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IC-PW1とIC-7700の連動

2016-11-13 10:42:41 | イベント
【前説】
以前シングルオペをメインでコンテストに参加していた時に、CI-VをUSB/シリアルポート変換でN1MMに渡すのと同時に、IC-756ProⅢのREMOTE端子に分岐コネクタを介してIC-PW1にもリグ情報を渡していました。
最初にリグとPW1の同期を取りリグをバンドを変更すると、それに追随してPW1のバンドが変わることを確認します。その後、N1MMのCONFIGでリグコントロールの設定をすると、周波数とモードを反映する時もあり、全然読み取ってくれないこともあります。CI-Vの仕様として、バスラインにリグ情報を流しますが、装置を2台以上接続すると、それぞれの装置からのコマンドが衝突して2台でリグ情報を「上手く」共有できません。
一時的に2台が動作していても、どちらか一方が追随しなくなったり、2台ともデータを取得できなくなったりしました。
飯能シャックでの運用はマルチ・マルチの運用がほとんどでシングルオペでマルチバンドの運用をすることは稀になったため、PW1とリグとの連動は接続を外して全くしていませんでした。

やってみた
現在JIDX-PHのコンテスト参加中ですが、IC-7700ではRS-232CとCI-Vの2つのREMOTE端子が用意されています。物理的にどういう接続がされているのか不明ですが、AMD-USB-232C-CQ のインタフェースを7700の232Cに接続し、PW1のREMOTE接続を7700のREMOTE(CI-V)に接続して同期を取り、その後N1MM+のCONFIG設定でリグコントロールの設定をしたところ、2時間以上問題無く動作しています。偶然なのか、それとも7700の232CとREMOTEの間にバッファの様なものが入っていて、相互に影響しないようになっているのか??
N1MM+の設定で7700をSO2Vにして2バンドのバンドマップを表示させておき、ニューマルチが表示されたらそれをクリックすると、リグの周波数とPW1のバンドが自動で変わります。2つのバンドマップのどちらをクリックしても、N1MM+とPW1が『多少遅れて』切り替わります。
本来はSO2Rの設定をきちんとしてやれば良いのですが、M/Mのリグ・アンテナを余り変更しないでシングルオペを楽しむにはこれで十分見たいです。

設定
IC-7700とIC-PW1の組み合わせで上記の状態になりますが、多分IC-756シリーズだと上手くいかないと思われます。

PW-1と7700の同期
1.PW-1のリセット
 電源を切り、コントローラのUP/DOWNボタンを押しながらPOWERボタンを押します。これで内部の設定がリセットされます。
2.同期
 7700のREMOTEとPW1のREMOTEを接続しておきます。
 PW1と7700の電源を切ります。
 PW1コントローラのINPUTボタンを押しながら7700の電源を入れます。
 コントローラの[1]LEDが点滅します。
 7700の周波数ダイアルを回すとLEDが点灯に変わります(これで7700とPW1の同期が取れた状態になりました)
 一旦7700の電源を切ります。

 7700の電源を入れるとコントローラのバンド表示が[AUTO]と7700のバンドの2つのLEDが点灯します。リグのバンドを変更するとPW1も追随して変わるはずです。
 デバイスマネージャで、FTDIの2つの仮想COMポートが何番に割り当てられているか確認します。番号の若い方(USB Serial Com Port A)がリグコントロール、もう一方(USB Serial Com Port B)がCW/PTT/FSKのポートになります。
 N1MM+の CONFIG -> HARDWARE で7700の232C端子をリグコントロール用のCOMポートに設定します。にはCW/PTT/FSKを割り当てます。同時にSO2Vにチェックします。

これで、N1MM+のリグコントロールとPW1のバンド変更が同時に機能すると思います。7700のFIRMWAREのバージョン等に因っては、同時に機能しない場合も有るかもしれません。その場合は、7700を最新のFIRMWAREにUPDATEしてから試してみてください。

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