今回は、ウチサイト今のとこ唯一のファンタジー作品、『鬼伝・鈴姫夜行抄』についてなど、つらつら語らせて頂きたいと思いますが……でも、作品の内容が内容なだけに、あまり深くツッこんだことは言えないかなー的な感もあり……ま、軽くサクッと、端的に、この話に至った馴れ初めキッカケ話から、つらつらいってみたいと思いまする~★(^_^;)
この作品を書き上げたのは、確か菊が大学生の3~4年生頃か…もしくは大学生を終えた少し後…くらいの頃、だったかと思います。――ま、ハタチ前後だったことは確実?(←ウロ憶え。汗)
でも、この物語の“原型”とでも云うべきものは、高校生の時から、アタマの中に持ってました。
忘れもしません、あれは高校へ行くために自転車で登校していた朝のことです。
突然、『鈴姫【すずひめ】』という名前が、菊の脳裏に、まるで閃きのように、浮かんできましたのです。
…登校中の菊が、その前後に何を考えていたかなんて、今となっちゃー全く憶えてはいませんが(汗)
多分、小説とかマンガのことでも、考えていたんでしょうね。その頃は既に“小説を書く”ということを覚えておりましたので、自作品のネタでも練っていたのかもしれません。自転車チャリコリこぎながら。…だから事故るんだよなアタシ(←自転車運転中の車との接触回数過去3回★)
――まあ、なんにせよ。
浮かんできた『鈴姫』という名前に触発されて……それでだんだんと物語の世界が私の頭の中に開けてきたようなワケでございました。
その時の“世界”は……現在もなお、シッカリと菊の脳裏に、存在し続けています。
『鈴姫』。――“姫”と名が付くからには、やっぱり主人公は貴族かそれに並ぶくらいの家柄のお姫様。それなら舞台は日本の中古時代あたりがいいかな? …ってトコから始まって。
当時から何となく自分の中でヒソカにブームになってた“陰陽道”“陰陽師”、…こういったもの絡めて、ばりばりサイキックアクション風味な退魔ファンタジーにしてみようかな。
…ようするに最初は、歴史ファンタジーにするつもりだったんですねアタシ(^_^;)
でも、閃いた当時の菊は所詮高校生の若輩者。
確かに、古代~中古時代は、日本の歴史の中でも私が最も好きで興味を覚えていた時代であることは事実でしたが、いかにファンタジー、いかにフィクションとはいえ、そんな世界を舞台に物語を描くには、あまりにも知識と力量が足りないことは明白で。それは自分でも自覚していました。
それに、やっぱり書くのなら、自分にも誰にも馴染みのある“現代”を舞台にするのが、いいんじゃない? …きっとその方が、読む方としても分かりやすいし、書く側としても書きやすい。
だから設定を作る段階で、無意識に舞台設定を現代にして考えていて。
それから物語を広げていったんですね。
なので、現在の私の頭の中に存在している“世界”は、現代を中心に既に舞台が整っています。――歴史ファンタジーの片鱗なんて、一切ないでやんの(←爆)
そうやって、なんだかんだと設定を考え付いてはこねくり回して楽しんでいたような高校生の菊、だったのですが……“執筆”するまでは、とてもじゃないけど出来なかったワケなんですね。
一応、ノート半分くらいの分量は、書き進めてあったのですが。
それにしたって、…所詮は当時の私が書いたものですから、今にして思い返すだに読めたモンじゃないんですよね(汗)
その当時の私が抱え込んだ世界は、その当時の私では扱いきれなかった、ってコトなんでしょう。
結局は詰まって放置して、ノート半分で止まってしまいました。
“文章”としてのその“世界”は、それで“ジ・エンド”となりました。
でも、私の頭の中にまでは、エンドマークは訪れなかったようでして……以後ずっと私の中に存在し続けてきました。
…なおかつ、それは私の中で確実に広がってきていて。
成長を続ける世界は、様々な物語を生んでくれます。
つまり、この『鬼伝・鈴姫夜行抄』は、そんな“広がった世界”から自然発生的に生まれてきたものなのでした。
この物語の主人公は、新進気鋭の若手カメラマン・光映【みつは】。
彼は、撮影旅行の最中に、ある少女と出逢う。
その少女の名は『すずき』。
兄である『続【つづき】』と呼ばれる少年を従えて光映の前に現れた彼女は、10年間、彼がずっと捜し求めていた少女とソックリだった―――。
人の心に棲まう“魔”を葬ることを宿命付けられた『すずき』。――『鈴姫』の名を持つ少女。
『鈴姫』に傅き傍に仕える者として在る宿命の『続』。
この物語は……ある1匹の“妖魔”と、何も知らない一般人である光映を軸に触れ合う、そんな“既に人では無くなってしまった2人”の、いわばダークサイドファンタジー。――とでも、呼べますでしょうか?
高校生の時の私が考えていたのは、『すずき』がその宿命を負うことになるまでの話、でした。
この話を書いたハタチ前後の私の中の“世界”は、――つまり、“そうなったあとの『すずき』のその後”にまで、広がっていたようなワケだったんですね。
自分の中に1つの物語を抱く…“世界”を創造するということは、楽しいことです。
それは不思議と、創ろうとしなくても…考えることさえしなくても、勝手に広がってゆくもので。―――“ファンタジー”というものは、えてしてそういうものなのかもしれない。“1人歩き”する世界のこと。
フとした時に、それが広がっていることに気付いては……何とも言えない楽しみを感じるのです。
非現実世界を創作する人間にとって、それが“醍醐味”と呼べるものなのかもしれません。
―――私の中に在るこの物語の“世界”は、まだほんの1部分を、皆様にお披露目しただけに過ぎません。
高校生の私が抱き始めた、いまなお広がりゆくこの“世界”を……あますところなく皆様にお披露目できるように、これからも精進いたします所存。
…とはいえ、やっぱりまだまだヒヨッコの私にとっては、扱いかねる“世界”でもあるようで(苦笑)
皆様にお披露目しました『鬼伝・鈴姫夜行抄』にしたって、…やっぱ所詮ハタチそこそこの小娘が書いたモノですから。いま読み返しても「うわー」って赤面して思っちゃうこととか、それこそたくさん、あり過ぎるくらいありますし(滝汗)
たとえば、分量は400字詰め原稿用紙に換算すると100枚そこそこで、長さにすると“中編”と呼べるくらいのものでしかないのに……やたらと章立てが多い、とかね……(←気付いてるなら直せよ…)(←阿呆)
まだまだ、今なお試行錯誤まっ最中デス★
* * *
◎『鬼伝・鈴姫夜行抄』にご興味を持って下さったかたは、コチラからどうぞ。⇒“index”
◎本館サイト、トップへはコチラ。⇒《Daisy Notes*》
この作品を書き上げたのは、確か菊が大学生の3~4年生頃か…もしくは大学生を終えた少し後…くらいの頃、だったかと思います。――ま、ハタチ前後だったことは確実?(←ウロ憶え。汗)
でも、この物語の“原型”とでも云うべきものは、高校生の時から、アタマの中に持ってました。
忘れもしません、あれは高校へ行くために自転車で登校していた朝のことです。
突然、『鈴姫【すずひめ】』という名前が、菊の脳裏に、まるで閃きのように、浮かんできましたのです。
…登校中の菊が、その前後に何を考えていたかなんて、今となっちゃー全く憶えてはいませんが(汗)
多分、小説とかマンガのことでも、考えていたんでしょうね。その頃は既に“小説を書く”ということを覚えておりましたので、自作品のネタでも練っていたのかもしれません。自転車チャリコリこぎながら。…だから事故るんだよなアタシ(←自転車運転中の車との接触回数過去3回★)
――まあ、なんにせよ。
浮かんできた『鈴姫』という名前に触発されて……それでだんだんと物語の世界が私の頭の中に開けてきたようなワケでございました。
その時の“世界”は……現在もなお、シッカリと菊の脳裏に、存在し続けています。
『鈴姫』。――“姫”と名が付くからには、やっぱり主人公は貴族かそれに並ぶくらいの家柄のお姫様。それなら舞台は日本の中古時代あたりがいいかな? …ってトコから始まって。
当時から何となく自分の中でヒソカにブームになってた“陰陽道”“陰陽師”、…こういったもの絡めて、ばりばりサイキックアクション風味な退魔ファンタジーにしてみようかな。
…ようするに最初は、歴史ファンタジーにするつもりだったんですねアタシ(^_^;)
でも、閃いた当時の菊は所詮高校生の若輩者。
確かに、古代~中古時代は、日本の歴史の中でも私が最も好きで興味を覚えていた時代であることは事実でしたが、いかにファンタジー、いかにフィクションとはいえ、そんな世界を舞台に物語を描くには、あまりにも知識と力量が足りないことは明白で。それは自分でも自覚していました。
それに、やっぱり書くのなら、自分にも誰にも馴染みのある“現代”を舞台にするのが、いいんじゃない? …きっとその方が、読む方としても分かりやすいし、書く側としても書きやすい。
だから設定を作る段階で、無意識に舞台設定を現代にして考えていて。
それから物語を広げていったんですね。
なので、現在の私の頭の中に存在している“世界”は、現代を中心に既に舞台が整っています。――歴史ファンタジーの片鱗なんて、一切ないでやんの(←爆)
そうやって、なんだかんだと設定を考え付いてはこねくり回して楽しんでいたような高校生の菊、だったのですが……“執筆”するまでは、とてもじゃないけど出来なかったワケなんですね。
一応、ノート半分くらいの分量は、書き進めてあったのですが。
それにしたって、…所詮は当時の私が書いたものですから、今にして思い返すだに読めたモンじゃないんですよね(汗)
その当時の私が抱え込んだ世界は、その当時の私では扱いきれなかった、ってコトなんでしょう。
結局は詰まって放置して、ノート半分で止まってしまいました。
“文章”としてのその“世界”は、それで“ジ・エンド”となりました。
でも、私の頭の中にまでは、エンドマークは訪れなかったようでして……以後ずっと私の中に存在し続けてきました。
…なおかつ、それは私の中で確実に広がってきていて。
成長を続ける世界は、様々な物語を生んでくれます。
つまり、この『鬼伝・鈴姫夜行抄』は、そんな“広がった世界”から自然発生的に生まれてきたものなのでした。
この物語の主人公は、新進気鋭の若手カメラマン・光映【みつは】。
彼は、撮影旅行の最中に、ある少女と出逢う。
その少女の名は『すずき』。
兄である『続【つづき】』と呼ばれる少年を従えて光映の前に現れた彼女は、10年間、彼がずっと捜し求めていた少女とソックリだった―――。
人の心に棲まう“魔”を葬ることを宿命付けられた『すずき』。――『鈴姫』の名を持つ少女。
『鈴姫』に傅き傍に仕える者として在る宿命の『続』。
この物語は……ある1匹の“妖魔”と、何も知らない一般人である光映を軸に触れ合う、そんな“既に人では無くなってしまった2人”の、いわばダークサイドファンタジー。――とでも、呼べますでしょうか?
高校生の時の私が考えていたのは、『すずき』がその宿命を負うことになるまでの話、でした。
この話を書いたハタチ前後の私の中の“世界”は、――つまり、“そうなったあとの『すずき』のその後”にまで、広がっていたようなワケだったんですね。
自分の中に1つの物語を抱く…“世界”を創造するということは、楽しいことです。
それは不思議と、創ろうとしなくても…考えることさえしなくても、勝手に広がってゆくもので。―――“ファンタジー”というものは、えてしてそういうものなのかもしれない。“1人歩き”する世界のこと。
フとした時に、それが広がっていることに気付いては……何とも言えない楽しみを感じるのです。
非現実世界を創作する人間にとって、それが“醍醐味”と呼べるものなのかもしれません。
―――私の中に在るこの物語の“世界”は、まだほんの1部分を、皆様にお披露目しただけに過ぎません。
高校生の私が抱き始めた、いまなお広がりゆくこの“世界”を……あますところなく皆様にお披露目できるように、これからも精進いたします所存。
…とはいえ、やっぱりまだまだヒヨッコの私にとっては、扱いかねる“世界”でもあるようで(苦笑)
皆様にお披露目しました『鬼伝・鈴姫夜行抄』にしたって、…やっぱ所詮ハタチそこそこの小娘が書いたモノですから。いま読み返しても「うわー」って赤面して思っちゃうこととか、それこそたくさん、あり過ぎるくらいありますし(滝汗)
たとえば、分量は400字詰め原稿用紙に換算すると100枚そこそこで、長さにすると“中編”と呼べるくらいのものでしかないのに……やたらと章立てが多い、とかね……(←気付いてるなら直せよ…)(←阿呆)
まだまだ、今なお試行錯誤まっ最中デス★
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◎『鬼伝・鈴姫夜行抄』にご興味を持って下さったかたは、コチラからどうぞ。⇒“index”
◎本館サイト、トップへはコチラ。⇒《Daisy Notes*》