今日は、オートマチックすなわち自動巻き時計の話である。
手巻き腕時計を動かすぜんまい
自動とは
「自動…車」
「放置しても動く」 そんなイメージである。
手巻きムーブメントの活躍の次に、自動巻きムーブメントの場が増えた。
彫金やエナメル彩を施された外観を楽しむ事が出来るなら、より時間を知る実用的なツールといえる。
現在位置づけはどうか。
寝ている時も腕時計を外さないという人以外は、外している時間も長く、習慣的に同じ場所に置くという方も多い。
時計は文字盤を上にして平らに寝かせて置くのが良い。携帯もそうである。
パソコンからも離して磁気帯しないように休ませておきたい。
こういった長期放置する時計に対応するのに、昔より温度補正は1800年から改良を重ねている。ハリソンのバイメタル金属、水銀補正テンプ、微少補正テンプ、と小さなひげぜんまい部品の金属の歴史があるが、精度以外で機械式の基本駆動機構構成は200年変化していないという。
週間…車に置き換えてみる。、月に1度(特に夏場は)は燃料を継ぎ足して劣化を防燃料価格の変動リスクを考えると、こまめに給油する方が得する(損する確率が低い)ように思えるが、実際にはそんな単純なモノではない。こまめに給油するということは、その分、給油に行くために燃料を消費することにもなる。
この完成された構成を打ち破ったのはスプリングドライブかもしれない。
最大約8日間(約192時間)の連続駆動の耐久性がある。通常は手巻き3日である。
機械式時計、クオーツ式時計の両者の良いところを取り入れたハイブリッド型エンジンを搭載したスプリングドライブは「電池もモーターも使用しないクオーツ式時計」でもあるといえる。
例えば自転車のライトはタイヤを回す力を利用して発光しする。また、タイヤの回転振動で発電する技術も既にある。
振動を利用した摩擦発電機 車のタイヤ
振動を利用した摩擦発電機 車のタイヤ
スプリングドライブはぜんまいのほどける力で発電するのである。
これは自動巻き時計の話である。
最後まで見ていただき、ありがとうございました!
次回予定『あ行 表輪列』
登場語録…時計、
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます