CONRANS JAZZ BIRD

拙者CONRANSがJAZZ VOCALのCDを紹介するBLOGです。

Cheryl Bentyne/Let Me Off Uptown ★★★★☆

2006-09-01 06:43:13 | 女性jazz vocal★★★★☆
マントラのCHERYL BENTYNE(シェリル・ベンティーン)が2005年にリリースした「Let Me Off Uptown」。前作TALK OF TOWNも渋くてとても良かったが、このCDもよくて好調ぶりがうかがえる。
今回は、アニタオデイのトリビュートアルバムで、アニタのオリジナルレコーディングをベースにアレンジされているアイデアのプロデュースで、アニタと聞き比べても楽しいだろう。
どの曲もそれぞれに珠玉の輝きのアメリカンソングブックで、いい曲揃いだ。

CHERYLの声は、少々ハスキーで中低域が太めの、どちらかというとバラード向きだと思っているが、このCDはスイング曲も多く、それを軽い感じで歌いこなしているあたりも聴き所だ。しっとりとした味わいだった前作までと違って、軽さや楽しさも味わえる。

JACK SHELDONがトランペットでからむタイトル曲1)Let Me Off Uptownが抜群にお気に入りだ。スローな4)Skylark, 8)It Shouldn't Happen To A Dream あたりもとてもイイし、バンドも抜群の切れ味を聞かせてくれて、アルバムの点数としては4.5ポイント位の出来だと思う。余りの0.5ポイントは7)Boogie Bluesとかのスイング曲に感じる抜けの悪さというか違和感だ。

Cheryl Bentyne(VO),Jack Sheldon(Tru) Corey Allen(P) Kevin Axt(B) Grant Geissman(G)Larry Koonse(G) Dave Tull(D) AND BIGBAND

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