人にはそれぞれの年齢による好みの”色”があります。
賃貸住宅では「入居促進誘導色」、商店ビルでは「集客促進誘導色」などです。
それぞれの分野で、どの色彩が促進誘導色となるかは、利用年齢、建物の形状、周辺状況、取扱商品等によって異なってきます。
促進誘導色で配色塗装された建物には多くの集客があります。
逆に美しさのみを追求した建物は、遠見の見物客だけになりがちです。
築20年以上の古い賃貸住宅・マンションなどは入居促進誘導色を割り出した後に、建物のコーナーにラインやアクセントを入れることで新しい建物に見せることができます。
商業ビルにおいても目的に合わせた配色、色調によって集客、動員に効果を発揮しています。
最も重要な要素として建物年式、ターゲット年齢、周辺立地状況があります。
促進誘導色の判定はこれらの条件のほかに3~5項目の条件ををインプットすることで決定されます。
最近では、さわやかなグリーンを基調にしていた大手量販店が、一転してシックな色合いの建物にリペイントしています。
これは15~20年周期で人の好む色が変わることからそうしているのです。
入居、集客に関する誘導色は塗装会社、リフォーム店等が提案しています。