アカメ釣行記 2015 初日

　実は告知無しで遠征に出ておりました

　目的地は高知

　ターゲットはもちろん

　〔アカメ〕






　アカメを追いかけて早四年

　何度かチャンスはあったものの

　未だノーキャッチ

　自分にとっては日本でのラスボス的存在






　ある人は言った

　「アカメってロボットみたいじゃね？」

　違いねぇ

　なんだかメカっぽい色だし
　
　なんつったって

　目が赤く光る

　「そうか！　アイツはロボットだから釣れないんだ！　誰かに操られてるんだ！」

　…
　　
　やめましょう

　そんな事言っても

　たんなる負け犬の戯れ言です






　今回は絶対釣ったる！

　意気込んだ私は仕事をほっぽらかして

　単身　高知にのりこんだ




　







　現場に到着

　日程は３日間

　初日は岸釣りで

　残る２日間はボートの予定

　企画当初はボートでの釣行予定しか考えてなかったが

　少しでも可能性をだす為　無理矢理岸釣りを日程にいれた

　朝からフィッシングゲートでのお仕事をこなしてから来たという事もあり

　正直　眠たくて　しんどかったけど

　釣りたい気持ちだけで

　キャストを開始した

　






　二時間ほどキャスト

　しかし

　いつも通り
　　
　何も起こらない




　気分転換の意味も兼ねて

　移動

　次のポイントへ向かった

　　

　到着すると

　現場に着くと

　先行者

　しかも

　よく見ると

　女性！！！




　え～い

　こうなりゃやけだ

　ナンパしてやる！


　「すいませ～ん！パンツ見せてもらっていいですか～？」

　






　って
　
　
　マリコ姉さん　じゃん！！！　

　そう　

　滋賀県　近江八幡にある

　釣りBAR　〔10LOVES〕の

　マリコ姉さん　だ



　なぜ　こんな所に？


　って

　
　マリコ姉さんもアカメに恋しちゃってる１人

　どうしても釣りたいらしく

　来てたみたい



　しかも
　　


　１人で



　…



　頭おかしくねぇ？


　あんた


　女性だぜ？


　夜中に１人で竿振り回してんじゃねーよ！

　
　




　
　そんなクレイジー釣りガール

　マリコ姉さん　と

　今回たまたま日程が重なり

　せっかくなんで

　合流したって訳だ





　

　そんな

　童貞な乃村と

　処女なマリコ姉さん

　せっかく落ち合ったのに

　たいして会話する事もなく

　黙々とキャストし続けます



　


　
　ずいぶん長い事

　キャストしました

　下げはじめ　

　から

　下げ止まり

　まで

　投げました

　相変わらず

　何も起きません

　隣では

　マリコ姉さんが

　バシュバシュ

　竿を振っております

　…

　…

　キ　クルッテルヨ




　
　「先帰るわ！！！」


　先に口火を切ったのは

　童貞の乃村だった

　
　「もう帰るの？潮動きだすよ！」


　…


　…



　そうか　

　頑張ってくれ







　処女なマリコ姉さんより

　へたれな

　童貞な乃村は

　先にギブアップです

　


　「頑張ってね～！！！」内心（釣らないでくれ～）



　と、

　夜の海に女性を１人残して

　私は現場を去った


　宿に帰り
　　
　名物〔チキン南蛮弁当〕

　喰って

　ドロのように寝た

　翌日からは

　ボートで

　後二日ある

　必ずチャンスはあるはずだ