日本グルーヴチューン振興会

SMAPの楽曲クオリティ

土曜日に、スマステでSMAPの全シングルダイジェストを見た。




発売日順に次々と流れる楽曲を聴いていて思ったのは、やはりその楽曲の素晴らしさ。
なんだかんだ言っても、彼らのシングル曲にはワクワクさせる魅力が詰まっている。



最初にイイな~と思ったのは「雪が降ってきた」かな。
長岡成貢が初めてシングルAサイドのアレンジを手掛けた曲。
とにかくバックトラックが煌びやかでスタイリッシュ。
しかし、それまでのシングルもアレンジが船山基紀だったりCHOKKAKUさんだったり土方隆行だったりで、よくよく聴いてみるとしっかりした音作りがされているんだよなぁ・・・・・



自分の中でのエポックメイキングは「$10」
林田健司のカヴァーでありながら、ちゃんと自分たちの作品に仕上げられてて。
アイドルでありながら、アイドルらしからぬアッパーファンクをシングルとしてリリースした英断に感謝。



「オリジナルスマイル」も素晴らしい。
馬飼野康二が親しみやすいポップなメロディを書き、CHOKKAKUさんが躍動感溢れるアレンジを施した弾ける一曲。発売以降、全てのツアーで歌われているという話も納得のナンバー。



そして、SMAPクオリティを決定づけたのは「がんばりましょう」だろう。
NITEFLYTEの「You are」をモチーフにサンプリングを駆使した絶品ファンクポップ。
いつまででも色褪せないエヴァ―グリーンな魅力を湛えた名曲。


YouTube: Niteflyte - You are






ここからの彼らのシングルには、ハズレが殆どなくなる。
それは、2000年の「Let It Be」まで続くこととなる。
1990年代後半のSMAPが最強と思う所以。



特に、久々の長岡成貢アレンジのシングルとなった「Peace!」から「Let It Be」まではピークといっても過言ではなく、異常なまでのクオリティを誇っている。

 

この頃の彼らの楽曲には、基本的にグルーヴがありながら解りやすいポピュラリティが共存しており、高度なアレンジやバックトラックのディテールに関しても親しみやすさを併せ持つという稀有な出来を誇っていた。



これ以降の楽曲については、特に言及しない(苦笑)
もちろん、アタリが存在していない訳ではないが・・・・・・




「世界に一つだけの花」がターニングポイント。
あの、ありきたりな楽曲がバカ売れして、国民的ヒットと呼ばれ、SMAPと言えばこの曲みたいになってしまったのは、彼らにとっても不幸なコトだったのではないかと勝手に心配してしまったのを覚えている(苦笑)





色んなコトを考えさせられた番組でしたね。
ポピュラーミュージックって奥が深い(笑)


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コメント一覧

デルフィス(ex-ばつ)
それがしF様。
http://funky-katsu.blog.ocn.ne.jp/musicmania/
嬉しいコメントをありがとうございますm(__)m
ナイトフライト、お買いになったのですね。私も持ってないのに(笑)
今聴くと時代の流れを感じますが、キャッチーなメロディをベタに感じさせない品は流石だと思います。
こうした優れたサウンドメイクやメロディから色んなモノを受け取ることで、歌謡曲は進化を遂げてきたのだろうな・・・・と感じますね。
私は、槇原敬之のコンポーザーとしてのポテンシャルは否定しません。好きな曲もありますし。ただ、このテの曲はどうも・・・・・(苦笑)
曲やアレンジより、歌詞が前に出てくるモノに苦手意識があるもんで。
それがしF
デルフィス様
なにがし様より遅れること一週間(笑)。恥ずかしながら参上仕りました。
デル様のお話を伺って、とうとう我慢できずに買っちゃいました・・・「You are」。
ヘイヘイヘイユゥ~♪最高ですね。お陰さまで昨日一日まるまる上機嫌で過ごしました。
ご本家には独特の引きの品格を感じました。本当にステキです。
面白かったのは、アルバムに収録された他の曲からも、当時の日本のアーティストのフレーズやアレンジが思い出されたことです。曲に詳しくない私でもそう感じるのですから、直接の切り抜きではなくても、こっそりニュアンスを頂いた曲は少なくないのでしょうね。
「世界に・・」を初めて聴いた時の衝撃は私も鮮明です。花花花花・・って何回言うねん!と突っ込みながら落胆したのが未だに忘れられません(笑)。
デルフィス(ex-ばつ)
なにがし様、コメントありがとうございますm(__)m
http://funky-katsu.blog.ocn.ne.jp/musicmania/
アイドルポップスの真髄を堪能できる番組でしたね。
やはり、楽曲が素晴らしいとスキル云々に言及するのがバカバカしく思えます(笑)
そのままではオールドテイストが強すぎる「You are」を、きちんとアップ・トゥ・デートさせてサンプリングする・・・・・それが、原曲に対する愛と敬意。
矜持を感じるお仕事っぷりです。
なにがし
こんばんは。私もかぶり付きで見ました。
彼らを歌唱力云々で評するバカバカしさを教えられた番組でした。
良い楽曲を与えられる才能と、それに応える才能。決して裸の王様ではありませんね。
「You are」初めて知りました。こちらもステキですね。
サビのフレーズそのままなのに、原曲の魅力に頼らずに全く新しい魅力を放つ「がんばりましょう」が、ポップスへの愛で出来ているとわかりました。ありがとうございました。
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