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ハワイ島・マウナケア山

2007年02月01日 | 旅行

上の写真の右の方に見えるのはマウイ島。そして一番左側の天文台が『すばる』

ハワイ島2日目はマウナケア山に登りました。車があるので自分で行こうと計画していたがホテルで聞くと途中までは自分で行けるが、一番上までは4輪駆動でないといけないと言われツアーに参加する事にしました。
下から見るとさほど高く見えないこの山は標高4,205mだそうでびっくり。途中2,700mぐらいの位置にあるオニヅカ・ビジターセンターで体をならし、その後頂上まで登りました。



頂上には各国の天文台が並び、眼下は雲に覆われ、北側には雪がチラホラと見え、この不思議な光景にふと今自分が何処にいるのだろうという思いにかられました。
頂上について車から降りると頭がふらふら。急いで口から息を思いっきり吐き、鼻からゆっくりと息を吸い込む。これを3-4回繰り返すとふらつきもおさまり、素晴らしい景色を楽しむ事が出来ました。しかし寒い。サンフランシスコを朝早く出たときの気温が4-5度ぐらいでダウン入りのジャケットを着て出かけ、ホノルルに着いた時には27度ぐらいで邪魔になったジャケットが今はありがたい。しかし下はジーンズだけでこの寒さには大分きつい。


『すばる』

以下ツアーブックの説明を引用:ビッグアイランドのマウナケア山頂は安定した気流と澄み切った空気、光害のなさなど、条件が揃った最高の天体観測場所として知られ、世界各国からの天文台が集まっています。日本が初めて海外に建設した世界最大級の望遠鏡『すばる』も構想から20年を経て1999年1月にファーストライト、9月には清子内親王を迎えて完成式典が行われ、最先端の天体観測に仲間入りをしました。2004年10月にはすばる望遠鏡のドーム内見学が一般公開となりました。(予約制)・・・・・



頂上に着いたのが午後5時過ぎ。1時間ちょっとで日没。水平線でなく眼下一面に広がる雲のかなたに沈んでいく太陽を見送りしばらくして下山スタート。途中明かり一つない暗闇に車を止めて空を見上げると満天の星空。ガイドがポリネシア人の歴史や星を頼りにの航海術の歴史などを説明してくれたがとにかく寒い。30分ぐらい経った時にガイドが何か質問があるか聞いたときに、誰かが『何時車に入れるの?』の質問でおひらきとなりました。

多分この体験が私の人生で一番宇宙と距離的にも精神的にも近づいた一時だったのでは。



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