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スティールパン奏者ムラジススムのライブチラシや新商品のご紹介など。

(無題)

2012-08-30 14:19:00 | ライブレポ
音楽のほとんどは一定のテンポで繰り返されるリズムの上になりたっている。
タイコはずっと同じパターンの繰り返しで、楽曲がなりたつことも多い。
カリプソに至っては、2コードで終始してしまうのも代表的な形式の一つとして存在している。
変化しているのはメインのメロディ(ボーカル)とコーラスくらいだったりする。

そうすると、タイコ、ベース、リズムギターなんかを打ち込みでやっちゃえば、一人でステージできるじゃん、という発想も当然でてくる。
でもそうじゃないんだよね。

まず、うちこみってやっぱり音がぺったんこなんだわ。ノリがないって言うでしょ。ワンフレーズ出た時点でがっかりしちゃう。やっぱり人間が演奏したものを聞きたいなーと、私は思ってしまう。

もう一つは、「音が出てくる瞬間を目の当たりにする」という体験ができない。
たいこの人が楽しそうに演奏していると、見ちゃいますよね。ギターなんかも、音が出てるのをお客さんの方に見せながら演奏するようにできている。視覚的な体験て大きいと思うのです。
打ち込みだと演歌の歌手がカラオケで歌っているのと変わらないもの。

どこまでがライブか、という定義って難しいとは思うんですが。
テープエコーってものがありまして。
僕が知ってる古いもんだと、クイーンのブライアンメイがギターソロで使ってました。
http://www.youtube.com/watch?v=MgsSI-lNssU

カセットテープのテープね、磁気テープ。あれをわっかにしてぐるぐる廻して録音再生すると、一つのフレーズをずっと繰り返すとか、つぎつぎと音がいれかわっていくとか、重なっていく、とかできるのね。
すごくアナログな話ですな。でもわかりやすい。
実際はちゃんとそういう機械があるんだけどね。


今では小型でいろんな事ができる機械ができてまして、小型だから二つ三つセットしちゃって、全部自分でやっちゃう人とかいるのよね。
ギター一本でドラム、ベース、カッティングを次々演奏してく様子はみていてもおもしろい。
ギターの瀧康太さんなんかがかっこいいです。
音の分厚さったらないですよ。天野SHOさんも使ってはるよね。まだライブを拝見してないけど。
これだったら、人間のグルーブ出てるし、目の前で演奏された音が積み重なっていくのだから、よしとしませんか?

TAKIさんの、LINE6という機械の紹介をしているデモ演奏
http://www.youtube.com/watch?v=kD5Agm-H3Kg
遊んでいてこんな感じ。ライブの完成度ったらないですよ

うまい人がやるとかっこいい、僕がやると「あ、ムラジって友達いないねんなぁ」と言われる?(笑)
実はスティールパンでもやってみたことあるんだけど、スティールパンって生音がでかすぎて、かなり音響ででかい音出さないとバランスわるくなっちゃうんですよね。
そうすると今度ハウリやすくて大変。
いろいろ大変です。

それをタイコでやってるサクラさんはえらい、という話でした。




9/24月曜
たじやんらじやん with Beatrippers
@PENA大阪長堀橋
19時open 19時半start
チャージ 3000円(1ドリンク付)

Beatrippers
サクラ : タイコ、唄、トレスギターetc.
坂井真実子 : アルトサックス、唄 etc.
色々な楽器を演奏しながら積み重ね、二人の演奏とは思えないグルーブを出す。
カチンバ1551で9年間ドラムを叩いていたサクラの、タイコとの一体感が気持ちいい。

たじやんらじやん
村治 進 スティールパン,vo
田島隆 ギター コーラス
先日やっとCDを出しました。もう5-6年やってるんですけど。
ゆったりもあり、ごりごりもあり。いろんな音をスティールパンとギターに載せて演奏してます。