民間療法の情報あれこれ

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感情が身体の健康状態に及ぼす影響

2010-03-23 10:00:56 | 日記
感情が身体の健康状態に及ぼす影響

いわゆるA型行動パターンの人は、やはり心臓発作になりやすいのでしょうか?本当に感情は体に影響を及ぼすのでしょうか?そうであれば、笑いが最高の薬ということになるのでしょうか?数多くの医師が、全ての問いにイエスと答えています。より多くの研究で、心と体は、従来考えられてきたよりも、ずっと深く係わっていることが示されています。良くも悪くも、心の状態は全身の健康に大きな影響を与えているのです。
最近、腹が立った時のことを思い出してみてください。頭に血が上るのを感じませんでしたか。呼吸が速くなったり、筋肉が緊張したりしませんでしたか。自分では気が付かなくても、脈が速くなったり、血圧が上がったり、瞳孔が散大するなど、ちょっとした体の変化があったはずです。いずれの変化も、怒りを感じるとともに生じる典型的な反応です。感情によって引き起こされる体の変化は、生存のために欠かせない本能的なメカニズムによるものですが、長期間にわたり放置されると、健康状態に何らかの支障をきたす可能性があります。

加齢する脳のための栄養素

2010-03-09 14:35:31 | 日記
加齢する脳のための栄養素

どんな年齢層にも共通する栄養の基礎知識はたくさんあります。例えば、新鮮な野菜と果物をたっぷり食べ、糖分・脂肪分を摂りすぎないようにすることは、年齢に関係なく、体によいことです。それは皆さんもご存知のことでしょう。
一方では、加齢の影響で変化しやすい部位で特に必要性の高くなる栄養素も存在します。いつまでも若々しい気持ちでいるために、どんな栄養素の摂取を心がければよいか、知っておきたいと思いませんか。
フリーラジカルは時間の経過とともに体内に蓄積されていきます。抗酸化物質の豊富な食べ物を日常的に食べていないと、酸化ストレスが引き起こされてしまいます。そして、酸化ストレスによるダメージを受けやすい部分が集中攻撃を受けてしまいます。なかでも脳は加齢とともにフリーラジカルと戦う抗酸化物質が減ってしまうため、注意が必要です。
年齢を重ねると肌にしみやそばかすが出てくるのはよくあることで、皆さんも、特に珍しい現象だとは思わないでしょう。実は脳にもしみ・そばかすと同様のことが加齢によって起こります。これを知っている人は少ないのではないでしょうか。脳のしみは、フリーラジカルの激しい攻撃を受けた時に生じます。その頻度を減らし、フリーラジカルの蓄積を防ぐには、ビタミンEなどの脂溶性の抗酸化物質の摂取が有効であるとされています。
ビタミンEもビタミンC、A、Kも、強力な抗酸化物質です。
新鮮な野菜と果物をたっぷりと含む食事をしていると、体に様々な抗酸化物質が行き渡り、フリーラジカルの蓄積を防ぐために活躍してくれます。強力な抗酸化物質のなかでも、特に優れているのは、OPC(オリゴメリック・プロアントシアニジン)と呼ばれる化合物です。OPCの効力はビタミンEの50倍、ビタミンCの20倍に相当することが分かっています。
名前を挙げておきたい抗酸化物質は他にもあります。ALA(アルファリポ酸)も、加齢とともに生じがちな酸化ストレスから脳を守るうえで重要な役割を果たす栄養素です。
ALAは、脂溶性、水溶性の両方の性質を兼ね備えている数少ない抗酸化物質のひとつで、全身に浸透して抗酸化物質のネットワークを再生してくれます。
認知能力のサポートと保護が目的であれば、1日にたった20分〜30分、屋外で過ごすか、ビタミンDをたっぷり配合したサプリメントを毎日摂取するだけでも役に立ちます。最近の研究で、体内のビタミンD量と認知能力には密接な関係があることが明らかにされています。ある研究で注意力の継続状態と脳内の情報処理速度に関する3種類の異なるテストを行ったところ、体内のビタミンDの多いグループが一番良い成績を出しました。また、結果をさらに詳しく分析すると、特に60才を超える年齢層においてその傾向は顕著に現れていたということです。従って、ビタミンDの重要性は特にシニア世代で高いと言うことができます。
現在、高齢者について一般的に推奨されているビタミンD摂取量は1日600IUです。しかしながら、新たな研究結果を再検討してビタミンDの重要性を考えた場合、多数の医師が2000IUを上限に毎日摂取するべきとしています。
最後になりましたが、もうひとつ、大切な栄養素を確認しておきましょう。それは、オメガ3系脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)です。この数年間、DHAに関しては膨大な情報が探り出されました。その結果、脳に良い影響をもたらすことも明らかになっています。DHAの研究は、情緒不安定や知能、手と目の連携など、様々な角度から進められています。その契機となった研究は、DHAの摂取がアルツハイマー症の発症リスク低減に有効であることを立証したものでした。アメリカの国立衛生研究所では現在、アルツハイマー症に対するDHAの作用を最大限活用するために、大規模な研究が行われています。脳内の脂質の大部分はDHAです。高齢になっても認知能力を維持したいと思う人なら誰でも、その進捗状況は気になるはずです。
世界保健機構では、週に2サービング以上、脂肪分の多い魚を食べることを推奨しています。特に、水温の低い海で獲れるサケやサバ、マグロ、オヒョウなどは、DHAが豊富です。
ただし、養殖ものの場合は、餌の種類によって本来あるべきオメガ3系脂肪が低量になってしまうことがあるので、買う時は天然ものであることを確認する必要があります。
特定の栄養素を必要とする部分は脳だけではありません。いつまでも若々しく生きていくには、その時々の必要性と目的に合った栄養摂取の方法を知ることが大切です。

慢性なストレスや不安につきあうには

2010-03-01 08:51:23 | 日記
慢性なストレスや不安につきあうには

スウェーデンに「心配事があるときは小さなことでも大きな影を落とす」ということわざがあります。心配は健康にもよくない影響を及ぼします。この影を振り払うには、心配や不安とも健康的な方法で上手に付き合うことが肝要です。
ストレスと不安は互いに密接に関連しています。いずれも対処できる範囲内であれば、やる気の源となり人生に活力を与えますが、一度に重なって限度を超えてしまうと、心身ともにマイナスに働きます。
気になることが多すぎて眠れない日は1週間に何日ありますか。仕事に影響するほどのストレス性の頭痛はどれくらい起きますか。心配性で心労の耐えない人は、日々の生活に影響を及ぼすような様々な症状、例えば筋肉の緊張、睡眠障害、頭痛、神経過敏、集中力欠如といった症状が現れます。1週間に1回ないし2回以上、これらの症状が現れるなら、抱える心配や不安、ストレスとの付き合い方を考えたほうがよいかもしれません。なぜなら、このような心因性の症状が重なれば、より深刻な健康上の問題を引き起こすことになるからです。
それでは、心労がかかりすぎているかどうかは、何を目安に、どのようなタイミングで判断すればよいのでしょうか。 ストレスや不安という無形のものは量りようがなく、さらに限界と感じるレベルには個人差があるため、その答えを探すのは容易ではありません。しかし、ひとつだけ確かなことがあります。
それは、健康的な食事を取り、規則正しい生活を送れば、慢性的な心労の克服に役立つ可能性があるということです。
意外と知られていませんが、慢性的な心労に対処するには、きちんとした食事が大切です。心労が実際に深刻な生理的症状を引き起こすことは、科学的研究でも立証されています。ビタミンB、CやEなどの抗酸化物質は、体に症状が及ぶのを防ぎ、徹底的にストレスと戦う働きがあります。抗酸化物質とその他ミネラルを一緒に摂取すれば、それらを単独で摂取するよりも、より高い効果をもたらします。これは、多くのビタミンやミネラルは相乗的に作用するためです。
例えば、セレンはビタミンEの抗酸化作用を増加させます。マグネシウムはビタミンB群に対して同じ働きがあります。
健康問題の種類や有無に関わらず、医師や栄養士が幅広い種類の果物や野菜を取ることを勧めるのも、同じ理由によります。問題は、心配事が重なると、ついついストレス解消に自分が食べたいものに手を伸ばしてしまうことです。残念ながら、気を紛らわせるために選ぶ食べ物は、往々にしてストレス時には避けなければならないものであることが多いものです。ビタミンやミネラルといった微量栄養素を含んでいたとしても、砂糖や飽和脂肪を多く含むものではストレスは解消できません。アイスクリーム、キャンディ、クッキーといった菓子類やインスタント食品、冷凍食品、レトルト食品といった手軽な食べ物は、便利で味が良いかわりに、健康には良くありません。心配事が増え、気晴らしにこれらの食べ物に手を伸ばすようなときこそ、体はストレスに効果のあるビタミンやミネラルをより多く欲しているのです。
心労には、運動とリラクゼーションも効果があります。体を動かせば、気分を良くする化学物質の濃度が体内で上昇します。同時にこれらの科学物質はストレスとも戦ってくれます。運動の利点は、たとえ少しずつでも意義があるということです。ちょっと遠くに駐車したり、エレベーターを使わず階段を使ったり、小さな努力が健康につながります。いたってシンプルな方法でよいのです。
運動で体を動かすだけではなく、脳も動かして、有効な解決策を探し出しましょう。心配性の人はしばしば、物事を狭くとらえ、限られた問題ばかりを循環的に思考する傾向があります。このようなマイナス思考のサイクルを断てば、意外なところに解決策を見出せるかもしれません。
いつも心配ばかりしていると、血圧が上昇し、筋肉が硬くなり、心身が緊張状態になる傾向があります。心配からくる緊張を緩和する一番の方法は、リラックスして過ごすことです。リラクゼーションを実践して、ストレスを克服しましょう。
運動と同様に、リラクゼーションにも難しいことや面倒なことは何もありません。ヨガや太極拳、瞑想などは特に優れた方法ですが、読書や散策、ただ何も考えず静かな時を過ごすだけでも効果があります。ほんの数秒かけてゆっくり深呼吸するのも、立派なリラクゼーションの方法のひとつです。
現代人の生活環境には、心労のもとはいくらでもあります。ひとつひとつの心配や不安は何らかの行動を起こすきっかけともなりますが、あまりにもたくさん積み重なると様々な問題が生じます。慢性的な心労が負担になってきたと感じたら、食生活を見直し、しっかりと運動し、心から寛げる時間をとるようにしましょう。