今日のレヴューは遅きに失した感アリアリ(苦笑)
SMAPの「Yes we are」や「DaDaDaDa」を作ったことでも知られる彼の作品です。
『さかいゆうといっしょ』
2015/2/4リリース
アリオラ(ソニーミュージック)
AUCL 175~6
また、例によって自分の筆力不足で、この作品の魅力は書き切れないと思ってたから手をつけられずにいたんだけど、リリースされてからというもの週の半分以上の睡眠時BGMはこのアルバムでした。
それくらい気持ち良くて何度聴いても飽きない一枚。
もっともっと評価されて然るべきヴォーカリスト&コンポーザーである、さかいゆう君が色んなミュージシャンとコラボした作品を集めたアルバムで、ワークス・ベスト的側面も感じられる。
実際のところ、彼のCDは1、2枚しか持ってないので、熱心に追ってる訳ではないんだけど、テレビとかに出てると気になって見ちゃうし、ラジオとかでかかってると聴き入ってしまう。
ソングライターとしても、サウンドクリエイターとしても才能溢れる人だけれど、何よりも素晴らしいのはヴォーカルの魅力。“レジーのブログ”でも書かれていて非常に腑に落ちたんだけど、スキルが高いのに自分に酔い過ぎてない上に声質が良い、という実に私好みな歌い手なのです。
7曲目の「LOVE & LIVE LETTER」(福耳)を聴いてると思うんだけど、とにかくさかいゆう以外の声が過剰な陶酔感で鬱陶しいコトがあるんですよ(苦笑)多分、今のオフィスオーガスタで私が唯一好きな歌い手が、さかいゆう君なんだろうな(笑)
あ、収録楽曲は以下の様になっております。
01. SHIBUYA NIGHT(featuring TOMOYASU TAKEUCHI)
02. 生まれてきてありがとう feat.さかいゆう(KREVA)
03. 記念日 feat.さかいゆう(マボロシ)
04. ピアノとギターと愛の詩(大橋卓弥)
05. シロクジ feat.さかいゆう(KOHEI JAPAN)
06. Magic Hour feat.さかいゆう(RHYMESTER)
07. LOVE & LIVE LETTER(福耳)
08. いつもどこでも feat.さかいゆう(冨田ラボ)
09. Hold You feat.Yu Sakai(Ovall)
10. ピエロチック feat.秦基博
11. Life is feat.Emi Meyer
12. 薔薇とローズ feat.Little Glee Monster
13. Mirror feat.お客さん(Audience at さかいゆう 5th Anniversary SPECIAL LIVE)
14. 闇夜のホタル feat.日野皓正
個人的好みで言うと、1曲目の「SHIBUYA NIGHT」がまず素晴らし過ぎて。イントロのピアノからアーバングルーヴ全開。黒っぽさを程よく残しつつクールに仕上げたオトナのシティミュージック。もちろん竹内朋康のギター&Rapも最高です。ラストのピアノは何度聴いてもテンション上がるわ~
竹内朋康繋がりでマボロシの「記念日」も好きです。Mummy-DのRapとさかいゆうの歌の溶け合い加減が絶妙で柔らかいグルーヴが心地良い。更にMummy-D繋がりでRHYMESTERの「Magic Hour」。冒頭、ゆう君のヴォーカルが最高に気持ち良くて好き。
冨田ラボの「いつもどこでも」や、Ovallの「Hold You」は今までも何度も聴いていますが、その安定感と色褪せ無さ加減が凄いなと。
そして、ここからの「ピエロチック」が勢いあってまたテンション上がる。松原秀樹・玉田豊夢・田中義人・森俊之というC.C.KINGを4Rhythmに配し、西村浩二・竹野昌邦・村田陽一という鉄壁ホーンセクションを加えて歌う秦基博とさかいゆう。カッコいいコトこの上ありません。ゆう君のピアノと森さんのオルガンの絡みも大好き。
彼の様な歌い手が、もっともっとマスに広がって欲しい。こんなヴォーカリストを評価する人が増えて欲しい。感情むき出しに自己陶酔してるのに魂が入ってない様な歌い手が跋扈するのは、もうウンザリするんだよ(苦笑)