先週末は総合商社の中間決算説明会に出席しましたが、
既にマスコミ等で報じられているように、
資源・エネルギー高の恩恵もあり非常に好調な決算です。
ただ、ほんの少し気になる点がありましたので
備忘録的に書いておきます。
絶好調期ほど、物事を保守的に見てしまう・・・私は損な性格です。
①配当は連結業績ベースで計算(例:連結純利益の20%)している
ものの、あくまで支払うのは単体。
関係会社や事業投資先からの配当などでの回収をしていかないと、
単体純利益で見た配当性向は100%に達してしまう!ってことに
なりかねません。
各社ともこの点には留意しているので心配はしてませんけど、
単体の財務バランスも少し気をつけて見ないといけないですね。
②資源・エネルギーで潤った大手各社は一律、
米国会計基準に基づき財務諸表を作成しておりますが、
今後一部基準の変更が行われます。
それが、大手各社の有価証券報告書等に記載しております、
米国発生問題委員会によりますEITF第04-6号
「鉱山業における生産時に発生した剥土費用に関する会計処理」です。
このEITF第04-6号は、生産時に発生した剥土(はくど)費用は変動生産費
であり、棚卸資産に配賦すること、すなわち将来における潜在的な利益は
考慮すべきでなく、発生した活動に関連するものである旨規定しております。
要は、発生時に費用処理しなさい、ということでしょう。
この規定は05年12月15日より後に開始される会計年度から適用されますが、
三菱商事は来期から、伊藤忠商事は早期適用するか検討するとの事。
全社利益に与える影響は小さいとは思います。ただセグメント利益が、
資源価格の伸びほどない時には、この規定の影響は少なからずあると
見て良いのではないでしょうか。
既にマスコミ等で報じられているように、
資源・エネルギー高の恩恵もあり非常に好調な決算です。
ただ、ほんの少し気になる点がありましたので
備忘録的に書いておきます。
絶好調期ほど、物事を保守的に見てしまう・・・私は損な性格です。
①配当は連結業績ベースで計算(例:連結純利益の20%)している
ものの、あくまで支払うのは単体。
関係会社や事業投資先からの配当などでの回収をしていかないと、
単体純利益で見た配当性向は100%に達してしまう!ってことに
なりかねません。
各社ともこの点には留意しているので心配はしてませんけど、
単体の財務バランスも少し気をつけて見ないといけないですね。
②資源・エネルギーで潤った大手各社は一律、
米国会計基準に基づき財務諸表を作成しておりますが、
今後一部基準の変更が行われます。
それが、大手各社の有価証券報告書等に記載しております、
米国発生問題委員会によりますEITF第04-6号
「鉱山業における生産時に発生した剥土費用に関する会計処理」です。
このEITF第04-6号は、生産時に発生した剥土(はくど)費用は変動生産費
であり、棚卸資産に配賦すること、すなわち将来における潜在的な利益は
考慮すべきでなく、発生した活動に関連するものである旨規定しております。
要は、発生時に費用処理しなさい、ということでしょう。
この規定は05年12月15日より後に開始される会計年度から適用されますが、
三菱商事は来期から、伊藤忠商事は早期適用するか検討するとの事。
全社利益に与える影響は小さいとは思います。ただセグメント利益が、
資源価格の伸びほどない時には、この規定の影響は少なからずあると
見て良いのではないでしょうか。