Ad novam sationem tecum

風のように日々生きられたら

ロマンと現実は一致する。

2010-05-11 01:12:45 | 日々の徒然
今日は、4/30に発売された「JAPAN」の感想を
書こうと思っています

その前に

TFMのサイトの、杉崎さんのブログに、
昨日の番組に関する記事が、
upされていました

また、写真もされていて、
きゃー
って感じです。

  杉崎さんのブログ→コチラ

私、ブログの写真を見ていて気づきましたが、
宮本さんのシャツの文字、
FIGHTING MANじゃなくて、
ELEPHANT KASHIMASHIでしたね

間違ってました。
すみません。。。。

どこを見て、そう思ったのか・・・・

おそらく、
このシャツを着た宮本さんが、
新春ライブ(東京二日目)の「待つ男」を歌われたときの
印象が強くて。

大阪のときは、「待つ男」は、
FIGHTING MANのシャツを着て歌われたから、
頭が混乱しましたね、たぶん。。。

スミマセンでした

うう。

で、杉崎さんのブログに戻って

やっぱり、昨日、
自分のブログをなるべく簡潔にっ

と思って、
一番印象に残ったことを書こう
と、

「幸せよ、この指にとまれ」
のことを書いたのですが、

やっぱり、
まだまだ書き足りないことが多いな~、
なんて思いました。

「赤き空よ!」
のこととかも書きたかったし、

母の日のことも書きたかったのですが。。。。

でも、
やっぱり、調子に乗って、
長くは書けそうになかったので・・・

まぁ、でも、
また、別のときに、
たくさん書こうっ


*****************************************

さてさて、
やっと「JAPAN」の感想に入ります。

今回も、山崎さんと宮本さんの
しっかりとした、言葉のやりとりを
とても、興味深く読みました。

言葉のひとつ、ひとつを
丁寧に紡いで織りなすような、
インタビュー。

まず、
写真の、
遠くを見つめる、
宮本さんの姿が、
目を惹きました。

雨の中、
傘を持ち、
一人、佇む宮本さんの姿も。

宮本さんが、佇む
その場所も。


胸がきゅっとなるくらいの
せつなさがありました。


“コンスタントに出し続けることは、すごいこと”

エレカシを、
宮本さんを見ていて、
本当にすごいなぁ、と思うところです。

ずっと、作品を作り続ける。

しかも、
出す作品は、
自分の納得する作品でなければならない。


そして、それが、
いろんな人に評価されてしまう。

評価されなければ、ならない。

そういう世界で、
ずっと、勝負し続ける。

私なんかの想像を遥かにこえていますが、
わかることは、
それが、並大抵のことではないのだということ。

それを、20年やってこられて・・・・。


ただ、ただ、
すごいなぁ、と思います。

それで、なお

これからも、やっていきたい。


評価されるのは、嬉しいこと。

と、おっしゃる宮本さん。。。。


そして、

その、
新たな第一歩を踏み出すための作品が、

「幸せよ、この指にとまれ」

「赤き空よ!」

であるということ。

よくわかりました。

そして、

また、
始めようとするとき、

宮本さんが、

“4人で”

と、思われたということ。

それは、
4人だけでやっていく、

ということとは、
また違って、

“エレファントカシマシ4人が元気であるほうが、
関わる人達はよりいいんじゃないか”

ということで。

ここ一、ニ年、

4人を核に、
エレカシをパワーアップさせるために、
新しい仲間を増やして、

“大きなエレファントカシマシ”として、
音楽に向き合ってきたのを、

ここで、
さらに、核となる4人自体のパワーアップさせ、

そして、
この4人という核で、
どこまでやれるか、

ということに、
再びチャレンジしようとされているのかな、
と思いました。

今度は、
“エレファントカシマシ”自体がパワーアップするんじゃないかな、
と。

それぐらい、
宮本さんは、
今、
メンバーのことを、
音楽的にも
すごく、信頼していらっしゃるのじゃないかな、
と思いました。

これからが、
また、

エレファントカシマシの
新しいステージなんだと、

わくわくするような、
宮本さんの想いを感じました。

ここまでの考えに辿り着くまでに、

宮本さんは、
きっと、いろんなことを日々考えてこられたのだろうと、
思います。

メンバーのことは、
たぶん、
宮本さんをはじめ、
メンバー自身が一番よくわかっていることだから。

だから、
それが、今、
エレカシをよりパワーアップさせるための
一番の可能性なんだろうなぁ、と思います。

それにしても、
宮本さんの頭の中では、

一体、
どんな音楽が流れているのだろう???

と、思います。

宮本さんの頭の中で鳴っている音楽を、
再現するために、

思うようにいかないとき、
どれだけ歯がゆい思いをしてこられたのだろうなぁ、
と思います。

バンドでやる、
ということ以上に、

まずは、
宮本さんの頭の中で、
鳴っている音楽を、

どうやったら、形にして、
再現できるのか
という試行錯誤を、
今まで、ずっとやってこられて、

その方法の中で、

“4人でやる”
という方法が、

今、一番の候補にあがった、

それは、
本当にすごいことだと思いました。


自分の頭の中にあるものを、
そのイメージどおりに、

最高の状態で、
なんとか形にしたい、
と願う。

そう思う人は、誰でも、

そのより良い形を、
求めて、

一生かかって、
それをやり遂げるし。

もしかしたら、
一生かかっても
やり遂げられない人も、
中にはいるかもしれない。


より良い形を求めて、

そのために、
ありとあらゆる、
方法を模索し続ける。

それだけでも、
困難な作業でしょう。

そして、
宮本さんには、
宮本さんの頭の中で鳴っている音楽を
形にしたいという想いがあって。

それを実現するためには、
仲間が必要で。

その仲間が、
目の前にいる。

その仲間は、
20年以上、ずっと、
宮本さんが、人として信頼し、
音楽をともにやってきたき人物で。

その仲間に、
宮本さんの頭の中で鳴っている音楽を
形にするということまで、
託すことができると、

今なら、
そう、思える。

宮本さんのロマンと、
現実が一致した。

それは、
すごいことだと思えました。

「自分の頭の中で奏でている音を形にするって、
 俺、不可能だって思うんだな。」

「むしろ、現実もロマンなんですね。
 『バンドでいい音を出す』っていうのは、
 ある種、幻想に近いんだけどね。
 ところがね。今だったらできるんじゃないかって
 気がするんですよ。」

「技術とか望むものじゃないんだよ。
 そんなことよりも大事なことがあるって気付いたの。
 それの方が、むしろロマンですよ。
 それを4人でやるほうが、実は難しい」

20年来の仲間に、

ついこの間までは、
“これ以上の音をこの仲間で鳴らすのは無理”
とまで、断言した仲間に、

宮本さんの頭の中で鳴っている音を鳴らす、
というロマンを託すということ自体が、
ロマンなのかもしれなくて、

宮本さんのおっしゃる、
“現実もロマン”というのは、
そういうことなのかな、と思いました。

やっぱり、そこには、
せつなさがあるんじゃないかな、
と思ったりもしました。

いろんなものと出会い、別れ、
なにかを諦めたり、捨てたり、失ったり
でも、その代わりに、
新たに手に入れたものもあって、

これまでの20年という月日と、
それに続く、今があって。

そして、今。

宮本さんが、音楽ということを考えたときに、
20年ずっと、ともにあった人に全てを託せる。

一番、変わらなかったものに、
全てを託せるということ。

もちろん、
ともにありながら、
ともになかった時期もあっただろうけれど、

そして、これからも
そういうことが繰り返されるのかもしれないけれど。

ずっと、一緒にいた仲間に
全てを託せるということは、

それは、とても素敵なことなんじゃないかと思いました。

そういう風に考えると、
それ以外の、
今までの失ったり、別れたりしたことにも、

やっぱり意味があるって思えます。

「幸せよ、この指にとまれ」

「赤き空よ!」という曲が、

その時期に完成した、
というのは、

やはり、納得のいくことでした。


バンド回帰への想いで、
また、
新たなスタート地点に立ったエレカシ。

でも、それは、

物事が、
一区切りついて、
また、一歩踏み出す、
ということ。

そうやって、
また、音楽と向き合って、
新しい可能性を信じて、

新しい想いをもって、

また、一歩踏み出す。

歩き出す。

何もない時期にも
今できる可能性を見つけて、
精一杯やる、ということ。

バンドで、4人で一生懸命やる。

4人の音楽の可能性を
最大限まで引き伸ばして、
パワーアップする。

コンサートで、一生懸命やる。

ファンの人達に向けて、
一生懸命やる。

それが、
エレカシの、
宮本さんの、

“普通にやる”ということなんだということが、
しみじみと伝わりました。

それは、
これからも、ずっと変わらなくて。

そうやって、
宮本さんは、

自分の頭の中で鳴っている音を形にするため、

より良い形に近づけるため、

精一杯、音楽と向き合って、

作品を作り続けていくんだなぁ、
と思いました。


そうやって、

真っ直ぐ、前を見て、

昨日の自分を追い越して。


遠くへ、

もっと、もっと遠くへ。

宮本さんのインタビューを読んで、
「幸せよ、この指にとまれ」の
言葉の、ひとつ、ひとつに込められた想いが、
より、わかったような気がしました。

宮本さんの周りには、

いつも、

新しくて、
同じ風が吹いている。

新しい一歩を踏み出す度に。

“普通にやる”ということは、
“普通に”精一杯、生きていくということでもあって、

生きている、全ての人にも
あてはまることなんだと思いました。

私の周りにも、
新しくて同じ風が

きっと吹いています。

一歩踏み出すたびに。

季節が巡るたびに、
吹いています。

そうやって、
繰り返し、繰り返し、
季節が巡るたびに、

新しい風を感じながら、

その中に、

きっと、幸せがあると信じて、
歩いていく。

過去の失ったものを取り戻せるくらいの幸せが、
そこには、きっとあると、

そう、信じて。


Oh! プリーズ 風にまぎれている
幸せよ この指にとまれ

このフレーズとメロディーが
最初にあったというお話。


そういえば、
新春ライブのとき、

このフレーズがとても印象に残っていて、

繰り返し頭の中で流れていたなぁ、
ということを思い出しました

やっぱり、素敵なフレーズですね

「JAPAN」でのインタビューで、
「幸せよ、この指にとまれ」
ができたときの、

宮本さんの想いを辿ることができて、
良かったと思いました

素敵なインタビューをありがとうございました

さすが、宮本さんと山崎さんの
コンビによるインタビューだと思いました。

愛があふれておりました


いろいろと思ったことは、
まだ、いくつかあるのですが、
ここまでで、
かなり長くなってしまったので

それは、また別の機会に書きます

というわけで、
「JAPAN」の
宮本さんのインタビューの感想でした

   RO69サイトに紹介もありましたね→コチラ

「JAPAN」の裏表紙(奥付)のCDジャケット写真も素敵でした

それから、
大好きな白シャツ警部に関しては、
また、日を改めて

こんな時間になっちゃいましたし、
コメント欄のリコメだけ、
まだ、できておりませんが、

こちらも、また日を改めて。。。

申し訳ありません

明日(すでに今日)は、いよいよ
「幸せよ、この指にとまれ」/ 「赤き空よ!」
を、フラゲして参ります

新春ライブの音源も楽しみであります

では、遅くなりましたが、
本日も愛を込めて


おやすみなさい  



また、明日