Ad novam sationem tecum

風のように日々生きられたら

東京からまんまで宇宙。

2011-10-13 06:36:50 | 日々の徒然


光がゆらゆらと
きらめく。

きらめきの中に
翳があるのか。

翳の中に光が
さすのか。


わからないけれど。


私は
知っている。

光が瞬く
次の瞬間には

暗闇が
待っている。

気をつけないと。


慎重に。


私は、

光をつかまえようとする。


そっと
光に触れ、

あたたかな気配を
感じる。

恍惚とした
その瞬間、

ひらりと
蝶が舞うように

光は消え

目をあけると
あたりは

暗闇になっている。


そこで
私は

はっと気がつく。

慟哭が
聞こえる。

悲しみの

怒りの
想いが

私に
ぶつかる。

私は、

暗闇の底に
しずむ。


ああ。

また
暗闇に

落ちてしまった。

気をつけないと
いけないと

思っていたのに。


私は

後悔する。


しばらくして。


あたかも
暗闇の中で
光を探るように

脅えながら、

でも
わたしは

諦めずに

光を
探しはじめる。




それは、

きっと

あなたも。


あなたも
そうなのだろう。




あたまに来る。

と言いながら

ずっと
待っている。


待って
くれている。


信じている。


信じて
くれている。


帰ってくることを。


また来る春を。


また
さす

光を。


その前に
聴いた曲のように、

全てがうつろいゆく

ぼろぼろになってしまうことを

私たちは

知っている。



知っているからこそ。



ギリギリの想いで

瞬間に全てを
託すことしかできない。

それが
全てだと

わかっているからこそ。




それが叶わなかったとき

その
悲しみと

怒りが
どれほどのものかを

知っているからこそ。



そのことを

十分すぎるくらい

わかっているからこそ。



相手を

自分を


ひどく

ひどく

傷つけても

また

再び

戻ってくる。


そして

また

歩き始める。


またここから
はじまり。



知っているから。


どんなに

怒りをぶつけられても

それと
同じくらいの怒りを

知っているから。


どんなに
悲しみをぶつけられても

それと
同じくらいの悲しみを

知っているから。



ため息ばかりの日々。

悲しみの涙
ばかりの日々。


それでも、

悲しみと

怒りの中に

愛の言葉を
見つける。



私は

どうにも
ならないくらいに


愛している。


あなたを。



だから


ギリギリの想いで

貫いて。


きっと

つながるから。


私も

つなげよう。



また

ここからが

はじまり。