Ad novam sationem tecum

風のように日々生きられたら

JAPAN JAM 2011 感想 ⑦

2011-05-19 06:59:04 | 日々の徒然

「ゴクロウサン」が
勢いよく終わり、


ふっと、静かになった。

宮本さんが、
少し黙って、

ステージ上のメンバーが
そんな宮本さんを
見つめた。

一呼吸置いて、
宮本さんが、
話し出した。

「今日は、すげぇ人を紹介します。
俺は、リハをして・・・本当に、すげぇ人です。」

そう、宮本さんが
話し始めたとき、

いよいよなんだ、
と思った。

この一瞬の間は、
宮本さんをはじめ、

ステージ上のみんなの
気迫が、一瞬引き締まった瞬間だったのだ。

それが、
会場にも伝わった。

みんなのドキドキが
会場中に広がって行くのがわかった。

憧れの人との競演。

どんな感じなのだろう。

私は、宮本さんや
メンバーの気持ちを想像してみる。


私も、
ドキドキした。

きっと底なしに
嬉しいのだろうと思った。

宮本さんは、もちろん
ステージ上のみんなは、

石くんも、


トミさんも

成ちゃんも、

それから、

蔦谷さんや

昼海さんまで

みんな
とっても、笑顔だったから。


そして、

そんなステージ上の6人を見る
会場の人たちも

みんな笑顔だったに違いないと
思う。

そんな、
あたたかで
幸せで

そして、
ドキドキな雰囲気が

会場を満たしていた。



これからはじまるライブは、
とても
楽しいものに違いないと
思った。

楽しくないわけがない。

宮本さんは、
CHABOさんや
泉谷さんと

どんな歌を歌うのだろう。

エレカシは、どんな演奏をするのだろう。

どんな表情を見せてくれるのだろう。


どんな楽しい瞬間を見せてくれるのだろう。


期待で胸がいっぱいになる。


私は、きっと、
知らない曲ばかりかもしれない。

けれど、
宮本さんが、
教えてくれる。

宮本さんの憧れの人の歌を。

私が知らない、その人の歌を、

私は、
宮本さんの歌声で
最初に知る。

それも、また

とても素敵なことだと
思った。


ついに、
そのときがきた。

宮本さんが、
言った。

「紹介させてください。。。

仲井戸麗市 CHABO  」

ひときわ、声高く言った


CHABOさん

みんながステージ上を
注視する

CHABOさんは、
ステージ上に・・・

いない

宮本さんは、

紹介したときと
同じ声の高さで

叫ぶ。


「・・・・何処から

宮本さんは、
CHABOさんがどこから登場するのか

わからなかったようだった。。。。

ふふ

なって、

会場の空気が
少しゆるんだ。

私の緊張感も
少しゆるんだ。


なんだか、
私はほっとして、

そうだった。

そんなに緊張しなくて
いいんだ、
と思い直しました。

宮本さんは、
やっぱり、

楽しかった


去年のJAPAN JAMを思い出した。

そうだった。

きっと、
これからの時間、
頬がゆるみっぱなしかもしれない
と思った


そして、
一呼吸置いて、

CHABOさんが
悠々と登場し

会場に歓声が上がった

それを迎える
ステージ上のメンバーの表情は
本当に嬉しそうだった。

宮本さんは、照れくさそうに
CHABOさんを迎えた。

石くんや、

トミさんや、

成ちゃんは

とても、
いい笑顔だった。

そして、
蔦谷さんや、

昼海さんは、

すこし、見守るように
あたたかくその光景を見ていた。

やわらかな
瞬間だった。

CHABOさんは、

紹介のあと、
すぐに

やさしく、
穏やかな表情で
ギターを演奏する準備をして、

それに促されるように
エレカシのメンバーも
最初の曲へとむかった。

CHABOさんは、
やっぱり、
先生みたいだと思った。

最初の曲が始まった。

会場に、この曲か!
という反応が広がる。

一気に、楽しげな雰囲気に。

私は、
この曲は、聴いたことがなかった。

とても、楽しそうに、
宮本さんは歌い始めた。


そんな宮本さんの姿を見て、
私も、なんだか
楽しくなる。

どんな曲だろう、
と、
思う間もなく、

宮本さんの、言葉が
私に呼びかけた。


「何を警戒しているの? 
 
 Baby Baby

 おかしいよ
 そんな心配 」

 
私は、はっとした。

「そんな目をしないで」



私は、

このセッションで
どんな曲が歌われ、

演奏されるのか、

どんな風に
宮本さんが歌い、

エレカシが曲を演奏するのか

その姿を見よう。

その雰囲気を味わわせてもらって
帰ろう。


宮本さんや石くんや、

トミさんや、成ちゃんの

昔から今に続く想いを共有させてもらおう。

そういう風に
考えていた。

けれど。

宮本さんの歌声は、

直接、私の心に語りかけてきた。

その歌声が、

私に直接響く。

宮本さんは、

今、歌っていた。

この場で、
この歌を聴く全ての人に。

私に。

今、歌っている、
と思った。



そうだよな。

と思った。

宮本さんが歌を歌うとき、

その歌には、
宮本さんの想いが込められていた。

しっかりと、
届けたい、

宮本さんの想いが。

だから、
宮本さんが、

この曲を選び、
この場所で、

このときに歌う

そこに、

今、宮本さんが歌い
届けたい想いがあるのだと

改めて思った。


そして、

この日の
このライブには、

その歌に込められた

先人の想いと

その人への敬愛の意とともに

宮本さんは、

本当に
心の底から

心を込めて歌を歌っているのだと思った。


歌に込められた想いを
自分の中で昇華し、

自分の心に取り込んで

自分なりに誠心誠意歌うことが


その歌を作った人、

その歌に想いを込めた人、

その歌を歌い続けた人、

その歌を演奏し続けてきた人への

最大の敬意なのだと
私は、感じた。

それが、
歌の想いをつなぐということにも
なるのかな、
と思った。

だから、
宮本さんは、

今、

歌う。

今、
この場所で、

ここにいる人へ。

この歌を作った人の
想いをつなぎながら、

宮本さんの
精一杯の想いを込めて、

今、

ここで歌っているのだと

思った。

宮本さんの歌声を聴きながら、

いつの間にか、

私は、

いつものように、
宮本さんの歌を

自分の心で受けとめる、

いつもの私になっていた。



「何にも悪い事してないぜ
 
 おかしいよ そんな歩き方」

宮本さんは、

楽しげに、

そして、

やさしく歌う。

私は、素直に
自分のことを

振り返っていた。


私は、
前向きになりたいといいながら、

ちょっと、

後ろ向きになっていたかもしれない。

素直に
なれてなかったかな、

って思いました。


それから、

続く、
言葉のひとつ、ひとつ。

私は、
驚きつつも、

その言葉のひとつ、ひとつを

しっかりと
受け止めていた。


それは、

宮本さんからの
答えなのだと

思った。


楽しそうに、会場のみんなが
踊っていた。

その雰囲気の中、
私は、

宮本さんの姿を見つめた。


宮本さんも、また、

楽しそうに歌っていた。

その姿が、

とても頼もしく思えた。

とっても、

カッコよかった。


宮本さんは、

そのあと、

おどけたように、
手錠をかけられるしぐさをしながら、

歌った。


「ほら 両腕を差し出すよ
 新しいダンスを踊ろう

 この腕を縛り上げられるのは

 Oh Baby おまえだけさ 」


そんな宮本さんを見るのは、
初めてだった。


そして、その宮本さんの姿が、

そう、

すごく、

すごく、


男らしかった。


この歌を作った人は、

本当に素敵な人だったんだろうと
思った。


男の人の、

やさしくて、

強い思いで

あふれた歌だったから。


宮本さんは、

いつも以上に、

素敵だった。

とっても、

とっても
男らしくて、

かっこよかった。


かなり、
泣きそうになりました。

そして、

そんな宮本さんの姿を見て、

私の気持ちも、
とても
強くなった気がしました。


大丈夫。

これからも、
大丈夫だと、

思いました。


「絶対捕まらないぜ

 Baby Baby

 オレのダチを痛めつけた奴らには」


宮本さんは、
楽しそうに歌っていて、

エレカシのみんなも
すごく楽しそうに演奏していて、

本当に楽しい気持ちになりました。

これから、

どんなときも、

どんなことにも、

楽しめるんじゃないかという気持ちに
なりました。

どんなことも乗り切れる、
と思いました。

気づくと、

会場はすごく楽しそうに盛り上がっていて

私は、その中に加えてもらった気持ちになって、

嬉しかった。


CHABOさんが、

手招きして、

石くんは、とっても嬉しそうに
ギターを弾いていて。

宮本さんも
隣でそれを感じながら

楽しそうに歌っていて、

それを見つめる
成ちゃんや

トミさんも
ニコニコしていて、

それだけで
私も、すごく幸せな気持ちになりました。


宮本さんは、

歌った。



「ほら 両腕を差し出すよ

 どこへでも連れっておくれ

 この腕に手錠をかけられて

 Oh Baby 

 おまえのものになりたい 」


おまえのものになりたい


おまえのものに

・・・・・・

きゃー


ちょっと、

いろんなことを
想像してしまいました。


えっと。。。。。。。

宮本さんの手に

手錠をかけて


えっと

それから。。。。

。。。。。きゃー


みたいな


宮本さんの

その手に

手錠をかけて


そのあとは、



秘密です


あは


宮本さんが、

カッコよすぎて

死にました