「見守ること」の大切さ

安全に、ストレスフリーに過ごせるように。

見守りをする時に注意することは?不快感を与えないポイントを紹介

2024-07-01 00:27:37 | 見守り

利用者の見守りをする時は、利用者の行動を先読みし行動の妨げになりそうな物を除けておくことを心がけるのが望ましい。具体的には、車椅子で施設内を移動している時にレクリエーションで使う道具や椅子などの障害物を除けることだ。これらがあると、利用者がつまずいて転倒してしまうリスクがある。車椅子の車輪にものが挟まった場合も事故につながるので、大きさを問わず利用者の移動を妨げるおそれのあるものは取り除くようにすると良い。


利用者の尊厳を傷つけないように過剰に手助けをしないように注意することも、介護施設での見守りにおいて重要なことである。自分で持てるものを毎回持たれるとプライドを傷つけるか、自立できるように頑張ろうという利用者の気持ちを削いでしまう可能性が高い。利用者が移動する時に近い距離で補助しないように心がけることも意識することが望ましい。常に近くに職員がいたり移動の度に毎回ついてこられたりすると、利用者も不快に感じるからだ。
監視されていると利用者がストレスを感じないように、あくまでさりげなく見守ることが重要だ。利用者の様子に異変がないか見渡すことも大事だが、特定の利用者だけを注視する、一方向だけを見続けるという行動を取らないようにすると利用者もそこまでプレッシャーを感じないだろう。どのタイミングで手助けや見守りが必要か把握し適切な距離で利用者と接すると良い。


介護職員は生活に密接してサポートする仕事であるため、利用者のプライバシーに配慮することも重要だ。トイレや入浴など人にあまり見られたく場面では、介護職員の介助が必要なところまで手助けし、利用者本人ができることはしない、外にいるなどの配慮を意識すると良い。


主に5種類ある!介護施設の見守りシステムを紹介

2024-06-10 00:27:37 | センサー

介護施設で利用されている見守りシステムは主に5種類あり、カメラ・シルエットセンサーやバイタルセンサー、超音波・赤外線センサー、マットセンサー、ベッドセンサーである。センサーによって設置する場所が異なり、利用者の日常生活を様々な方法で支えることが可能だ。


カメラセンサーは、室内にいる利用者の動きをリアルタイムで見守れるもので、シルエットセンサーは利用者の動きをいくつかの段階に分けて知らせてくれる。プライバシーに配慮したシルエットセンサーの活用もおすすめである。
超音波センサーや赤外線センサーは、超音波や赤外線を使って利用者の動きを読み取り、知らせてくれるものだ。利用者がベッドから起き上がる時やトイレに出入りする時などに役立つことが期待できる。非接触タイプのセンサーであるため利用者のストレスも少ないだろう。
マットセンサーは床に敷いて使うマットタイプのセンサーで、利用者がベッドから立ち上がる時に踏むと専用の受信機に連絡が来る。また、部屋の出入り口やトイレ前に設置することで、利用者が一人で出歩いていることを介護職員が知ることが可能だ。
ベッドセンサーはベッドの下に設置するタイプで、利用者がベッドから立ち上がった時に知らせてくれる。1日の生活リズムを知ることで、転倒の防止もできケアプランの作成にも役立つ。メーカーによっては利用者の状態を分析して注意や安心など一目で分かるように教えてくれる。


センサーを選ぶポイントは、利用者の個性や心身の状態、希望などに配慮することだ。一律で選ぶと、利用者の過ごし方や個性などによっては余計なストレスを与えてしまうため注意すべきである。センサー選びに迷ったら、こちらのサイトにある記事も読んでみるとヒントになるだろう。