おやすみ はぐれ狼 2019-10-15 16:13:29 | 日々の徒然 もうすぐ 冬になろうかとしている 寒い夜だった。 私は 風の吹きさらす荒原を 裸足で とぼとぼと 歩いていた。 そこに 銀色をした 美しい毛並みの狼が 一匹現れて 言った。 自分を毛皮にして 君を暖めたらいいよ と。 私は 言葉を失った。 * * * * * * その女の子は 産まれてまもなく 竹藪に捨 . . . 本文を読む