CONRANS JAZZ BIRD

拙者CONRANSがJAZZ VOCALのCDを紹介するBLOGです。

ANN HAMPTON CALLAWAY / BLUES IN THE NIGHT ★★★★★

2006-08-31 13:11:14 | 女性jazz vocal★★★★★
2004年のshanachieからリリースした「SLOW」以来のANN HAMPTON CALLAWAY(アン・ハンプトン・キャラウェイ)の新譜だ。
「SLOW」はとてもコンテンポラリーで全くスイングしないANNというのをはじめて聴き、大いにとまどった。ANNはどこにいくのだろうと。
そして、あのブロードウェイミュージカル「SWING!」への関わりをきっかけにTELARCへ移籍しての第1弾が「BLUES IN THE NIGHT」だ。

もう、1曲目からスイングスイングスイング!でうれしくなった。超ゴキゲンなJAZZチューン。ANNが完全にJAZZに戻ってきたのだ。こうでなくちゃ!
現在、JAZZ界でANNが最も歌がウマいとおもっているが、Ellaばりのスキャットでグイグイスイングしたり、ハスキーで切なくきゅんと聞かせたり、幅が広く、そしてとても洗練された歌の芸は多くの人を魅了するだろう。

ピアノのTed Rosenthalが素晴らしい離れ業を聞かせてくれてとてもイイ。
もちろんChristian McBride(b) Lewis Nash(ds)のリズム隊も有名実力バンドでいうことなし。これにホーンのオケがからむのだ。くねらないでどーするだろう。

内容的にとても価値があるアルバムであるが、同時に高音質録音でもあり、SACDフォーマットでも発売されている。

特にお気に入りは
3)Spring Can Really Hang You Up The Most
5)Stormy Weather/When The Sun Comes Out
7)Willow Weep for Me
11)Blues in the Night
などだ。もちろんANNの傑作の1枚なので全曲必聴である。

Ann Hampton Callaway(vo) Ted Rosenthal(p) Christian McBride(b) Lewis Nash(ds) Anat Cohen(ts) David Gilmore(g) Jami Dauber(tp)Sherrie Maricle and the Diva Jazz Orchestra

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1 コメント

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これは良さそうですね (jazzaudiofan)
2006-09-01 09:14:26
こんにちは!



彼女はアメリカではブロードウェイ、もしくはキャバレーの歌手で、ジャズ歌手とは認識されていないのですが、歌がうまいのは間違いないですよね。



今回の新譜はかなりジャズ寄りで、スイングしているとのこと、興味が出てきました。



相互リンクの方も、宜しくお願いします!
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