ペダルプッシャー漫遊記

チャリダーはグルメ、スポーツ、星空観察、写真撮影ポイントを求めて今日もひたすら日本、海外をペダリング。

中台国境馬租諸島、南竿島、北竿島の壁を登る。

2017-01-07 | 自転車

10Kmの距離で二つの中国が対峙する中台国境海域、馬租諸島南竿島、北竿島でヒルクライムしてきました。

ここは台湾本島から遠く離れ、中国大陸まで10Kmの距離に位置する馬租諸島。

 

晴れた日には南竿、北竿島の西岸から遠く中国本土を望むことができる。

滞在中の日曜日早朝、突然の機銃掃射の音で目が覚めた。

驚いたことに、漁師が漁を休む日曜日の朝6時頃には、南竿港近くに位置する台湾軍が中国本土向けて機銃照射を開始し、島民はマシンガンとキャノン砲の爆音で目を覚ますらしい。

機銃照射のビデオはこちら (朝6時20分頃撮影)

https://www.facebook.com/pg/huandao2016/videos/?ref=page_internal

 

地理的に中台境界に位置するということもあり戦時中重要な要衝であったが、今でも軍事的にはデリケートな場所らしい。 

南竿、北竿島とも全島いたるところに軍事基地や、かつての防空壕が散在し、一部は民間に払い下げられて観光地や醸造所の酒類貯蔵庫として使われている。 この地にいると、大陸中国の「一つの中国」思想は単なる絵空事、夢物語であることをひしひしと感じる。

ここは南竿島

 

 

こちらが北竿島

北竿島は細い島で、山と海とが近接していて、海岸線を除くほとんどの道路は急傾斜なので、バイクでの往来はほとんどみられず、民間車両は軽トラかモーターバイクが多い。 

 

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南竿の軍事基地。

軍人さんの監視の下で基地内の見学ができるので、ネットにはここでセルフィーした写真も多くアップされている。

キャノン砲に触れます!!

 

 

 

 

こちらは巨神像近くの小さな港。

大砲は(多分)観光用に岸壁に取り付けたと思われる古いもの。

南竿の海岸線は入り組んでいて砂地のビーチもあり、外からは見えにくい天然の上陸艇待機所がいくつもある。

 

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南竿からクルーザーで30分程度の北竿に渡る。

近いのにどちらにも飛行場があって空路も可能。 軍事目的で整備されているのでしょう。

 

北竿の古戦場に至る劇坂。 途中すれ違えないので、登り口と降り口には信号がある。 

とても漕いで上れないので、一部自転車を手で引いて登る。

 

北竿: この地区特有の美しい壁をもった建物群。

 

 

 

古戦場に登る劇坂の途中から空港を望む。

 

 

北竿から戻って、ここは南竿丘陵地帯の八八坑道。

元の軍事隧道を八八酒造に貸し出し、老酒88の製造、熟成施設として観光目的で解放中なのです。

近くの工場で老酒を買うことができる。

 

 



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