カモシカの谷・・・釣行

７月９日　福井県◎◎川水系　カモシカの谷

天候晴れ…超増水＆濁り

イワナ　２５～３０㎝　１９匹

シーズン２回目のカモシカの谷釣行です。
この所まとまった雨が降り、途中長良本流も濁流でした。
川の状況を見ながら九頭竜湖を越え目的の谷へ…

増水は覚悟していましたが、何かが違う！濁りが少しでています。
「まぁ竿は出せるだろう～」と思いながら、目的の車止めへ…幸いな事に先行者がいません！
テンションを上げながらＭ氏と目的の堰堤まで獣道の徒歩の開始です。

川には所々に信じられないような大木が転がっています。
川の色も心配しながら一気に吹き出てくる汗と戦いながら目的の堰堤に着くと…

堰堤上のプールは前の半分になり、濁りも入っています。
草木は増水の後を生々しく想像させるように押し倒され、プールに入ってくる流れも変わり、まだ濁りもあります。
想像を絶する水量がこの谷を流れたのです！

思った通りいつもならこのプールでパラダイスの猛チェイスが見られるのですが、イワナ達は底にへばりついて身を潜めているという感じでした。

いつもならその上はどんな瀬でもチェイスがあるのに、今日は瀬という瀬が激流となっています。
限られているたるみを見つけてルアーを通すとやっと…



７寸程のイワナヒット！
釣りながらの遡行も大変ですが次の堰堤でも両脇の流れの巻き返しの深場を通すと入れた瞬間に「ガツーン！」



本日一番のジャスト尺イワナ！



激流の中で頑張って生きていました！
この尾びれがあれば生きていけますよね！



堰堤も脇のたるみで下から突き上げるように出てくることがわかったので、そのポイントを攻略！
時にはほんの少しだけラインを出し、ロッドだけで足元を八の字にルアーを泳がせると、嘘のように次々とヒットします！しかも全て８寸～９寸サイズ！



ルアーを丸呑みしてしまう９寸のイワナもでました。

最後の目的の通称「要塞堰堤」まで行きたかったのですが、その前でこの谷の濁りとなる原因を発見！
獣道を通して山の頂上から一気に土砂崩れがおきていました。
唖然です！急に怖くなりました！
「この堰堤を越えると最後の超パラダイスがあるのに…」
横幅10ｍ近い土砂崩れで獣道も無くなり、そこから上は堰堤を直接よじ登りでもしない限り越えるのは不可能となってしまいました。



来た獣道をまた足がパンパンになりながら、カモシカの骨が…
「自然の猛威と闘いながら僕たちは生きてるんだよ」とここの生き物達に言われたような気がしました。