日本グルーヴチューン振興会

ミズノマリ『mariage』

未レヴュー盤、相当溜まってきてます(苦笑)
まぁ、買ったはイイけど書く気が起こらないってのもタマにはありますが、概ね聴き込み不足というのが原因。
あぁ・・・新しいiPod欲しい

今日取り上げるのだって2ヶ月以上前のリリースですが・・・・

ミズノマリ
『mariage』
2009/4/29リリース
アミューズソフトエンタテインメント
ASCM-6045
Mariage 大好きなParis matchのヴォーカリスト、ミズノマリさんが満を持して放つ待望のソロアルバムです。

ジャケットの唇が色っぽいわ~(笑)

基本的に、パリスマのサウンドとはベクトルをずらしてソロっぽさを強調してる感があります。
パリスマの場合は、杉山洋介というサウンドクリエイターの作る音世界を如何に構築するか、を主眼として歌っている様に思えるのですが、今回は色んなコンポーザーやアレンジャーとの組み合わせによって、マリさんの歌の振り幅が広がったのでは?
キリンジの堀込高樹(詩/曲/アレンジ)、古内東子(詩)、筒美京平(曲)、冨田恵一(アレンジ)、片寄明人(詩)、西寺郷太(曲)、ノーナリーヴス(アレンジ)、小西康陽(詩/曲/アレンジ)といった錚々たる面々による楽曲を、マリさんは見事に自分の世界に引き込んでいます。

彼女の声は、本当にスムース且つクールで耳障りが良いのにキチンとココロに残る絶妙のクセと存在感がある。
畠山美由紀と並んで、(個人的には)ある意味奇跡と呼べる稀有な声なんだね。

「春の嵐」「恋をする」といったミドル~スロウのライトメロウチューンも、ノーナリーヴスを彷彿とさせる(ノーナのアレンジですから当たり前ですがww)アッパーチューンの「気絶するほど、ラグジュアリー」も素晴らしく心地良くて。
でも、ちゃんとパリスマとは違う世界に仕上がってる。

もっと、色んなクリエイターとのオシゴトを聴いてみたいと思える作品でした。

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