ひなげし日記

本と映画とお芝居と…

イチョウ、散る・・・

2017年11月15日 | 日記

ハナミズキも散った。散ったイチョウの葉が我が物顔に隣のハナミズキに借り宿している。今日はいい天気、昨日は小雨で寒く、薄ら寒い一日になるかと思ったが、昼過ぎから奇麗に晴れてくれホッとする。

窓の外を見るとイチョウの葉がザーッという感じで散っていく。2本のイチョウがどうしてこう違うのだろう?北はスッカリ葉が落ちてスカスカ、南はまだタップリの葉が金色にまぶしい。でもあるか無いかの風に金色の葉が舞うのは本当にきれい。『小さき鳥の形して イチョウ散るなり夕日の丘に』だったか・・・? そんな1節を思い出す。誰の作だったか?よく見ると散り終わった桜の枝や、紅葉したモミジの木の上に、やっぱり黄色いイチョウの葉が乗っかり、寂しい木をにぎわせたり彩を添えたりしている。向こうに見える山も色を変えて来た。薄い水色の空に千切れ雲、ほとんど動かないみたいだが、でもやっぱり動いてる。窓枠を定規にして見ていると、左へ左へと消えて行く。雲にさえぎられて陽が隠れるのか、あれだけ鮮やかに輝いていたイチョウの葉が重い黄に色を変える。直ぐ元の鮮やかさに戻るけれど。また、葉が飛んだ。隣の木々がまた彩を変える。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿