《山岳》 遭難・事故 《クリップ》

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<日テレ記者遭難死>現場の沢を過小評価

2010年11月11日 | 日記
<日テレ記者遭難死>現場の沢を過小評価 幹部も検証せず
毎日新聞 11月10日(水)2時35分配信

 埼玉県秩父市のヘリ墜落現場を取材中だった日本テレビ報道局のスタッフ2人が遭難死した問題で、取材前、報道局内の一部で現場の沢登りのレベルが「10段階で2」と低く評価され、幹部もこの評価を検証しないまま取材を了承していたことが日テレ関係者の話で分かった。同局はこうした経緯を踏まえ、今後は危険地取材を行う際、幹部らで作る危機管理チームが第三者の視点も踏まえ、可否を判断する検討をしているという。【藤沢美由紀】

 日テレ関係者によると、報道局内に墜落現場の取材計画が浮上したのはヘリ墜落4日後の7月29日。現場の沢登りのレベルについて取材部門の一部から「10段階のうち2」「5段階の下から2番目で一般の人でも行ける」などの声が上がった。幹部から「危なくないか」との声も上がったが、「現場を知るガイドがつく」との意見などから局内に「それほど困難ではない」という認識が広がっていったという。

 しかし「東京起点 沢登りルート120」(山と渓谷社)は、現場のレベルは沢下りの経験があり、泊まり装備を背負って沢を行き来できる体力のある人を対象とした「中級」としている。この本は報道局内にも置かれていたが、幹部が内容をチェックすることはなく、「日帰り」「ガイドとの別行動は避ける」などの条件をつけるだけで取材をすることが決まった。

 取材を担当することになった2人(記者とカメラマン)は7月31日午前6時ごろ、ガイドと入山。

 近くの沢に下りた後、いったん国道に戻り「尾根の方を見に行く」と言ってガイドと別れた後、連絡が取れなくなった。2人は8月1日午前9時過ぎ、墜落現場から約2キロ下流の滝つぼの縁で発見されたが、死亡が確認された。この場所は墜落現場に向かうルートからは外れており、関係者は「なぜ2人はあの滝つぼにいたのか」と疑問の声が上がっていた。

 社内調査によると、当初は墜落事故の取材をする予定だったが、天候の関係で番組の日程が合わず、中高年の登山の危険性を描く企画の取材に変更されていた。2人はこの番組の取材のために滝つぼ周辺にいた可能性があるという。

 日本テレビ総合広報部は毎日新聞の取材に「調査の内容や進ちょく状況は申し上げる段階ではまだない。調査結果を公表するかは未定」とコメントしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101110-00000010-mai-soci






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なるほどね、どうしてガイドを巻いてまで行ったのか不思議だったのだが、変な予備知識を入れていたと言うことか。

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