日本グルーヴチューン振興会

ジャンク フジヤマ「シェダル」

早くも1月の終わり・・・・・年々、時間経過が早く感じられる様になってしまった
更新が滞っている間にもう今年の12分の1が(苦笑)




さて、冬の真っ盛りですが、今日の1枚はとても爽やかな作品。




ジャンク フジヤマ
「シェダル」
2012/1/23リリース
ビクターエンタテイメント
VICL 36746
Shedalu 10年代のシティポップを担うジャンクくん、メジャー第3弾シングルです。
今回も永井博氏のイラストジャケが素晴らしくて。
絵から音楽が想像できる様な仕上がりです。



タイトルチューンは、知野芳彦が作・編曲を手掛けたシンプルな8ビートポップ。
今までと違って、多数のミュージシャンを使わず、シティポップ色も薄め。
しかし、その分メロディとヴォーカルが際立つ。
ジャンクくんの“歌”の押し出しの強さと、それでいて押しつけがましくない感じが良く出ている。



しかし、カップリングの3曲については本当に私好みというか、何というか(笑)



「魅惑の唇」に関しては、もうクレジットだけでテンション上がる。
ギターの今剛、鍵盤とアレンジの井上鑑、パーカッションの斉藤ノブという、伝説のフュージョンバンド“パラシュート”勢に加え、ドラムが村上“ポンタ”秀一師匠、ベースは吉田美奈子のバックでお馴染みの岡沢章という布陣・・・・・・・・・豪華過ぎる
複雑に絡み合うリズムセクションが、キャッチーなサビメロと溶け合う絶品ですが、このオケを一発録りしたってのはホント?
恐るべきメンバーだなぁ(笑)
そんな彼らをやる気にさせるジャンクくんの歌ってホントに今の時代にこそ必要なモンなんだなと、改めて思う。



そして、恒例のライヴヴァージョンの収録は、カヴァー2曲。
鈴木茂の名シティグルーヴ「砂の女」と、ニール・セダカによる70年代アメリカンポップの金字塔「Laughter In The Rain」という、これまたツボに入る楽曲を持ってきた。
「砂の女」は、少し掠れ気味のファルセットが粘りながらうねり、バックの演奏とあいまって強烈なグルーヴを放つ。特に天野氏のギターが素晴らしいです。
「Laughter In The Rain」は、ジャンクくんが大好きだとMCでも語っているとおり、思い入れが感じられて、素晴らしいメロディが伝わります。ソフィスティケイトされた演奏も秀逸。



彼がインタヴューで言っていた“人のなかで作らないと、人に伝わる音楽ができないんじゃないかと思う。打ち込みで作ったものばかり聴いていると、聴く側の耳がどんどん退化していって、生音かどうかもわからなくなる。人間がぶつかり合うと、こんだけすごいんだぞ!ってことを音楽で伝えたい”という言葉に、本当に頼もしさを感じ嬉しくなります。




こんな音楽が、もっともっと普通に世の中に溢れていればと願わずにはいられません。



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YouTube: ジャンク フジヤマ/「シェダル」 MUSIC CLIP (80sec. Ver)


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