AMDが公開した米Mercury Researchの調査結果によれば、同社のx86 CPU市場シェアが22.4%まで上昇したという。直前期比で4.1%増、前年比で6.3%増となり、同等のシェアを記録したのは2007年第4四半期以来じつに約13年ぶり。
いずれもIoTを含まない数値となっており、デスクトップは20.1%、ノートブック向けは20.2%と、デスクトップでは2013年第4四半期以来、ノートブック向けでは歴代最高の市場シェアを記録した。
ノートブック向けは12四半期連続で伸び続けている。理由については述べられていないが、IntelはこのところCPUの供給不足問題が影響しているほか、AMDのノートブック向けCPUも近年かなり強力なラインナップを揃えており、採用メーカーが多いのも要因だろう。
たとえば直近ではNECの主力15.6型ノート「LAVIE N15」シリーズのうち、13モデル中12モデルがAMD採用であり、数年前には考えられなかった現象だ。また、これまでIntel一辺倒だったビジネス向けでのThinkPadも、AMD搭載モデルを増やしている。
なお、クライアント向けの市場シェアは合計20.2%と、x86 CPU全体のシェアと比べれば低いのだが、サーバーやスパコン向けのEPYCも好調だったとみられ、逆算すると24.6%である(残るものがサーバーだけなのか、IoTを含む数値なのかは不明)。
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