大変ご無沙汰しており恐縮です。
こんなに更新していなくて昨日で745名様の閲覧。
流石に申し訳ない!と思いまして重い筆をとりました。
でもこの2週間、いろんなことがありましたね~。
-家電、百貨店、ビール業界にM&Aの嵐、
-信販会社にも貸金業法改正の荒波(楽天、オリコ)
と言っても新味は無く、コメントはまぁいいや、ってことでダラダラ来てしまいました。
そして私は個人的には、東洋経済の最新号の特集「貧困の罠」にもあったように
ワーキングプアーの恐怖に怯え始めております。
森永卓郎は「年収120万円時代」なる本も出版しているようですし。前回作から6割引です。年収が。
書店のベストセラーの売れ筋を見ていますと、ほとほと先行きに希望が持てなくなってしまうほどです。
さて、本題。
本日の日経1面にあった「みすず解体」。
余りの展開の速さに個人的にはサプライズ。
まずは最新の日経記事、その後コメント。
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◆みすず監査法人、実質解体へ・3法人に業務移管◆
大手監査法人のみすず監査法人(旧中央青山)は20日、今年7月をメドに監査業務を
新日本、トーマツ、あずさの3監査法人に移管すると発表した。
監査先企業の不正会計事件が相次ぎ、信用力が低下、監査法人として業務を継続する
ことを事実上、断念した。今3月決算企業などの監査業務は従来通り実施し
監査先への影響を抑えるが、企業側は来期以降の監査法人の変更など対応を迫られる。
都内で会見した片山英木理事長は「社員・職員の全部または一部を移籍させる協議に
入ることで、3監査法人と基本合意した」と述べた。監査を含む全業務が対象となる。
みすずが事実上の解体に踏み切るのは、
「信用が棄損し、監査業務を遂行するには不透明な状態」(片山理事長)に陥った
ためだ。
-------------------------------------------------
(いいかげんなコメント)
・日経公社債情報にも少し書いてありましたが、
やはり日興問題の報告書がトドメを刺してしまったようで・・・・。
私が密かに狙っていた、数年後のあらた監査法人との合併も幻になりそうです。
でも、「あらたみすず監査法人」、見たかったなー。
でも、よくよく考えて見ると、この監査法人、やっぱり名前が良くなかった。
ミスズ(S) (⇒ミスの複数形) ですから。
せめて「ノーミス」とか縁起を担いでほしかった。
お後がよろしいようで。
こんなに更新していなくて昨日で745名様の閲覧。
流石に申し訳ない!と思いまして重い筆をとりました。
でもこの2週間、いろんなことがありましたね~。
-家電、百貨店、ビール業界にM&Aの嵐、
-信販会社にも貸金業法改正の荒波(楽天、オリコ)
と言っても新味は無く、コメントはまぁいいや、ってことでダラダラ来てしまいました。
そして私は個人的には、東洋経済の最新号の特集「貧困の罠」にもあったように
ワーキングプアーの恐怖に怯え始めております。
森永卓郎は「年収120万円時代」なる本も出版しているようですし。前回作から6割引です。年収が。
書店のベストセラーの売れ筋を見ていますと、ほとほと先行きに希望が持てなくなってしまうほどです。
さて、本題。
本日の日経1面にあった「みすず解体」。
余りの展開の速さに個人的にはサプライズ。
まずは最新の日経記事、その後コメント。
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◆みすず監査法人、実質解体へ・3法人に業務移管◆
大手監査法人のみすず監査法人(旧中央青山)は20日、今年7月をメドに監査業務を
新日本、トーマツ、あずさの3監査法人に移管すると発表した。
監査先企業の不正会計事件が相次ぎ、信用力が低下、監査法人として業務を継続する
ことを事実上、断念した。今3月決算企業などの監査業務は従来通り実施し
監査先への影響を抑えるが、企業側は来期以降の監査法人の変更など対応を迫られる。
都内で会見した片山英木理事長は「社員・職員の全部または一部を移籍させる協議に
入ることで、3監査法人と基本合意した」と述べた。監査を含む全業務が対象となる。
みすずが事実上の解体に踏み切るのは、
「信用が棄損し、監査業務を遂行するには不透明な状態」(片山理事長)に陥った
ためだ。
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(いいかげんなコメント)
・日経公社債情報にも少し書いてありましたが、
やはり日興問題の報告書がトドメを刺してしまったようで・・・・。
私が密かに狙っていた、数年後のあらた監査法人との合併も幻になりそうです。
でも、「あらたみすず監査法人」、見たかったなー。
でも、よくよく考えて見ると、この監査法人、やっぱり名前が良くなかった。
ミスズ(S) (⇒ミスの複数形) ですから。
せめて「ノーミス」とか縁起を担いでほしかった。
お後がよろしいようで。
監査法人のクオリティについて
旧中央青山は、一般に旧中央のクオリティは低いと言われていましたので、やっときたかという感じです。もっと低いと言われている新日本は、クライアントが立派な(単に財務的に強固という意味ですが)会社が多く、顕在化するのはまだまだ先なんでしょうね。これは、内部関係者には一般的な共通認識ですし、ピアレビューや監査契約の変更に際し、私自身とてもそう感じます。
ただ、監査業界におけるクオリティの問題は、こんなことをしても根本的な解決にはなりません。世の中がCPA及び制度を責める風潮がありますが、既存の体制では、粉飾の発生件数はそう減少するとも思えません。私が常日頃思っているのは、法的な強制執行権限を有する調査権を持ったCPA(すべて国家管理化におく)か、全ての監査業務をタイムチャージ化するべきだと考えます。上記のようにして初めて、権限に対する罰則を強化できると思いますし、市場からの信頼も得られると思います。また、監査契約の金額が低いままでは、CPAの残業代を支払うことができず、業界としての人材の流出も多くなるばかりです。(同僚たちの中で、監査法人に留まるものは、転職の勇気がないか、能力がない人たちの割合が大きく、一部優秀な方がいるとはいえ、将来的にはあまり期待できる業界ではありません)
よく監査論におけるManagement Advisory Serviceや経営者との信頼ができて、初めて監査ができると言われますが、そんなのは、能力がない昔のいわゆる「先生」の考え方であり、上記の条件さえ担保されるのであれば、スキルのあるCPAにっとてほとんど問題ありません。ManagementもAuditorがガチンコでコミュニケーションする時代、いったいいつくるんでしょうかね。