SEと比較してみよう。iOSとAndroidの違いもあり、直接的に比較できない項目も多いことを念頭に置いた上で見てほしい。

過去のモデルの設計を活かしつつ機能を取捨選択してリーズナブルに仕上げた端末、という性格は両製品ともに似ているが、個々のスペックを見ていくと、製品の方向性はかなり違っていることがわかる。

両製品が類似しているのは、筐体サイズ、および重量だ。ただし狭額縁デザインということもあり、画面サイズは圧倒的にPixel 4aのほうが大きい。解像度も443ppiと高く、フラグシップモデルと比較しても遜色ない。

CPUはSnapdragon 730(オクタコア)ということで、Snapdragon 855を搭載するPixel 4には劣るが、ミドルクラスとしては実用レベルだ。一方のiPhone SEはフラグシップであるiPhone 11 Proシリーズと同じA13 Bionicチップを採用しており、両者の注力ポイントの違いが見え隠れしている。

ストレージは128GBモデルのみ。iPhone SEが容量別に3モデルをラインナップしているのと対象的だが、128GBという容量そのものは妥当だろう。ちなみに初期状態では11%を使用しており、残り113GBという状態だった。

細かい違いとしては、iPhone SEが防水防塵対応なのに対し、Pixel 4aは非対応。さらにWi-Fi 6(11ax)ではなく従来のWi-Fi 5(11ac)だったり、ワイヤレス充電が省略されていたりと、Pixel 4aは細かい部分がかなり間引かれている印象だ。一方で、最大18W対応のUSB PD充電器が付属するのは、プラスと言っていいだろう。

価格は42,900円。iPhone SEの同じ128GBモデルは54,780円なので、かなりの価格差がある。以前のPixel 3aが64GBで49,500円だったことを考えると、本製品のリーズナブルさは際立っている。iPhone SE価格が与えた影響は少なからずあると見てよいだろう。

画面の広さと筐体の軽さが大きな特徴

では実際に使ってみよう。実機に触れてみて真っ先に感じるのは「軽い」そして「画面が広い」ことだ。

筆者は通常、iPhone SEとPixel 3という、ともに150gを切る軽量端末を使用しているが、本製品の重量(143g)はこれらと同等で、持っていても重量感を感じない。Pixel 3から4に進化する時点で150gの大台を突破していたのが元に戻った格好で、スマートフォン選びで軽さを重視する人には魅力的だろう。

また画面の広さについても、上下左右ともにベゼルがスリムなのは好印象だ。従来のPixel 4は上部ベゼルだけが太いという、バランスの悪さが目立っていたので、本製品のベゼルのスリムさは歓迎できる。ちなみに画面比率は従来の19:9よりもさらに細長い、19.5:9ということで、縦スクロール時の情報量の多さが際立つ。

この狭額縁ベゼルの実現に寄与しているのが、パンチホール式の前面カメラだ。画面のなかに黒い穴が浮いたような外見で、アプリによってはこのカメラが目立たないよう上段ごと黒く塗りつぶされたり、あるいは全画面表示のなかにカメラがポツンと浮いた状態になったりする。

こうした外見は好みが分かれるかもしれないが、これと引き換えに狭額縁ベゼルが実現できているわけで、このくらいはがまんすべきだろう。ちなみにこのパンチホールカメラは画面の下に内蔵されているので、画面から出っ張っているわけではなく、穴が開いているわけでもない。それゆえゴミやホコリが溜まるようなこともない。

操作はジェスチャーナビゲーションがおもで、一般的なホームボタンや「戻る」ボタンなどは表示されていない。馴染めなければ設定画面のシステム→ジェスチャー→システムナビゲーション→デフォルトで選択されている「ジェスチャーナビゲーション」から「3ボタンナビゲーション」へと変更するとよいだろう。

なお電子書籍ユースとは関係ないが、Pixel 4にはなかった3.5mmのイヤフォンジャックをわざわざ追加しているのは興味深い(Pixel 3aには搭載)。iPhone SEはイヤフォンジャックがないので、製品選びにあたってこれが響く人も少なからずいるだろう。

ページの表示サイズは変わらずも、縦長化でストアなどの閲覧性は向上

電子書籍端末としての使い勝手を見ていこう。表示サンプルは、テキストは太宰治著「グッド・バイ」、コミックはうめ著「東京トイボクシーズ 1巻」を使用している。とくにことわりがない場合は、Kindleアプリで試用している。

本製品はアスペクト比19.5:9と、従来のPixelシリーズよりも縦に長い画面を有している。このことは、電子書籍のライブラリなど、縦スクロールが必要なページでは有利に働く。iPhone SEと比べると、その差は圧倒的だ。

とは言えコミックでは、ページの表示サイズは画面の高さではなく幅で決まるので、従来のPixelシリーズと比べてページが大きく表示されるわけではない。またテキストの場合、1行の文字数が増えすぎると読みにくいという別の問題があり、上下に広くなってもあまり意味はない。

つまりテキストでもコミックでも、画面が縦長であることは、あまり直接的なメリットにはならない。役に立つのは、ストアやライブラリなど、縦スクロールが必要なページだけだ。

ただしこれは従来のPixelシリーズとの比較であって、iPhone SEに比べると横幅はわずかに大きいため、コミックは本製品のほうがひとまわり大きく表示される。

また解像度自体、本製品のほうが高いこともあり、細い線やセリフの写植などでは本製品のほうがシャープさを感じることもしばしばだ。本製品とiPhone SE、どちらが電子書籍向けかと言われると、本製品のほうが(僅差ではあるが)上だろう。

ところで本製品の特徴に、画面左上のパンチホール式前面カメラがある。多くの電子書籍アプリでは、このパンチホールカメラがある水平方向のエリアは、基本的に余白扱いになるため、パンチホールの黒丸が、画面上にポツンと浮いたような状態になる。

また同じ理由で、テキストコンテンツはこのパンチホールのエリアには表示されないので、画面に対してテキスト全体が下に寄ったように見える。実用上なんらかの問題があるわけではないが、神経質な人は気になるかもしれない(開発者オプションも見てみたが、カメラを含む水平方向をまるごと塗りつぶすようなオプションは見つからなかった)。

もっとも、気になる点はそれぐらいで、ほかの操作は快適だ。強いて挙げれば、音量ボタンの押し心地が少々硬く、音量ボタンでページめくりをしようとすると指が疲れやすいのが気になるくらいだ。個人的には、顔認証が指紋認証に改められたのは、電子書籍ユースではおおいにプラスと感じる。

6型以下では候補の最右翼に来る製品

以上ざっと見てきたが、全体的には非常によくできた製品であり、コンパクトなサイズ感でありながら、電子書籍ユースにも使いやすい製品だ。

もちろん、横幅がかぎられていることから、コミックの表示サイズはかつての「Pixel 4 XL」などにおよばないが(大画面モデルのラインナップがなくなったのはつくづく残念だ)、iPhone SEよりはひとまわり大きく表示できるほか、重量が150g以下に抑えられているのもプラスだ。

またAndroidということで、わざわざブラウザに切り替えずにアプリ内でコミックなどの続刊をすぐさま購入できるのも、iPhoneにはないメリットだ。電子書籍を楽しむことを前提に、なるべく予算を抑えて、なおかつ実用性が高い6型以下のスマートフォンを選ぶのであれば、候補の最右翼に来る製品だろう。

一方で、従来のPixelシリーズを所有しているユーザーからすると、2倍望遠カメラが省かれていたり、また防水仕様でないといったマイナスはなくはない。このあと発売される5Gモデルは、電子書籍ユース中心であれば待つ必要はないだろうが、これらの点は事前に把握しておいたほうがよさそうだ。