モードの演奏って音がスカスカだな!って思っていた人がいると思いますが次の楽譜
でそのことが違って見えてくると思います。参考にしてください。
ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ 』の一部分です。メロディーラインとその下に
ボイッシングされたコード、その下の低音部の「G7」のコードとを比べてみてください。
G7の部分のモードは「Gmixolydian」(Gミクソリディアン)です。スケールの音
「G・A・B・C・D・E・F」によって構成されていることが分かると思います。
これがモード演奏のサウンドです。実際の単音のメロディーの背後にはこのようなサウ
ンドがあるということです。
次にアドリブを書いてみます。
2段目の赤丸部分は対比単位の音でモード的です。
3段目は最後の「D7♭9」に向かってコードを構成しメロディにしたものです。
下の楽譜の2段目はモード的に赤丸部分は対比単位の音でターゲットに向かっています。
3段目は最後の「F」に向けて逆算したコード進行を当てはめています。3段目の2小節
目の最初の「E」音は次の下向きのスケールの対比音です。スケールの最初の音を対比音
にする形は色んな人のアドリブで頻繁に使われます。
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