日本グルーヴチューン振興会

東京女子流『約束』

こんな作品に出会えるから、アイドルとか偏見無く聴くのが大切なんだな・・・・・




東京女子流
『約束』
2012/1/30リリース
エイベックス
AVCD 38626
Yakusoku 2013年現在、ガールズアイドル界で最高峰の音を聴かせるユニットの一つ。
ついにリリースされた、サードアルバムにして最高傑作と呼ぶにふさわしい一枚です。
1月29日にフラゲして以来、ずーっと聴いてますがホントに良くできてる。



今回も、全ての音作りを松井寛が手掛けているが、過去2枚のアルバムを凌駕するサウンドメイクにシビれてしまった。
彼が、“日本でトップ”だと語る土方隆行のギターが全編に渡って冴えまくっている。
エレキは当然だが、アコギの響きも実にグルーヴィ。
そして、何よりも素晴らしいのは打ち込みなのに下半身を直撃するリズムセクション。
特に、重さと切れが同居するファンキーなスラップが最高なんです。
サウンドはあくまでカッコ良く、メロディにはベタなフックを持たせ、色んな要素を詰め込みながらゴッタ煮感がなくスッキリという、ホントに私とっては理想的な音。




松井氏が以前インタヴューで語っていて印象的だった言葉がいくつかありますので、引用させていただきます。


“歌謡曲がいいのはおいしいところを何でも取り入れられるところ”
“実は僕、リズムじゃなくてコードから探るんです。”
“だから女子流は昔ながらのオートクチュールな作りをやっている。田舎の商店街の個人経営のCDショップの親父にも“孫がいいって言ったから仕入れたんだよ”って言わせないと、本当の意味で歌謡曲と呼べないですよね”
“本当に自由にできるなら、80年代のカシオペアの二人にディスコ物をお願いしたい。”



本当に、いちいち頷くコトばかりなんです。MISIAの「つつみ込むように・・・」のアレンジを聴いた時から好みが合うと思ってたけど(笑)
改めて松井氏のプロフィールとか見てみたら、私と同じ学年なんですよね。
リアルタイムで聴いてきたモノとか、被ってたりするのかな~なんて勝手に思ったりしてます(笑)




閑話休題




各曲については今回は言及しませんが、構成も素晴らしかった。
「Intro」に続いて、シングル曲3曲を立て続けにぶちかまし、林田健司が作ったポップな「それでいいじゃん」でギアチェンジ。初期を思わせるアイドルポップ「大切な言葉」からジャジィな「月とサヨウナラ」でオトナへの成長を示し、カッコ良すぎるディスコグルーヴ「幻」やイントロのギターが最高にドライヴィンな「ふたりきり」でテンションアップ。TRFのカヴァー「Overnight Sensation ~時代はあなたに委ねてる~」やSweetSの「LolitA☆Strawberry in summer」などを挟みつつ、アルバムタイトル曲「約束」でクールダウンし「Outro」でエンディングという完璧な流れ。
しかも、ボーナストラックの2曲がまた良い。
名曲「ヒマワリと星屑」の英語ヴァージョンは、発音の拙さとかどうでも良くなる。本当にエッジィでクールでカッコいい。私にとっては、ジャスティン・ビーバーやカーリー・レイ・ジェプセン、ワンダイレクション、テイラー・スウィフト、ケイティ・ペリー、ブルーノ・マーズ辺りより魅力的だわ(笑)
そして「月とサヨウナラ」のRoyal Mirrorball Mixに至っては、ニューヨークファンクに傾倒していた頃の角松敏生サウンド!ブリブリのチョッパーとグルーヴィなホーンの組み合わせが涙モノです。




今年のマイベストの一角は早くも決まったも同然かと。

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YouTube: 東京女子流 2013.1.30発売 3rdアルバム「約束」プロモーション映像


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