Comer, beber, y dormir

スペイン、カタルーニャ地方から
日々の食生活、買い物など

付添人体験

2011-12-04 | diari
お姑さんが緊急入院。
とても我慢強い人なのでかなりがんばったようです。
お医者から怒られたけど大事無し。よかった、よかった。

さて、こちらの病院事情を少々。
スペインも一応国民皆保険の国です。ただし、混合型。
政府管掌と民間の保険を採用してます。
お姑さんの保険は公務員だった亡きお舅さんの保険なので公務員用です。

お姑さんが入ったのは個室で簡易ベッドにもなるソファ、シャワー、洗面所がついて
日本の私の知る範囲の個室に比べてかなりゆったりめです。
入院した日は夜遅くになってからオットが来るのを待って病院へ。
そんなこんなでオットは実家にお泊りかと思えばそうでなく、
病院から会社へ直接行ったそうです。
まだ検査の結果も出ておらず心配だしね、と思ったら
その夜も帰らないオット。また病院にお泊りでした。
そんなに悪いの??と心配していると
3日目の昼過ぎ、へろへろになってオット帰宅。
どうもスペインでは入院患者に家族が泊り込みで付き添うのが
一般的らしいのですね。特に夜間は泊り込み。ただ、看病といってもブザー一発で
看護師さんがすぐ来てくれるし、もちろんあまりできることはありません。
夜中は看護師さんの巡回が3時間おき、そのたびに検温したり点滴をチェックしたり
いろいろあるので、付添い人も目が覚めます。というか寝られません。
簡易ベッドではよく眠れないので寝つきの悪い人(オット)には辛そう。
3夜目は交替してオットには自宅で休んでもらうことにしました。

医療用語などさっぱりな私にいったい何ができるの?と少々不安ながら
病院到着。遅かったので勝手も分からぬまま簡易ベッドに横になるとしばらくして
看護師さんが巡回チェック。その後も何度か誰かが出入りしていたものの
起き上がることもできず、そのままやり過ごして朝を迎えました。
9時にむっくり起き上がり、トイレへ行くとお姑さんも目覚めたようで
調子はどう?など少しおしゃべりして朝食をとるため病室をあとにしました。
そしたらご近所からも人がわらわらと出てきてびっくり。パジャマでは
ないところを見るとみなさん付き添い組みのようです。

患者が起きていれば話し相手になったり、手の届かないものを取ってあげたり
なにかしらはできるものの、寝たきり状態であればほんとに手持ち無沙汰。
少し良くなってきた姑に話を聞くと昔は看護師の数が足りなかったので付き添いは
看護師の助けをするためにいろんなものを運んだり、何かと忙しかったのだそうだ。

オットの祖母が亡くなる前には舅は昼間は仕事、夜は病院で19日間も病院に滞在した
そうで、いや、確かに頭は下がるものの、今はあんまり必要ないんじゃないの?と
疑問になる日本とかなり違うスペインの習慣を体験したのでした。

今日はまだオットが病院なので一人でランチ

重曹入りの水でパスタを茹でるとラーメンに変身!というレシピを
クックパッドで見つけたので早速挑戦。



麺がまっすぐでちょっと太めだったのをのぞけばとってもラーメンでした。
今度は細いパスタを買ってきて挑戦しよう、そうしよう。