ペダルプッシャー漫遊記

チャリダーはグルメ、スポーツ、星空観察、写真撮影ポイントを求めて今日もひたすら日本、海外をペダリング。

台湾公道最高地点3,275m登頂 合歓山脈武嶺峰&台湾横断

2017-01-07 | 自転車

年末最後の海外ライドで、台湾公道最高地点(標高3、275m)の合歓山脈武嶺峰山頂に、西ルートの花蓮県太魯閣ルートからチャレンジしてみた。 日本国内公道最高地点よりも1000m近く高い場所だ。

西岸花蓮からスタートし、東岸台中へ台湾を横断

以前チャレンジした台中-埔里-清境農場経由に比べると太魯閣渓谷沿いのコースは素掘りのトンネルが多く、見所満載ですが、太魯閣国家公園入口から20Kmを過ぎると、頂上まで店もなく忍耐の劇坂登りが続く。

https://www.facebook.com/pg/huandao2016/videos/?ref=page_internal

 

 

2,000mほど登ったところで雲海と同じ高さに到達。

平地から見ると上は曇りで、その上の晴れ間から山脈が見える。

春のチャレンジでもそうだったが、このあたりの標高では天気が不安定で視界も悪く、呼吸も苦しくなってくる。

12月は雨期ではないので天気が急変することは少ないそうだが、春に台中側から登った時はちょうど清境農場あたりで急なスコールや雷があり、休憩もそこそこにして早々に宿にチェックインした。

暖かい時期は天気が不安定で、冬は台湾といえど結構寒いので時期を選ぶ自転車行です。

 

冬といえど水分と栄養補給は大事。

このあたりで貴重な体験。(登山者には当たり前かも)

1時間ごとの給水でボトルを開けると、ボトルが膨張しているのでキャップを開けた時に「プシュッ」と音がする。

ソイジョイなどのプロテインバーの袋は風船のようにパンパンにふくれていてビックリ。

 

出発前に立ち寄った台湾MERIDAショップのメカの方が、タイヤの空気圧を低めにしておいた方が良いよ、と言ってくれた意味が漸く分かり納得。

私は普段から低めの空気圧なので85-90psi位に調整。 平地のロード100psiよりだいぶ低めだけれど、台湾公道は舗装されていて石畳みたいな場所はほとんどないので「リムうち」の心配はほとんどない。

雲海を越えてしまえばその上は快晴。 視界も良好。 (合歓山登山道近辺:標高3,000m付近)

しかし、このあたりから15%を超える超劇坂が繰り返すのでつらい。 3,000m登ってきたツケが腰と股にずっしり。

レースでなく、搬送車もない単独行なのでバックパック、大型サドルバッグとドリンクで11kgを抱えながらのヒルクライム。

 

高山病症状もないのになんでこんなに、と思ったけど空気は薄く荷物の負荷は大きい。

 

  

ようやく頂上に到達。 (台中方面へのダウンヒルルートを望む。)

頂上の標識はセルフィーを撮影する一般客で混雑。

ちょうど卒業の時期なので、赤い衣装と角帽をかぶった大卒性ご一行さまで混雑。

この衣装で台湾公道の最高地点に来てお祝いするのだそうだ。

 

良いお年を。



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