フランス料理で、よく~風てありますよね
あれって わかります?
だいたい土地の名前か人の名前なんです。
土地の名前は、その土地の古くからある料理か、名産品が使われている事が多いのですが
コパンの今のメニュー 牛ヒレのステーキもロッチルド風 になっています。
ロッチルドは人の名前です。
英語でロスチャイルド ドイツ語でロートシルの事です。
250年以上続く金融関係の大富豪一家
あの有名なボルドーの5大シャトーの1級格付けのうち
シャトー・ムートン・ロートシル と シャトー・ラフィット・ロートシルもロスチャイルド家
料理法に人の名前?
そこでアルファベットのAから順番に、良く聞く名前や面白い名前を書いてみましょう
アレキサンドラ風
デンマークの皇女でのちにイギリス王のエドワード7世と結婚
桃をシロップで煮て冷やし、アイスクリームを添え
苺のピュレーをかけたデザート
美貌の王女と呼ばれ、結婚年齢に達すると
ヨーロッパ中の諸王室から縁談が舞い込んだほど
彼女に奉げた当時としては、最大限に美味しい物を集めたデザート
だったのでしょうか
アメリケーヌ (ソース アメリケーヌ) アメリカ風
オマール海老や伊勢海老のソースですが、なぜアメリカ風なのか・・・
アンシエンヌ (ア ラ アンシエンヌ) 昔風
昔を思わせる料理に使われますが、昔通りに作られているわけではありません
アングレーズ イギリス風
イギリスから伝わった料理
カスタード・ソースの事を ソース・アングレーズ と言います。
ただ茹でただけ、ふかしただけのじゃが芋の事を 『イギリス風じゃが芋』 と言っています。
アンナ風
19世紀初期の名料理人デュグレレが、大スター女優アンナ・デリヨンにささげた料理
じゃが芋を丸く切って重ね、ケーキ状に焼いたオーブン料理
実はアンナは当時パリ社交界で最も有名な高級娼婦だったとか・・・
ボンヌファム おばさん風
カンパセレス
ナポレオン1世の司法大臣 食通で過食が原因で死んだとされている
とにかく手の込んだ料理が多い
ちなみに・・・ナポレオン1世は臭い食べ物が好きだったようですよ
ベットサイドにブルーチーズを置いて寝たほどだったとか
カンパーニュ 田舎風
シャルキュティエール 豚肉加工店主人風
シャスール 狩人風
ドゥミドゥイユ 半喪服風
白い材料(茹でた鶏肉や卵など)と黒い材料(トリュフ)の組み合わせの料理
ディヤーブル 悪魔風
液体を加えずに、じゃが芋や栗を蒸す料理または、その鍋
家禽類を背開きにし、パン粉を振りマスタードを塗って焼き、辛味のソースを加える
デュグレレ風
先のアンナ風を考案した料理人
ほかにも数々のデュグレレ考案料理があります。
デュ バリ 女伯爵風
ルイ5世の愛妾の名前
朗らかで明るく、いろいろな要人達の愛人であったが、
マリー・アントワネットやほかの貴婦人達からは、嫌われていたらしい
ルイ5世がカリフラワーが大好きで、
カリフラワーのスープを、デュバリ・スープと呼びます。
王様の好きな料理に、好きな女性の名を・・・デュバリさん嬉しかっただろうなぁ~
今回は D までです。
また続けて書きますね
改めて調べると知らなかったこともあり、面白いかったんです。