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差別の構造~差別と女性問題について

2011-04-30 06:52:03 | 日記

差別の構造~差別と女性問題について

映画『カラーパープル』、『母たちの村』の中に、性差別によって生じた黒人女性の虐待、女性のFGMなど女性問題をいきいきと描かれていた。結局はひどい目に合わされた女性たちの勝利となっていたが、女性に対する差別は実際に何も変わっていない。Mrにしても、村の男たちにしても、今までやったことに対してまったく反省せずに、あたりまえと思い込んでいる。なぜそうだったのか。まず差別とは何かを理解する必要があると思う。
差別が悪いことは誰でも知っており、差別しないことがいいことだというはあたりまえのことであるされる。だが実際、差別とはそんなに簡単なことではない。
 差別が簡単なことと思われてきた背景には、差別が現実的な利益や不利益の不平等配分と等しく考えられてきたことがあろう。不平等は悪いことである。なぜなら現代社会を見ていない理論だということは明白である。現代社会には現実に利益や不利益の不平等分配は数限りなくある。能力主義にもとづく昇進や賃金格差は津々浦々にいきわたっている。その場合、人々がそれに対して差別だといって批判しないのは、それが正当なものとして社会的に承認されているからである。
 だが、相手に不利益を与える不当行為がすべて差別であるわけではない。あからさまな攻撃や虐殺は暴力であったり犯罪であったりするかもしれないが、差別ではない。この場合、差別は先の言明とまったく逆に、その不利益を与える行為が、あたかも正当なものであるかのごとく差別者と被差別者に了解されることを意味する。すなわち、被差別者が差別されているのは、不利益をこうむっているからではなくそのことが該当社会では正当化されないからであり、同時にその正当化されない根拠が、別の論理によってあたかも正当なものであるからの如くに通用してしまうからである。
 現代社会における被差別者の位置は、このようにきわめて特殊である。被差別者が特殊なのではなく、被差別者のおかれた位置が特殊なのである。すなわち、被差別者は差別問題にはめられてしまっているのである。
 現代社会は平等を価値観念とする。それゆえ、差別は不当である。しかし、現代社会において現実の不平等、すなわち差別的処置は多々ある。それらはさまざまな装置によって正当化されている。例えば、子供はさまざまな権利を否定されているが、それに対して不等であるという批判はあまり聞かれない..

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道徳教育の研究 試験対策 「第二次世界大戦前の道徳教育について」

2011-04-29 14:05:36 | 日記

道徳教育の研究 試験対策 「第二次世界大戦前の道徳教育について」

【道徳教育の研究 試験対策】
●第2次世界大戦以前の道徳教育について述べよ。
江戸時代の道徳養育にとって儒教とりわけ朱子学と陽明学とは避けて通れない。 江戸時代は階級によって異なる倫理観が教えられた。藩校では儒教的倫理観、寺子屋では日本古来の神道的な倫理観や仏教的な倫理観が伝えられた。寺子屋に通う庶民の道徳教育は寺子屋の中だけではなく、家庭、地域社会という日常生活の中で自然と影響を大きく受けた。さらに江戸時代は女性の教育の機会が奪われており、男女で異なる倫理観が教えられていた。  明治時代の道徳教育は五箇条の誓文の中に求められる。江戸時代の儒教の流れを継承し、王政復古による天皇中心主義。次第に..

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単元5因果帰属

2011-04-28 21:08:00 | 日記

単元5因果帰属

5 因果帰属
帰属(attribution),帰属作用,帰属過程
◎ある原因をある結果に結びつける(帰属attributeさせる)過程(末永・安藤1998:15),とくに人間の行動の原因を推測する心理的過程.
(1)内的帰属:性格など本人の内部に原因を求めること.
(2)外的帰属:状況や運など本人の外部に原因を求めること.
2.人間はどのように原因を認知しているのか:ケリーの合理的モデル(Kelley, Gilbert D.T., 1973)
(1)いくつかの原因が考えられるとき,結果とともに変化するもの(結果が起きたときにすでに存在しており,結果が起こらなかったときには存在しないような要因)に原因が帰属される.
(2)情報が十分ならば,人間は合意性,弁別性,一貫性の三種類の情報を元にして,ある個人の行動の原因がその人の内的なものか,外的なものであるかを判断する.
例)「ある人Pがある映画Sを観て感動した」のはなぜかを推論する場合,
①その映画Sがすばらしかったからか?
→他の映画S’でなく,その映画Sにだけ感動するか(他の映画S’では感動しないかどうか)(弁別性) ..

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生活習慣病について述べよ

2011-04-28 04:20:43 | 日記

生活習慣病について述べよ

「生活習慣病について述べよ」
 生活習慣病とは「食生活、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣がその発症・進行に関与する疾患群」のことである。一度発症すると後遺障害や合併症を生じることも多く、慢性化しやすく長期間の投薬、治療を必要とする事となる。日本人の三大死因であるがん、脳血管障害、心臓病のほか、糖尿病、高血圧、腎臓病、胃潰瘍、歯周病など、従来40歳から60歳ぐらいの働き盛りに多く発症することから、「成人病」といわれてきたものである。疾病の予防対策には、健康を増進し、発病を予防する一次予防、早期発見、早期治療を目的とする二次予防、リハビリテーションなどによる社会復帰を目的とした三次予防がある。このうち一次予防は対策では一人一人が生活習慣を改善し、健康増進に努めることが基本となる。「成人病」というと、加齢に伴い仕方の無いもの、との印象を与えるが、その発症には若いころからの生活習慣が密接に関与していることが明らかとなり、その生活習慣を改善し、健康的な生活習慣を確立することにより、病気の発症を予防しようという一次予防の観点から1996年に「生活習慣病」と改められた。
 生活習慣病が増加し..

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養護原理(課題2)施設養護における保育士の果たすべき役割や、必要な専門性について

2011-04-27 12:35:56 | 日記

養護原理(課題2)施設養護における保育士の果たすべき役割や、必要な専門性について

子どもは、本来愛情あふれる家庭生活のなかで成長していくものである。しかし、施設で生活する児童は様々な理由で通常の日常生活を送ることが難しく、児童福祉施設での養護を必要としている。その児童の健全な成長発達のためには保育士の役割と専門性が重要である。その役割と専門性を施設養護の機能と特質をふまえ論じる。
施設養護が果たす機能として、家庭養育代替機能、療育・治療・教育機能、家庭養育補完・増進機能、地域支援機能があげられる。家庭養育代替機能とは、親に代わって児童の養育を行い、日常の生活援助により児童が生活習慣を身につけ、自立した生活を送れるように援助することである。療育・治療・教育機能は、障害をもつ児童への障害の除去や緩和、虐待を受けた児童の心のケア、情緒不安定や問題行動などの問題に対応する機能である。家庭養育補完・増進機能は、施設の拠点や専門職員を活かし、子育て短期支援事業や、子育て講座、親支援プログラムなどを提供し、家庭養育を支援することである。地域支援機能は、児童福祉施設は地域の中で特殊な存在としてではなく、地域住民の一員として、学校や地域との関わりのなかで支援を行っていくことである。
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