Ad novam sationem tecum

風のように日々生きられたら

2016.1.10-11 エレファントカシマシ新春ライブ(大阪)感想

2016-01-17 20:25:00 | 日々の徒然



耳をつんざくような
弦の音。

心にぶつかる
重い衝撃。

体全体が
逆さまになりそうなくらいの
爆音。


ツィゴイネルワイゼン。

この曲を
こんな風に聴くことになるとは。

それは
あまりにも
大袈裟すぎるくらいに
明白な
悲しみだった。

嘘だろうってくらいの。

もしかしたら
笑っちゃった人も
いたかもしれない。

でも
きっとこれが
真実なんだ。

悲しみというには
生やさしいくらいの
悲劇。


君は

わかるかい?


そうして
物語の
幕は上がった。


低いギターの音が
暗闇に鳴り響く。

地の底からの
うなり声のような慟哭。


「脱コミュニケーション」

断絶。

そして
慰めるかのように

やさしい歌声が
聞こえた。


夢も

希望も

いつか、な。

そして
また

慟哭。


この物語のプロローグにふさわしい
弦の共鳴が

上がりつつある幕を
一気に切り落とした。

そして

「今はここが真ん中さ!」


「ようこそ!
 エレファントカシマシのコンサートへ!」

いつものように
ライブがスタートする。

そう。
この曲はいつも
始まりの挨拶。

そうやって
一日がはじまるように。

きっと
宮本さんたちは
こうやって
いつもライブを始めて来たんだろう。

何度も何度も。



寂しがりや 今日もメソメソしてるのは誰?

 夢の中の迷路に迷って抜け出せないぞ 


陽気に
自由に歌う宮本さんを見て
私も楽しくなる。

また、
ここに来ることができたことを
本当に嬉しく思った。

エレカシのライブが始まったんだと
思って
胸がドキドキする。


宮本さんが歌う。


 冷静じゃいられないような

 声を聴かせて



そう

もっと
もっと

聴かせて。




1.2.3 そう 今からがショウタイム♪

一気にライブは
スタートした。


それから
これも
きっと
名刺代わりと言ってもいい
エレファントカシマシの代表曲。
「悲しみの果て」

そして
この曲もまた
何度も何度も
歌われてきた曲だったろう。

それは
宮本さんだけじゃなくて

たくさんの人に
それぞれの
人生の中で
歌われてきた曲でもあった。

それぞれの人の
人生。

それぞれの人の
夢。

いろんなことがあって

でも

こうやって
私たちは
ここで
再び会えたんだ。

そんな気持ちに
素直になれて、

大阪初日は
この曲を聴いて
涙があふれてとまらなかった。

そのあと、
カウベルが鳴り響き、

あ、「デーデ」だ
と思った。

あふれた涙は
ひっこんだ。(笑)


金があればいい

金が友達さ

小憎らしい顔をして
宮本さんが歌う。

私は
思わず
笑ってしまう。

そうだね。

そう
思うときもあるよ。


だって
生活していかなくちゃ
ならねぇ。

それで
いいんじゃないかな

なんだか
すっきりした気持ちに
なる。

この曲が
皮肉でもなんでも
いい。

だって
生活するのにお金は必要だものね。

お金ばっかりの人は
いやだけど

でも、愛する人を
好きでいられるだけのお金は
必要ですよ。

あなたはどう?

私は
それでいいと思ってるけど。


福岡のライブのときは
もう弾けまくったけど

この日は少しおとなしめに。(笑)

うんうん
としたり顔でうなずきながら
聞いてみました。

だって
新春ライブだから。←


そして
「彼女は買い物の帰り道」

この曲を歌う前に

宮本さんは
「この曲は、「悪魔のささやき」という
アルバムに入ってまして
女性の気持ちを歌った曲です。」

説明してた。

一日目も
二日目も。

私は
そう言えば
「悪魔のささやき」
ってすごい名前のアルバムだな

関係ないことを思ったりしていた。

あのアルバムは
メフィストフェレスも
出てくるんだよね。

あのときは(も?笑)
いろいろあったなぁ
と思う。

あのアルバムの
最後の曲
「悪魔メフィスト」の曲も
何度もライブで聴いた。

知っていると思うけれど

宮本さんは
こんな風に歌ったんだ。


悪魔メフィストフェレス

どっかにいるのなら

俺をこの世から連れ去って
見せてくれ


まさか
本当に
宮本さんがいなくなるとは
思わなかったけれど。

今だから
笑って話せる話なのか。。。

でもね
そのときそのとき
私たちは
真剣に生きていたなぁ
って
思った。

「彼女は買い物の帰り道」
という曲は
そういうアルバムの中の
一曲で

それを考えると
とても不思議だね。

どうですか?

宮本さん
悪魔はなんて言ってた?

悪魔は
どんな感じだった?

ゲーテの
「ファウスト」で
最後にファウストは言うの

時よとまれ

汝は美しい

って。

そう
だから
「Destiny」という曲は
そこにつながっているのね。

とか
今更ながら思ったりもしていた。

これは
意図的?

偶然?

たぶん
不思議とつながったんじゃないかと
思う。

それが
きっと真理だからだ。


宮本さんは
そうやって
いつの間にか
真実を
歌っている。

「彼女は買い物の帰り道」は

純潔のマルグリートの歌とでも言うような

きよらかな女性の想いが
歌われている。

忍び寄る魔の手。

ストリングスの響きが
切迫感を引き立てる。

でも
誰だって女性は
そんなきよらかな想いを
持っているんだ。

そういう
女性を
日常のふとしたシーン(=買い物)に
描き出した

とてもやさしい曲。

宮本さんの高い声が
とてもきれいで。

愛してる

って
こんな風に
言えたら
いいなと
思う。

そして
きっと

言ったんだろう。


そんなことを
思い出しながら聴いていた。


そして
「あなたへ」

この曲を

ずっと宮本さん自身の
というか

男の人の立場からの
気持ちを歌っていると

私は思っていた。


でも
この曲は
きっと
女の人の立場から
歌ったものなのかもしれないと

気づいたのは

つい
先日の
福岡のライブで
宮本さんが
この曲を歌ったときのことだった。

「花束」
というフレーズがね。

前も
すこし違うかなと
思っていたんだけど。

これは
女の人のほうが
よりしっくりくるのかもしれない。

自分は
一輪の花でいいよ

っていう

あなたを飾る花になろう

って意味なのかな
と。

それは
男の人もそういう気持ちに
なるかもしれないけれども

女の人も
きっとそういう気持ちになることは
あるわけであって。

でも、
私は
この曲を聴いたとき
この無垢な清らかさはね

宮本さんの心そのものだな
って思ったから

男の人の歌だと思いこんでいたのだけど

でも、
もしかしたら

そうやって
想っている女の人の気持ちを
ちゃんとわかってくれているのかな

福岡のライブのとき
ちょっと思ったのだった。

それで
新春ライブのとき
「彼女は買い物の帰り道」のあとに
この曲が歌われたので

やっぱりそうなんじゃないかな
って思った。

宮本さんって
やさしいね。

こんな風に
女性のことを
見てくれるのは

やっぱり
宮本さんが
そういう真っ白な人だからだと
私は思う。

そして
わかりにくい人でも
あるな
と。(笑)

「もしもあなたが今より嘘つきでなかったら」
って
意味

今もわかるようでわからないです。

で、
わからなくていいかな
って
最近思ってる。

でも
私が
宮本さんのこと
好きなのは

わかってくれますか?

そして
わたしは
わたしなので

それは
仕方ないものね。

だから
それでいいかな
って思ってます。


いかん、
また日記風になってきた。

怒られる。


「あなたへ」は
そんな

きれいな心の歌です。

私はそう思う。


そう。

それで
「あなたへ」のあと
私たちは

鏡の国の迷路に
迷いこんでしまうのです。

「TEKUMAKUMAYAKON」

人には
いくつもの顔があって

いくつもの世界がある。

その鏡像と

そして
現実世界と理想の世界

たくさんの世界がミックスして

キラキラと輝いている。

でも
その中で

どの姿が
その人の本当の姿なのか
わからなくなってしまうこともある。

ステージや客席に
鏡の破片のような光が
次々に映し出され

無数の鏡の中に
自分を見出し、

想う人の姿を映し出し

迷い、

壊しては

冷ややかに眺め

そして
また
見入る。


その繰り返し。

その焦燥と冷ややかさ
そして
それでも
一人
つぶやくように声をかける

宮本さんの歌声が

繰り返される
メロディーに乗って
私たちを
揺さぶる。


君も。

君だってそうだろ?


君は

天使?

それとも

悪魔?




この曲を最初に聴いて
すごいと思ったところは

コーラスはすべて宮本さんの声
で重ねられているところだ。

それが幾重にも映し出される鏡像のようでもあり

ライブでは
声の高低で
それを演じ分けているような
見事な歌だった。


それから

「なからん」
では

再び嘆きの歌となる。

沈痛な歌声が
響き渡る。

それは
まるで

すべての鏡が壊された

その破片の上を
歩くかのような

痛々しささえ感じた。

長く
この時間がいつまでも
続くかのように
感じてしまった。


音が低く
沈んだ空気のように
重く漂い。

その場に
自分まで
沈んでしまいそうだった。


「昨日よ」

この曲は
ふと
思い返す歌。

新緑の中
歩いている二人の
幸せな光景。

その場所へ
戻りたくても
戻れない

このフレーズは
「TEKUMAKUMAYAKON」でも
出てくる。

どうしたら
戻れるのか

それでも
戻りたい気持ち。

それは
半ば諦めの感情とともにあって

その宙を漂うような
空虚な歌声が
悲しく心に響いたが

でも
その歌声は素晴らしかった。


「なからん」
「昨日よ」


会場の空気が
沈み

「シナリオどおり」
が始まったとき

みんなが一斉にわっと
活気づいた。

みんな
やっぱり
楽しい気持ちに
なりたい!
って

うずうずしていた。

さぁここから
ちゃぶ台をひっくりかえす
宮本浩次の
そして
エレファントカシマシの
真骨頂!

これはきっと「めんどくせい」
にも
つながる

エレカシの気概みたいな歌だった。

それは
男気というものなのかもしれない。

たぶん、
大阪の二日目だったと思うけれど

宮本さんが
「新春ライブということで
ネクタイをしてまして。。。」
ということを
どこかで言っていて。

私は大阪一日目は
席が後ろのほうだったので
ネクタイに気づかなかったのですけれども
二日目も
舞台が暗い上に
黒シャツに紺のネクタイだったので
ネクタイをしていることに気づかず、

そうだったんだ!
って
言われて気づいたんです。

一日目
あんなに
写真集の宮本さんの
「このネクタイ姿のカッコよさはなんなの?」

ライブが始まる前にニヤニヤしながら見ていたのにも
かかわらずね。(笑)

(よく考えると、ライブ前にそんなことしてるの
 恥ずかしいですね。すみません。)

まぁ
その話は置いておいて。

たしか、
二日目のこの曲のときに
宮本さんは
そのネクタイを投げ捨てまして。(笑)

そして、
そのときの
「シナリオどおり」が
また
カッコよかったのなんのって。

やっぱり、
こうじゃなくちゃね。

とか
思いました。

ここから
なんか振り切れた感じになって
勢いが
ぐんとましたような気がします。


「めんどくせい」もね
二日目が
とても
カッコよかった。

今までで一番な感じがしました。

見事な壊れっぷりで
そして
でも
それが壊れてなくて

すごくカッコよかった。

今までは
なんだか
この曲に煮え切らなさを
どこかしらに感じていたのです。
(すみません。)

そしてその煮え切らなさが
単調な感じにつながっていって
全てが予定通りの
「めんどくささ」になってしまっていて
それが
エレカシらしくもないし
なんだか「うーん」って思ってしまってた。

でも
大阪二日目の
あの歌と演奏!!

ギターも
何も考えていないくらいの勢いで
ジャカジャカ鳴らしていて
でも
それがとても見事に調和していて
とてもカッコよかったです。

さすが
宮本浩次、
さすが
エレカシ
という感じでした。

書いている感想の
曲の順番が
段々
飛び飛びになってきましたけれども
まぁ
ご容赦ください。

この「シナリオどおり」を受け、
次の「永遠の旅人」も

会場の熱気が上昇し、

手を振り上げている人が多かったな
と思った。

「行くぜ」
っていう
当たり前のこと。

でも、
そう思えるまでに
いろんな葛藤とか
いろんな悩みとかを抱えて

大袈裟すぎるくらいの
大きな荷物を抱えて

人は歩いていて。

それを
自分の生き様を見せるように
歌で体現してくれて

当たり前に
「行くぜ」って言ってくれる
宮本さんのような人を
本当に素敵だな
と思った。

みんな
これでいいよね
って
肯定されたような気がした。

それが
この場所だけでも

今日だけでも
いいような気がした。

そして
それってすごく大切なことだな
って改めて思えたんです。

だって
その日を信じて
またがんばれるからね。

たぶん、この先も
いやなことだって
つらいことだって
たくさんあると思うし、
でも、
また宮本さんの歌を聴きにきて
エレカシの音楽を聴いて

やっぱりそうだよねって
思えるから。

間違ってないよね
って思えるから。

だから
本当に
ありがとうって言いたい
気持ちになった。

このあとの
「愛すべき今日」がね
また
素晴らしかった。

もう
これからも

いつ聴いても
素晴らしいと思う。

アルバムでは
何曲目に入っていただろうか。

そんなに終盤では
なかったと思う。

最後は
「雨の日も風の日も」
で終わっていたから。
(シークレットトラックをのぞく。)

アルバムは
どちらかと言うと

悲しみを抱えたまま
終わるような感じなんだけど

でもね

「愛すべき今日」では
空を見上げる気持ちが
歌われている。


闘いの神よ 人よ高くあれ
ぶざまな日々にキッスを
大空の下 大地の上

少し大げさに 空気でも吸い込んで
見上げれば 輝ける明日が見える

そう
朗々と歌う
宮本さんの歌声は

まさに
いざ飛び立とうとしている
その瞬間であって

その飛びたいという気持ちが
聴いている
私の気持ちとすごく重なって

涙がこぼれた。

それは、

飛びたくても飛べないときの
気持ちも
すごくよくわかるから

なおさらだった。

12月の福岡のライブで
やっとこの曲にも
会えた気がした。

そのときまでに
すみからすみまで
宮本さんの確固たる想いが
ゆきわたっていたこの曲は

きらきらと輝いていた。

そして
新春ライブでは

これからも
ずっとこの曲に会えるし

いつでも一緒だと
思った。

これから
きっと
たくさんの人の心の中で
宮本さんが歌うこの曲が

自分の日々とともに
歌われるだろうと思った。

そのことが
なんだか
自分のことのように
嬉しかった。

この曲の後、

大阪二日目では
シークレットトラックとなった曲が
演奏された。

宮本さんは
「55番目の曲」
と紹介した。

心なしか
今日のこの曲は

なんとなく
嬉しそうな感じがした。

一人
武蔵野を歩く
宮本さんの姿を
思い描いた。

弾き語りで
アコギを弾きながら歌う
宮本さんの姿は

まさにそのものだった。


結局
人は
一人なのかもしれない。

でも、
歌を歌っている宮本さんは
きっと
誰かとつながっている。

私は
そんな宮本さんを思い浮かべて
心の中で
一緒に歌うことで

きっと
宮本さんとつながっていると
思った。


ずっと
知りたかった。

いなくなってしまった
宮本さんが
どんな風に
その日々を過ごしていたのか。


宮本さんは
ずっと一人だったのか。

私は
ずっと一人だったのか。


だから
やっと
そのときの宮本さんに
会えた気がした。


宮本さんも
私も

ずっと一人だったけど
一人じゃなかった。

きっと
ずっと
つながっていた。

それがわかって
本当に
よかった。

むしろ

宮本さんが
復帰してから
また本格的にライブ活動を始めるまでの間が

もしかしたら
ずっと一人だったのかもしれない。

いろんなことがあって。

でも
いろんなことがあったからこそ

今こうやって
いろんなことを信じることが
できている。

だから
これからも

ずっと信じられる。

私は
そう思う。

自分は一人だ。

一人だ
って
わかったとき

大切なものが何か
わかる。

真実が見える。

そんな感じだったのかも
しれない。

「曙光」

一人立つ。

朝の光の中。

それは、
全てを失っても

それでも
失われることのない
自分の中に巡る血。

肉体。

心の炎。

赤の世界。


そして、
「Under the sky」

全てを包み込む
夜の闇。

一人
静かに溶けてゆく
心。

心の影。

青の世界。


そんな世界を
何度も繰り返しながら

人は

生きてゆく。


「雨の日も風の日も」


たった一人でも。



そして
その瞬間は
ふいにやってくる。


何かが整い
何かが狂って

その瞬間は
やってくる。

「3210」


美しい調和が
少し


乱れたような気がした。



「RAINBOW」



暮れ行く街の

ざわめきの中に立って




落ちていった。





そして

その瞬間


自分を取り戻した。




葛藤
迷い
喜び
悲しみ

あらゆる自我

それは

かつて
「悪魔メフィスト」で

彼が歌った

全ての事象だったかもしれない。


光 闇 縦横上下 空 大地 裏表 陰陽
月 太陽 俺 お前

本屋 公園 友達 労働 休息 携帯 テレビ
パソコン 

ギター 車 タバコ 恋人
メシ 水 風 空 木々 街 人 俺

春の足音、通り行く車、駅前の賑わい
交わる思い出、よく通う本屋

ろくでなしフリーダム、拡がる青空


全てを
破壊して

全てが
破壊されて

そのいくつもの
世界の破片に傷つきながら

彼が見たものを

全て
私は
見たと思う。

見せてもらったと思う。


七色のひかり。

そこに映し出される
真実。


君の本当の姿。


そして
世界は
再構築されたんだ。


目の前で
崩れ落ちたものが

再び
目の前に見事に
現れた。

そして
そこに
大きな翼をまとった

君がいた。


それは
とても美しかったんだ。



ファウストは
時よとまれ、汝は美しい

と言って
死んだけれど。


それは
ゲーテが描いた世界の物語であって

ひとつの真実でもあったけれど。


私たちの目の前には
現実の世界と

それぞれが持つ
果敢なくも
果てしない世界があって。


時は
続いてゆく。


現実世界は
刻々と時を刻んでゆく。

私たちは
人間だから。

でも、
私たちは

いつだって
空を飛ぶことができる。

きっと。



君だって
天使だったし

君だって
悪魔だったんだ。



君は
私のこと

どう思ってるの?


君は
君のこと

どう思ってるの?

私は
私のこと
どう思ってるの?


答えは
出たかな?

ほんとうは
最初から
わかってるの。

どうにもならないくらい。

だから

少しは
私のこと

信じてね。


私は

あなたのことを


愛してる。



それが

悪魔のささやき
だとしても


それが

私だから。



君が望むなら


私は

あなたの

天使にも

悪魔にも

なれる。







    *     *      *






悪魔メフィストフェレス

どっかにいるのなら

俺をこの世から連れ去って
見せてくれ


円を描く犬と変じたお前にまたがって

毒喰らう罠さえ俺は甘んじて受けよう


悪魔メフィストフェレス

俺はこの街の男

涙にむせぶ

人生の機微にふれた人情自慢



人類史上未だ空さえ飛べない俺と

未来以上の未来 旅して共に果てよう






      *      *     *




空を高く飛ぶ
あなたと

未来以上の未来を
旅して

共に果てよう。





エレファントカシマシ

新春ライブ 大阪編
(結局第一部だけになってしまった)
感想までに。