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運動超音痴なのにマラソン始めたよ

アラフィフになってマラソン始めました。
制限時間ギリギリかオーバーの亀ランナーです。
デブです。

東和ロードレース走ったよ

2019-07-10 | マラソン

3年ぶりに東和ロードレースにエントリーした。3年前は、10キロの部だった。給水所で、スイカ、メロン、バナナ、梅干しがたくさん並び、食べ放題!地獄坂が有名だけどそれだけでなくずっと坂だらけのコースだけど、まったく気にならなかった。10キロの部は制限時間がないのだ。次々と出てくる給水所で思う存分たくさん食べた。満腹満足でゴールした。
今回は、ハーフの部にエントリー。折り返し地点に関門があり、関門の制限時間が75分。10キロ1時間強くらいのタイムだから、大丈夫と思っていたよ。

当日は朝3時半起床。車で宇都宮駅へ。1日900円の駐車場に止め、5時18分始発の宇都宮線で那須塩原へ。そこから、6時31分発の新幹線に乗り換え、郡山駅へ。ところで、東北新幹線にでは、車内販売がない。宇都宮駅でも那須塩原駅でも、お店がやっておらず、朝食が手に入らない。頼りにしていた車内販売もない。お腹空いた。郡山駅についたらようやく売店が開店したので、おにぎりを購入。郡山駅から東北本線に乗り換え、二本松駅に7時28分に到着。そこから、大会の無料シャトルバスに乗り込み、いざ会場へ!
ずっと小雨が降っている。寒い。長袖パーカーを着てきて良かった。3年前は、荷物預かりがなく、一緒に参加した仲間の車に置かせてもらったが、今回は荷物預かり所ができていた。一人参加なので助かった。
9時10分、ハーフの部、号砲。さあ、今回もスイカにメロン、食べるぞーーー!ゲストランナーの今井正人選手にハイタッチしてもらった!
スタートしてすでにもう上り坂。ほかの大会と比べて、女性が少ない。ぽっちゃり目の方も少ない。というか、細マッチョばっか!?あ、あたし、場違いじゃね!?
どんどこどん、どんどこどん、どんどこどん、低く重い、腹に響く打音が聞こえてくる。まもなく地獄坂に差し掛かる和太鼓の合図である。
傾斜のきつくて長い地獄坂。こないだ走ったおきなわマラソンを思い出す。あれから坂を想定した練習してるもの、こんなの平気よ!
援人のOさん発見。声かけた。知ってる人に会えてうれしい。
地獄坂を上り切ったら、給水所。3年前と同様、スイカ、メロン、バナナ、梅干しがずらりと並んでいる。前回は10キロで制限時間がなかったからゆっくり食べられたけれど、今回は関門の制限時間がある。行きはパスして、関門を通り過ぎたらゆっくり思う存分食べることにしよう!
地獄坂を過ぎても、小刻みにアップダウンがある。そして頻繁にある給水所。やっぱりちょっと食べよう。スイカ一切れ、メロン一切れ。
ハーフの部より後にスタートした10キロの部のランナー達が猛スピードで走ってきた。え?案内とか車線で分けるとかないの?背後からいきなりどどどーっと追い抜かれたらびっくりするじゃん。先頭選手も、ハーフの後方のあたしたちの間を縫わなきゃならず走りにくそうだ。
小雨が降り続いているのに、沿道の応援が途切れない。なんて温かい大会なんだ!そして、給水所の誘惑。また食べちゃお。スイカ。メロン。梅干し。バナナ。一つずつ。あー!生き返る!よし、気合入れて走ろう!
9キロ地点を過ぎる。上り坂だらけだからか、ほかの大会の時に比べて疲れが蓄積されてるよう。体が重くなってきた。すでに折り返してきたランナーさんたちから激励を受ける。がんばるよぉー!
「もうすぐ折り返しだよ!」の声援を受ける。よし!もうすぐなんだな!?
・・・折り返し地点、ないよ?
スタッフさんの、「残念でしたー!お疲れさま~!」
え?
「500メートル先にあるバスへどうぞ!」
制限時間オーバー。関門通過ならず。
あーーー!そんなら、時間なんか気にしないで、もっとスイカにメロン、食べれば良かったーーー!くやしーい!甘くてうまいスイカにメロンだったのに!!!復路でいっぱい食べようと思ってたのに!!!あーーー!
来年リベンジするしかないねっ!
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かすみがうらマラソン走ったよ4

2019-04-20 | マラソン
2か月前は、坂だらけのおきなわマラソンを走り、1か月前は、やはり坂だらけの東北フードマラソンハーフを走り、一週間前は、日立さくらロードレース10キロを走った。練習で30キロ走はしていないし、登山は3か月前だけど、練習量としてはまずまずだろう。一週間前からお酒も断ち、体重も増やしていない。そしてついに迎えた2019年4月14日。時は至れり。さあ、走るのよ!
7時過ぎに土浦駅に到着。早すぎたな。友部→土浦方面への常磐線はがら空きだった。今日は暑くなるという予報だが、朝は寒い。息が白い。直前まで迷っていたが、長袖のインナーを着ることにする。暑いかもしれないけれど、今回はキイロイトリの被り物をして仮装をしてみよう。この被り物、モコモコしてて見た目暑苦しいけど、着脱可能なのでなんとかなるだろう。大会会場に到着。チーム石塚のOさんと会った。お互いの健闘を祈る!
自宅で朝ご飯はしっかり食べてきたけれど、1時間半も電車に揺られたからお腹が空いた。チーズハットグなる屋台が出ている。最近よく屋台で見るけれど、常に行列ができているので食べたことがない。今日はまだ早朝のため、誰も並んでいない。これを機に早速ゲット!見た目はカリっとしたアメリカンドッグだが、中身がとろけるチーズ。これはなかなか美味。荷物を預けたりトイレを済ませたり、ゆっくり過ごす。職場のNさんと会い、お互いの健闘を祈る!チームカサデロサのHさん、Nさんと合流。お互いの健闘を祈る!そして、職場の先輩Yさん家族とも合流。5キロの部を走るとのことで、お互いの健闘を祈る!さらに、定年退職したMさんとも合流!お互いの健闘を以下略。
9時50分、号砲。最後尾のFブロックなのでなかなかスタートのゲートが見えてこない。8分ほどでようやくスタートゲートをくぐる。Yさん一家の見送りハイタッチを受ける。うれしい。沿道の応援の子供たちが、「ひよこー!!」と応援をくれる。キイロイトリなんだけどなぁ(^^;)
前方でスタッフさんが何やら騒いでいる。「ダメだよー!!」と声を荒げている。どうした?と思ったら、自転車に乗ったおじさんが「邪魔だーーーー!!」と怒鳴りながらランナーの群れに突っ込んできていた。轢かれそうになるところをすんでのところで交わした。腹が立ったが、我々ランナーは一般道を塞いで住民の方々に負担をかけているのだ、と改めて思い知る。
コースの前半の土浦市内は意外と坂道が多い。でも、おきなわマラソンに比べれば、と思うと耐えられる。沿道の応援の方々が、「ひよこー!」と次々と声をかけてくれる。ヤバい!めっちゃ楽しい!けど、やっぱり被り物はちょっと暑い。日差しが出てきて、予報通り気温が上がってきた。沿道に人がいなくなったら、キイロイトリを脱ぎ、人が現れたら、へんし~ん!を繰り返す。
日立製作所の前を通ると、ショベルカーの着ぐるみを着た方々が応援に!おもしろーい!あっという間に17キロ地点の関門通過。ここを過ぎるとすぐにかいつかの焼き芋がエイドで出してくれている。楽しみにしていたんだよねえー!いただきます!マラソン大会で焼き芋っていうと口の中の水分とか持っていかれそうな印象だけど、このかいつかの焼き芋は、しっとりとろーりとまるでプリンのような口溶け。絶品。しばらく進むとお城のような建物があり、桜も満開で、その下では応援のよさこい踊りが披露されていた。すごい演出!そしてまたさらに進むと、ご当地ヒーローずの応援。去年もいたけど、今年もいてくれた。記念に写真に撮ってもらう。
霞ヶ浦を望むレンコン畑へ。いつの間にか23キロ。あれ?今回は調子がいいんじゃない?まだまだ元気。そして、湖畔からの風が冷たい。肌寒い。いつのまにか太陽は雲に隠れていた。キイロイトリ装着!
25キロ地点。さっきまでの調子はどこへやら。いきなり体が重くなってきた。足がパンパン。路肩に寄ってストレッチでふくらはぎを延ばす。ランニングタイツも引っ張り上げて整える。
住宅街に入る。おせんべい、チョコ、おにぎり、梅干し、お漬物、お茶、いつも毎年ごちそうさまです。本当にありがたい。あれこれモグモグしていたら、定年退職のMさんに再会。「梅干し食べると元気になるんだけどさぁ、梅干しないんだよねぇー」ごめん、Mさん。最後の一個の梅干し、あたしがもらって食べちゃったんだよ。そこへ、沿道のお家の方が梅干しエイドを出してくれていた。ナイス!梅干しで元気が出たMさん、パワーアップして去っていった。
30キロ地点。もうフルマラソンは9回目だけど、やはりきつい。苦しい。民家の軒先で足を延ばしていたら、そこのお家らしい男の子が心配して駆け寄ってくれた。「ハイタッチ!本当に大丈夫?」うん、大丈夫じゃないよ(^^;)でもありがとう!もうちょっとがんばれるよ!
しばらく行くと、おしるこエイド。おしるこ、3杯も頂いちゃった。お腹いっぱい。走ってカロリー消費せねば!
ぐすっぐすっうぐっ・・・うっ・・・男性の声の嗚咽が聞こえる。今この場を走れていることに感動しているのか、それとも体が万全でなく思ったタイムでなかったのか・・・フルマラソンというやつは、いろんなものを拭い去ってしまう。男だから、女だから、子供だから、大人だから、そんなもの全て拭い去ってしまうんだ。

35キロ地点。タレントの宮崎亜希さんと握手!今年から関門が2か所に増えたらしいんだが、そのもう一か所の関門がどこか不明。(大会の案内パンフ、見たけど忘れちゃった)
36キロ地点。だるくて辛かった体が、足が、息を吹き返す。後半になってなぜか調子が戻るのは何でだろう。たぶん、いろいろ飲み食いしたのがエネルギーに回ってきたんだと推察。
39キロ地点。ロッキーおじさん!ああもう、やっぱりロッキーおじさんがいないとマラソン大会じゃない!40キロ地点。Mさんとまたまた再会。お先!41キロ地点。Sさんが応援に来てくれた。10マイルの部を走ったとの由。
沿道の応援がすごい。「ひよこー!!もう少しだー!」「ひよこー!おかえりー!」「ひよこー!」こんなに声援受けちゃ、歩けないじゃないか。走るしかないじゃないか。
5時間47分17秒、ゴールイン。
かすみがうらマラソンで、こんなに制限時間に余裕を持ってゴールできたのは初めてであるよ。
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日立さくらロードレース走ったよ

2019-04-12 | マラソン
今年の日立さくらロードレースは、晴れ時々曇りと天候に恵まれ、桜も満開。最高でした。
満開の桜並木の下を走るよー!


普段は歩行者は立ち入り禁止の国道6号バイパスを走るよー!
海の上だよ。気分爽快!

10キロの部、1時間10分13秒でゴールイン。タイムは気になるけどもう気にしない。
来週は、いよいよかすみがうらマラソンだ!
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東北風土マラソン走ったよ

2019-03-30 | マラソン
去年の2018年3月に関東東北豪雨の災害ボランティアで知り合った仲間に誘われて、宮城県は登米市の、東北風土マラソン(ハーフ)に初めて参加して楽しかったので、今年も参加。3月の週末の2日間にわたって開催され、土曜日はリレーマラソン21キロ、日曜日はハーフとフルの種目がある。来月にかすみがうらマラソンを控えているので、最終の長距離練習を兼ねてハーフにエントリーだ!
前日は、ボランティア仲間たちとリレーマラソン!仲間が走り抜けるたびに怒鳴って応援!こんなに興奮するのはいつ以来か。大声を出すのは楽しいなぁ!いざ、自分の番!カッコよく突っ走ってみせるよ!Nさんからたすきを託され、ダッシュ!身体が軽い!飛ぶように走れる!どんどん抜ける!カッコイイあたし!折り返し地点を回ったら強烈な向かい風!さっき体が飛ぶように軽かったのは、追い風に乗っていたからだった。しかも調子に乗って飛ばしたもんだから、息があがってしまって苦しい!向かい風に窒息しそう!窒息により一気に失速。さっき追い抜いたランナーさんたちにあっさり抜かされトホホ。カッコイイあたしはあきらめ、残りの距離は呼吸のリカバリーに努める。1.5キロ走ったら次の走者のSさんへたすきを託す。走り終わっても、なかなか呼吸が整わない。咳が止まらない。周りの走り終わったランナーさんたちもみんな咳き込んでいる。通常のマラソン大会では咳き込む人は見ないなぁ。去年は最下位だったが、今年は最下位脱出!この大会は風土マラソンとフードをかけていて、食事処の出店がたくさんある。海鮮はっと汁うまーい!玉こんにゃくうまーい!そして完走すると日本酒のみくらべチケット5回分が完走賞。もちろん飲みまくる!しあわせ!
次の日はフルとハーフ。3月も下旬だが、梅の花も咲いているというのに、寒い!なんと、吹雪いている!サンプラザ中野さんが、ステージで「ランナー」を熱唱。元気が出るよ!朝も早くから会場ではフードフェスティバルが開催され、出店がたくさん出ている。セリのはっと汁、うまーい!けの汁、うまーい!走る前だというのに満腹になってしまった。フルを走るHさんを見送り、トイレに並んだが長蛇の列。20分待っても進まないのであきらめて、ハーフのスタート地点に整列。会場についてからすぐにトイレに行ったんだけど、寒かったから走る前にもう一度トイレに行きたかったんだけどなぁ。NさんFさんUさんOさんたちと合流、見送りを受ける。
9時50分、ハーフの部、号砲。時々晴れ間も見えるけど、吹雪いているのでカッパを着る。ハーフは長沼を一周するコース。こまかなアップダウンが続く。ずっと湖を見ているので景色は最高!だが寒い!コースはトイレが少なく、どこも列ができている。ようやく10キロ地点を過ぎたところで列が短いトイレを発見。タイムロスが気になるけど並ぶ。やっと体が軽くなった。そしてエイドがたくさんある!いぶりがっこ、はっと汁、さんまの煮物、ソーセージ、トマトのゼリー、チーズケーキタルト!ほかにもあったけど、お腹いっぱいで食べられなかった。
15キロ地点。湖の向こう遥か彼方に、大会会場がある公園の風車が見える。目指すはあそこだ!
ずっと短い上り坂下り坂が続く。なかなかトレーニングに良いコースじゃないのぉ(強がり)!足が疲れてきたけど、来月はフルマラソンだからな。歩かないぞー!先月は長い長い坂道だらけのおきなわマラソンを走ったし、今回は余裕だぜ、なんて思っていたけどかなりツライ。横風向かい風が強くて、足をすくい取られる。しかも吹雪く。晴れ間も見えるけど。カッパを脱いだり着たり。こんなとき、やはり力になるのは沿道の方々の応援!!仮装しているランナーさんたちがたくさんいて、見ていてとても楽しい♪声かけるとノリもよくてさらに楽しい♪
ランニングシャツに半ズボンという寒そうな恰好のランナーたちが後方からものすごいスピードで現る。20分早くスタートしたフルの選手たちがもう追いついてきたのだ。フルマラソンは長沼を2周するコース。2周目でフルのランナーたちと重なってしまうのである。道幅が狭いからハーフランナーたちの間をなんとか縫うように追い抜いていくけど、走りにくそうだ。
ようやく20キロ地点通過。前日走ったリレーマラソンのコースの終わり部分に差し掛かる。最後に砂利道の急な坂を駆け降りるのだが、これがとても角度がきつくて怖い!Fさんたちみんな、待っていてくれた。うれしい。
2時間45分24秒、ゴールイン。おかしいなぁ?今までのハーフでワーストタイムだよ?坂道でも歩いていないのに?エイドで食べていたからだな、きっと。そうに違いない。
前日ももらった完走賞の日本酒飲み比べチケット5回分、またこの日も頂き、飲みまくったのであります。
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おきなわマラソン走ったよ

2019-02-23 | マラソン
ほかの県のフルマラソンを一度、走ってみたかった。まず思いついたのは那覇マラソン。だが、日程がつくばマラソンと前後するため却下。調べてみると、沖縄本島の真ん中あたりを走るおきなわマラソンというのがある!給水所のサービスもすごいらしい。申し込む勇気が出るまで何年もかかった。だって、ひとりで飛行機乗るの、やだもん。乗り方わかんないもん。怖いもん。でも、やりたいことはできるときにやらなくちゃ!エントリー!後先考えずポチ。コースを調べると、ほとんどが坂だって書いてある。あたしゃちっとも自慢じゃないが270°くらい地平線が見渡せる関東平野の大平地のど真ん中住まい。めっちゃバリアフリー!ない坂道なんて、どう練習したらよいのやら。とりあえず国道294号バイパスを何度も何度も往復ランニングを繰り返した。25キロまでは普通に走り、残り5キロはバイパス往復で30キロ走とか、思いつく限りのやれることはすべてやった。でも自信がない。。。 大会の前日の2月16日、茨城空港から那覇空港へ。那覇空港から、三線仲間のO君に乗せてもらい、大会会場の県総合運動公園へ。前日受付をしなくてはならないのだ。渋滞がすごくて那覇から会場まで2時間くらいかかった。ナンバーカード事前送付にしてもらえないかなあ・・・ 会場から5キロほど離れたところの民宿に投宿。緊張しすぎてよく眠れなかった。寝不足気味。同宿のおじちゃんも大会に出場とのことで、いっしょに会場まで徒歩で行くことに。当日の天気は曇り。気温は15℃。風が冷たい。寒い!半袖にしようか迷ったが、長袖にして本当に良かった。荷物預けに行列ができているが、早く進んだ。あたしはFブロック。最終がGブロックなので、ひとつランクアップだ。 9時、号砲。三線仲間のO君の見送りを受け、ついにスタート!あ、トイレに行くの忘れた。コース中のトイレに行けば良いな、と気軽に考える。10分ぐらいのタイムロス。守礼門に似たスタートゲートをくぐり、海岸沿いを走る。沿道の応援がすごい。和太鼓あり、三線演奏あり、エイサー演舞あり!じっと座って見て聴いていたい!が、関門の制限時間が気になるので、後ろ髪をひかれつつ走る。寝不足だが、体は軽い。絞って3キロ落としたからな。 参加人数が1万人越えの大規模な大会なので、道は広いけどなかなか混雑から抜け出せない。そのせいか、歩道を走るランナーさんが多い。歩道は応援の方々が大勢いるので走りにくいと思うんだが・・・スタッフさんが、「歩道を走ると計測できません!車道を走ってください!」とアナウンスしている。 11キロを過ぎて、最初の坂が現れる。キロ単位の長い坂だ。東和ロードレースの地獄坂を思い出す。スピードは出ないながらもなんとか走り登る。沿道の応援の方々、いろいろ差し入れしてくれる。けれど疲れすぎて食べられない・・・20キロ地点。もうこの辺で止めたい。苦しい。きつい。そしてトイレに行きたい。周りのランナーさん達からも「足が痛い・・・」のうめき声が聞こえる。でも、みんな走っている。あきらめてなんかいない。そうだ。みんな辛いのは同じだ! あちこちで幟が立っている。「2.24県民投票」「反対に○を」辺野古基地建設の埋め立てについての投票のようだ。 トイレ発見。並んでみたが、全然、行列が進まん。ずっと前に並んでる女子がやたらピョンピョンピョンピョンピョンピョン飛び跳ねてる。かなり長い時間待たされてるの?もっちゃいそうなの!?あきらめて、次のトイレを目指してコースに戻る。トイレを開放してくださるお店の方がいて助かった! 最初の長い坂を走り登ったせいか足が疲れた。その後も地味ぃーに坂を上り下り。いつの間にか上っていて、いつの間にか下っている。辛い。きつい。しんどい。ゴールは次回でいいよ、もうやめたい。でもさ、今ここで頑張らなくていつ頑張るんだい?何のために9月のエントリーから練習をずっと頑張ってきたと思ってんの?周りのランナーさんも苦しい表情ながらも頑張ってんだど!ロッキーおじさんもM高史さんもいないけどさ、もうちっとがんばっぺよ。 沿道の応援が、途切れなく続いていることに救われる。(ロッキーおじさんが恋しいケド・・・)ハイタッチも続く。五十肩がだいぶ直ってきたので、心おきなくハイタッチ。沿道の方々、エアーサロンパスもしてくれる。本当に救われた。黒糖、モズクのコロッケ、シークワーサーゼリー、アイスキャンデー、ケーキ、うまーい!!塩の差し入れ!ナイス!お水の差し入れ!ありがたや!「暑いでしょー?氷をどうぞー!」と袋に入れた氷を差し出してくれる方も。ありがたいが、寒いんです。風が冷たいの。寒い茨城から温かい沖縄に来たはずなんだけど、気温あんまし変わんない。手袋を持ってこなかったことをちょっと悔やむ。 28キロ地点あたりで嘉手納基地へ。アメリカ人の沿道の応援の方々が差し入れくれながら、ヒョー!とかイエー!とかウォー!とか雄叫び上げてるので、あたしも「いえーい!」と返す。子供たちがエイサーで出迎えてくれる。リンゴもらった。連続ハイタッチ入魂してもらう。アメリカの車も回ってきて、応援してくれた。「ガンバレー!!」と日本語で応援してくれるので、英会話はできなくても大丈夫だ。そこで、関門の制限時間まで4分!のアナウンス。げっ!急ぐべ! 嘉手納基地を出ると、33キロ地点。沿道の方々の力強い応援がずっと続いている。「痛みでは死なない!」「もうフルマラソンの3分の2は終わりだよ!残り3分の1だよーーー!」り、リタイヤなんて、絶対に、するもんかーーーーー!!! また上り坂。しんどい。足が重い。沿道の方々の声援がいちだんと大きくなる。「行けるよーーーー!!!」行けるといいなぁ~。完走メダル、もらってみたいなぁ。かすみがうらマラソンとつくばマラソンは、完走メダルがない。メダルの代わりにかすみがうらは、レンコン麺(お父が喜ぶ)、つくばは謎のやたら丈夫な紙袋だ。メダル、頭からかけてもらってみたい。 37キロ地点。急激な下り坂。ひざに負担がかかりそうだ。歩ったほうがいいんだっぺか?けど、歩ってもあまりにも急だもんで、小走りになってしまう。それはそれで良し。 38キロ地点。このあたりから体が復活する。歩ってるランナーさんばかりだが、走るよぉ!!!行くしかあんめよぉーーー!!!40キロ地点。最後の関門を通過。この辺りから久しぶりの平地。沿道の声援が、「お帰りなさーい!」に変わる。涙が出てきた。今朝がたスタートした守礼門に似た門をくぐり抜ける。スタッフさんが大勢、ハイタッチしてくれる。グラウンドに入る。半周先に黄色いゴールゲートが見える。白線のコースを一歩一歩踏みしめる。正直、今回は無理だと思っていたよ。。このグラウンドを踏むことはできないだろうと思っていたんだよ。沿道の方々のフォローがなければとても完走はできなかった。ウグ、グッスン、うええぇぇぇええええええええ、ふえええええ、うわーーーーーん(大泣)隣にいたランナーさんが、ぎょっとして振り返った。 6時間06分53秒、ゴールイン。 頭から完走メダルをかけてもらいました。
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ちくせいマラソン走ったよ

2018-12-12 | マラソン
「フル走るんだから、10キロの大会なんて楽勝でしょ?」「ふだんの練習でいつも10キロ以上走ってるんだし?」 私もかつては、そう思っていたよ。とんでもない思い違いだったんだよ。正直に言おう。参加者の少ない、10キロマラソン大会は、きつくて苦しいと。 12月初旬。一気に冷え込んだ。出店していたカサデロサTさんに、今年は抜かりなく海鮮パエリヤの予約を頼み、三線仲間のO君親子マラソンを見送り、自分もスタート地点へ。11時20分、10キロの部、号砲。スタートからいきなりダッシュで始まる。人数が少ないのでばらける。これがフルマラソンだったら、みんなのんびりゆったり走るのだが・・・ 4キロ過ぎ、国道50号バイパスへ。このバイパスは歩道が狭いというか、ないに等しい。歩行者が入れるような道じゃないの。そして車道のど真ん中を走るのはテンション上がるしかないね!アップダウンもあり見晴らしが良い。最初の坂道を上っていると、私の斜め前を走っていたおじちゃんが、いきなり横向いてペッ!とつば吐いた。げぇえええええ!私の足に引っかかったじゃん!きったねーーーー!そのおじちゃん、数メートルおきにつばを吐く。何なん!?そのおじちゃんの斜め後ろは、いかん!だが、どうやら走り慣れてると見えて、速い。悔しいが抜くのは無理と考え、そっと後ろに下がる。 折り返し地点。最後尾を守る自転車スタッフが近い。あかん、気を抜いたらビリだ。だが、坂のアップダウンが何度も続く。スタート時のダッシュのまま、スピードを落とせない。苦しい。が、ふだん走れないこのバイパス!何度もついつい、ひゃっほー!と浮かれて叫んでしまいます。2度目の折り返し地点は、坂を下ったところにあり、すぐに上るようになっている。下ったときのGがかかって、いちばんキツイ。そこに応援の方々の声援が一段と力強い。うれしい。6キロ地点。ペッ!のおじちゃんに追いついた。抜く! 7キロ地点を過ぎ、バイパスからもと来た道へ。応援の元気な男の子にハイタッチ入魂してもらう。周りにランナーさんほとんどいない。もしかしてビリから2、3番目くらいなんじゃなかろうか。私的にはダッシュなんだけど、もともとスピードがない亀ランナーだからなあ。めっちゃ元気なお兄さんが、歩道を猛スピードで走りながら「がんばれ!」と応援してくれる。追いつこうとしたがあっさり離されたー!てか、エールを送りながら猛スピードで何往復もしてる!? 沿道の応援の方々の「あと1キロ!」「がんばれ!」の声援をいっせいに受ける。私ひとりで!周りにランナーさんいないんだよ!スター気分を味わうよ! 1時間04分02秒、ゴールイン。 青いゴールゲートをたったひとりでくぐったんだよ。 取り置きしてもらった海鮮パエリヤと、サービスのキムチ汁は、絶品でした。
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つくばマラソン走ったよ3

2018-12-01 | マラソン
認めます。私は、ばかです。学習しないバカです。もう二度と走るもんかと誓った地獄なフルマラソン何回目だよ!もう7回目だよ!ばかっ!なんでエントリーしちゃうんだよ!しかも、来年のおきなわマラソンもかすみがうらマラソンもすでに、どっちもフルでエントリー済みだと!バカも休み休み言え!ばーーーーかーーーー!!! この夏、暑すぎてまったく走れなかった。9月になってからもやる気なく、10月の松島ハーフマラソンも走らなかった。山にも登らなかった。10月も末になってから、ようやく10キロ走、17キロ走、23キロ走、30キロ走、と少しずつ距離を増やした。とりあえず本当に最低限の練習メニューはなんとかぎりぎりこなした。夏に走らなかった分、体重も2キロ増やしてしまった。フルマラソンの一週間前から酒断ち、なんとか1キロは戻した。 そして、つくばマラソン当日。いつもどおり、職場の駐車場へ7時過ぎに到着。気温3度、寒い。おトイレを済ませ、会場へ。去年は、会場内のトイレにバッグを忘れるという大失態。今年は忘れ物なし。余裕だ。だけど、会場についても誰も知ってる人に会わなくて寂しい。いつもは誰かに会うのに。荷物を預けて、またトイレを済ませたら(朝はトイレが近いの)、もうスタート時間。第五ウェーブ、9時20分、号砲。今日は気温が上がる予報のはすだが、まだ寒い。最初のランナーたちが脱ぎ捨てたカッパをもらおうか、真剣に悩んだ。でも、大人数の真ん中を走れば、なんとか寒さを凌げそう。大学構内を流れのまま走り、平塚線に入ると、給水所の準備をしているボランティアさんの中にM夫妻発見!今年も会えてうれしいな!やっとテンション上がり、そのまま坂を上ってくだり、西大通りへ。あきらかに練習不足のうえ、体重増加で体が重い。完走が望める状態じゃないけれど長距離走の練習、と思って、走れるところまで走る所存でございます。とかなんとか、だらだら頭の中で思ってたら、いつのまにか14キロまで走ってた。左ひざ、痛みが出てるからそろそろストレッチしましょ。ランニングタイツがずれてたので、ひっぱって直しましょ。そして、さあ、走りましょ。 ウェルネスパークを過ぎ、南へ戻る。淡々と走る。気温が上がってきて、暑い。長袖インナーとTシャツでちょうどよい。スタート地点のカッパ、もらって来なくて良かった(;'∀')20キロ地点あたり、芝生の畑。応援の方々?スタッフの方々?寝転がってる!今日は小春日和だもんなぁ。てか、うらやましーい! 後ろから、M高史さんが、走ってきて、「ナイスラン!」と声かけてくれた!淡々とだらだらと走ったり歩ったりだけど、モチベーションアップ!ガマの油のバルーン仮装をした人発見。写真に撮らしてもらった。 25~27キロ地点。去年はこの辺で嫌になってたなぁ。今年は練習不足だからLSDと割り切ってのんびり淡々と歩きも交えて走ってるせいか、それほどまだ辛くないみたい。ふと我に返って冷静に考えてみると、ウェルネスパークからジョイフル山新までだよ?すごい距離なんだよ?TXの高架下をくぐり、研究学園駅方面へ。沿道の方が甘酒をごちそうしてくれた。 30キロ地点。応援の方が、「あと12、3キロ!がんばれー!」と叫んでる。ランナーたち、いっせいに噴き出す。あ、あのよぉ、12、3キロって結構な距離だよぉ?思わず突っ込む。でも、フルマラソンの3分の2が終わったということだ。残りは3分の1だ。 ここまで来たら、もうリタイヤする気はない。34キロ地点。おしるこをごちそうになった。35キロ地点、関門時間も余裕がある。西大通りにふたたび戻ってきた。時々、ふくらはぎにピキっと何かが走る。痛みはないけど、つる前兆かもしれない。ストレッチをこまめに入れる。36キロ地点を過ぎ、西大通りから筑波大学へ通じる平塚線へ。沿道の声援が「がんばれー」から「お帰りなさい!」に代わる。うれしい。そして、お腹空いた。給食にパンが出るって言ってたけど、見てないよ?きゅうりとみかんとブルーベリーとバナナ、食べたけど、お腹空いた。沿道の応援の方がバナナとチョコをいっぱいくれた。ありがとうございます!給水ボランティアしているM夫妻の応援とメープル飴をもらい(これ旨い!)、筑波大学へ。沿道の方々の声援が、いっせいに、「おかえりなさーい!」 大学構内の折り返し地点が、地味ぃーーーーーーーに長い。41キロ地点。坂の手前にロッキーのテーマが。ロッキーおじさん!!!よし!がんばるぞ!坂を上るぞ!上って下ると、職場の同僚のSさんが待っててくれた!10キロの部を走ったとのこと。 スタート地点を通り過ぎ、角を曲がってゴールが目に入る。グラウンドに入り、黄色と白のラインのゴールゲートのアーチが青空にくっきり浮かび上がり、ぐんぐんと迫ってくる。長かったけど、今回LSDのつもりだったからさぁ、別にさぁ、完走なんてさぁ、タイムなんてさぁ、気にしてなかったんだからね!、、、、ぐすっぐすっ、、ぐうええぇぇぇえええええええーーーーー 5時間45分33秒、ゴールイン。 46歳女子、ギャン泣きでゴールしたのであります。
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かすみがうらマラソン走ったよ3

2018-04-21 | マラソン
つくばマラソンの興奮も冷めやらぬまま勢いで申し込んだかすみがうらマラソン。今回は、あまり長距離走はやらなかったけど、山登りは2回もしたし、一か月前にハーフも走ったし、練習メニューとしては、まずまず。引っ越しして快適な環境になり、睡眠不足も解消。当日の目覚めはすっきり。正月太りしたけれど体重も戻して、体調は完璧だった。 当日の天気予報は暴風雨。うん、一昨年もそうだったね。うん、大丈夫だよ、がんばるよ(棒読み)。電車が止まるかもしれないので、車で行くことにした。土浦の花火大会の場所に、臨時駐車場が用意されていた。7時前についたらがら空き。朝も早くから、暴風雨の中をスタッフさんたちが誘導してくれた。頭が下がる。 駐車場からシャトルバスに乗り、会場方面へ。そこからスタッフさんの案内に従って階段を下りたり通路を延々と歩いて会場へ。距離が結構ある。雨風が強いけれど、屋根があるところに場所を取れて、しばし雨宿り。天気予報では気温が高くなる予報だが、風が冷たくて寒い。暑くなるだろうと思って半袖だけにしてしまった。出店で長袖インナーを購入。安く買えてラッキー。雨足も収まってきた。心配されていた風もなし。 同じくフルを走るNさんと応援に来てくれたHさんと会い、お互いの健闘を祈る。 10時、号砲。だがしかし、Fブロック最後尾のあたしにゃ、スタート地点が水平線の彼方である。10分くらい過ぎてようやくスタート。ウェーブスタート、取り入れてくれないかなぁ。カッパを着ていたが、「どうせ汗で濡れるんだからカッパ脱いでここに捨てちゃいな」というスタッフさんの言葉に甘える。1キロ地点あたりで、有森裕子さんが立ちはだかって叫んでいる。「ここに水たまりがありまーす!」と。そこには大きな水たまりが。有森さんナイス対応!そして、テンション高い!「ふぉーーーー!!!」と雄叫びを上げながらも、坂に差し掛かると、「みなさーん!登坂の走り方は、前傾で!」とアドバイスをくださったり。背中に大きなゴミ箱とこいのぼりを背負ったランナーさん発見。ゴミ拾いしながらも、速い! 17キロ地点の関門まで、快調に走る。かいつかの焼き芋の給食サービス!甘くてうまーい!ハーフの距離を過ぎても快調。と、そこへ、背筋をピンと伸ばしてとても姿勢の良いランナーさんが私に声をかけてきた。「あなた、ずっとそのペースで最後まで走るの?」って。え?どゆこと?早すぎ?遅すぎ?どっち?スマホのランニングアプリは今回は起動させていないけど、12時10分に関門通過して、ぎりぎりだったので早すぎってことはないだろな。 そろそろ路肩に寄ってストレッチしようかと、ふくらはぎを延ばしていると、救護スタッフがかけつけてきて、冷却スプレーをかけてくれ、嬉しや。 ハーフあたりから、景色は町中から、レンコン畑がひろがるのどかな風景に代わる。遠くに霞ヶ浦。住宅街も時々通過。あちらこちらのお家で、給食をくださる。飴、おにぎり、きゅうりのお漬物、レンコンの煮物、梅干し、おみかん!お茶!おしるこ!うわーん!美味しいよーーー! 30キロ地点。徐々に辛くなってきた。何度も路肩に寄ってストレッチ。救護車?収容車?がやってきて、「乗りますか?」と声をかけてくる。乗るもんかー!笑顔を作って「大丈夫ですぅ」と答える。そして歩いているのと変わらないくらいの速度で走り続ける。35キロ地点あたりで、トイレ休憩。ストレッチ。太ももの前の部分がパンパンだ。でも、歩かないぞー!救護車が止まっている。スタッフさんが、低体温になってしまったランナーさんがいる、と話している。雨は上がって風もないとはいえ、気温はさほど上がっていない。湿度も高い。汗が冷えてしまったのかな? 36キロ地点。このあたり、民家もほとんどなく畑の中を淡々と走る。ドラえもんの仮装のランナーさんが元気に沿道の応援の方々としゃべってる。尊敬だ。だがしかし、いつまでも37キロの表示が見えてこない。景色も単調なので、ちょっと想像の世界に入ってみる。この世界が実は異次元にワープしていて、この道に終わりがなく永遠と36キロ付近を繰り返し、現実世界に戻れない・・・うわーーーーー!!本気で気が狂いそうになり、路肩でストレッチ。そこへ救護車が再び登場。「乗りますか?」ゆ、誘惑しないで!! ランナーさん同士がお互いを励ましあっている声が聞こえる。「踏ん張るのは今ここしかないよ!」「あともう一息、さあがんばろう!」私にかけられた言葉ではないけれど、力をもらえる。 周りのランナーさんたちがざわめく声が聞こえた。後ろから、収容バスがやってきたのだ。「あれに追いつかれたらアウトだ!制限時間オーバーだ!」 バスに追い立てられながら走る。でも、速く走る力は残っていない。あっさりバスに抜かされる。けど、競技を止めろの指示はない。まだ走って良いようだ。遠くに土浦の町が見えてきた。ゴールはあそこだ。37キロの表示は見過ごしていたようで38キロの表示が。わーい!別の意味でワープした気分。 そして、つくばマラソンでもお馴染みのロッキーのテーマが聞えてきた。ロッキーおじさんだ!うれしいな!にこやかに手を振ってくれた。パワーが湧いてきた。まだ制限時間に間に合うかもしれない。 39キロ通過、40キロ通過、沿道の応援の方々の「あと2キロ!」と力強い声援。そう、あと2キロ・・・でも、制限時間まであと数分・・・普段のジョギングでもキロ6~7分な私の脚力では・・・ 41キロ地点。Hさんの声援を受ける。 そして、制限時間到来の花火が上がった。完敗だ。でも、競技を終了せよの指示がない。交通規制解除もまだない。沿道の応援の方々が、「大丈夫だよ!」と力いっぱい声援をくれる。まだ走っていいんだ。大の大人だのに恥ずかしげもなくぐっすんぐっすん泣きながら走った。 6時間02分43秒。ゴールイン。 制限時間を過ぎたけれど、完走証を発行してくれた。いい大会だぁ! 去年の12月の筑西マラソンで、最後尾を泣きながらもあきらめず走っている女の子を見て、遠い昔の自分を思い出したりしていたが、まさか半年後の自分とは思いもしなかったな。
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つくばマラソン走ったよ2

2017-12-02 | マラソン
昨年に引き続き、今年もつくばマラソンにエントリー。今から思えば、ずっと私は不運に見舞われていた。一か月前にジョギングで転倒、右肩を負傷。それ以来、右腕が上がらなくなってしまった。 前日夜は、早めに布団に入ったが、その夜に限ってアパートの前を暴走族が何度も爆音をまき散らしながら往復。全然眠れなかった。当日、足にキネシオテープがなぜか貼りつかず、すぐにはがれてしまい、貼るのをあきらめた。車を職場の駐車場に停め、ついでにトイレを借りようとしたら、自動ドアが開かず入れなかった。しかたないので会場の筑波大学へ。大学敷地内に入るとすぐに仮設トイレがあったので、入れた。 今朝はものすごく冷え込んだ。気温1℃。寒い。 筑波大学はとっても広い。大会会場はそこから2、3キロ先だ。歩くこと数十分。ついたので、職場の先輩に連絡しようと、スマホを・・・ ない!!!バッグが、ない!!!まさか。さっきのトイレか!?財布もスマホも車のカギもぜーんぶバッグの中!3キロ戻るしかない。着替え等を入れたリュックが重いのでちょうど準備をしていたスタッフさんに頼んで道の横に置かせてもらう。そして走る!やっぱり仮設トイレの中にバッグはあった。回収。スタートまでもう時間がない。ダッシュ。はー、もう何やってんのあたし!ウォーミングアップだって6キロもダッシュしないっての・・・ 荷物を預けてもう一度トイレに並んでいたら9時の号砲が鳴る。Aブロックのスタート。ウェーブスタートで遅い時間を割り当てられていたからよかった。かろうじて間にあった。9時20分、Hブロック号砲。先輩とも会え、見送りを受ける。かすみがうらマラソンで有名なM高史さんを発見。ハイタッチしてもらう。 色づいたイチョウ並木の大学構内を抜け、西大通りのほうへ。36キロ地点の給水所の準備をしてるM夫妻と会えた。西大通りを北上、東大通りへ。いつも車で通っている道を走るのはやっぱり楽しい。10キロ地点の最初の関門、突破。クリーンセンターの方向へ。そして、研究学園方面へ。 20キロに達しないうちに左足裏の小指に違和感。あーあ、水ぶくれができたな。ワセリンをたぷりぬって、保護のばんそうこうも貼ったのに・・・2週間前に25キロ走をやったときにも同じ場所に水ぶくれができ、治ったばかりだった。 体が重い。やっぱり睡眠不足の影響。んもおー!暴走族のせいだ!辛いよ・・・足が重いよ・・・リタイヤしようか?でも、ここであきらめたら、糞暴走族なんかに負けたことになる! 負傷した右腕は、上がらないだけで、走るのに腕を振るのはまったく問題ない。沿道の方々の応援、嬉しい。ハイタッチ楽しい。けど、痛めているのを忘れてつい右手でやると、痛い(;´∀`) なぜかスマホの電池が急に減り、ランニングアプリを止める。電池の残りがもう20%切ってる。なんでー? つくばマラソンのキロ表示は、それぞれメッセージが入っている。22キロ地点のキロ表示のメッセージは、「そんな走りで大丈夫か?大丈夫だ、問題ない」・・・あたしゃ大丈夫じゃない、大問題だぜ。ある地点のメッセージは、「辛いのは当たり前だ!」 そ、そうだ。辛くて当たり前だ。周りのランナーさんたちも必死の表情だ。 ようやく研究学園駅あたりへ。Kちゃんが応援にきてくれた!!!テンションUP! 30キロ地点。関門通過。ロッキーのテーマをラジカセで流して仁王立ちしているおじさんがいる。まわりのランナーさんが、「今年も応援に来てくれた。」「ありがたいよね。」と会話している。毎年恒例らしい。てか、去年のかすみがうらマラソンでも、ロッキーおじさんいたぞ!手を振ってみたら、怖そうな顔が笑顔になって手を振り返してくれた! 給水所でコーラを配ってくれている。ありがたくいただく。お水やアミノもいいけど、距離が進んで疲れてきたときにコーラってのが良い(^O^)3杯も頂いて走り去ると、さっきの給水所から「どら焼きできましたー」なんだとー!戻る。どら焼き食べる! 次の給水所では、おしるこ!ありがたくいただく。満足。 スマホの電池、残りわずか2%!なんでー?何もしてないのに? 体の疲労が絶頂。足が痛くて痛くて、ついに歩いてしまった。歩くと足の痛みが取れたので少し歩いては走り、走って痛くなっては歩き、を繰り返す。関門突破は時間に余裕があったからたぶん時間制限は大丈夫だと思う。 西大通りに出て、筑波大学へ戻る陸橋をわたる。そこへ、沿道から「るみちゃーん」と何度も私を呼ぶ声がする。呼んだ?と答えたら、「るみちゃん」ではなくて「ゆみちゃん」だった。「あら、あなたもゆみちゃんなの?がんばれーー!ゆみちゃんがんばれー!!!」盛大な応援をいただく。私が聞き間違えたので名前の訂正はいいや(;^ω^)ありがとー 36キロ地点給水所でメープル飴を頂く。あ、これ旨い。M夫妻にも再会。ただいま! 沿道の応援が、「あとちょっとだよ!あとちょっと!」そう、あとちょっと。でも、ちょっとがものすごく長い。1キロ1キロがとことん長い。筑波大学構内の入り口が見えているのに、ちっとも近づかない。38キロ地点、やっと大学構内へ。長い折り返しがあるのだが、向こう側を走っているランナーたちが羨ましい。ワープしたーい!やっと折り返して、40キロ地点。あー、この仮設トイレに今朝バッグ忘れて往復ダッシュしたっけな・・・ 最後の坂を超え、スタート地点を過ぎ、ゴールへ。てか、ゴールどこ?「そこ!左に曲がったとこ!」Kちゃん再び! 左に曲がるとグラウンドに通じる通路みたいなところを走る。そしてゴールゲートがふいに姿を現す。 5時間41分02秒、ゴールイン。 完走したあとの生ビールは最高でした。
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かすみがうらマラソン走ったよ2

2017-04-20 | マラソン
去年は暴風雨に苦しめられたかすみがうらマラソン。今年は晴れだ!やったー!職場の先輩たちと土浦駅で待ち合わせ。10マイルの部に出場する先輩たちはスタート時間が早いのと、私がトイレに行きたいとのでお互いの健闘を祈りつついったん別れ。先輩たちのスタートを見送りたかったが、トイレの行列が進まない。私の後ろに並んだランナーさんたちは、今日の抱負を熱く語っておる。私も、がんばるぞー!天気よし、体調よし。練習メニュー全てやった。だからって別にサブ5なんて狙ってないんだからねっ! 10時。フルの部号砲。スタート直前に藤久保さんと出会う。びっくり。応援に来て下さってありがたや。 Fブロックなので、タイムロス10分強。スタート直後から、1キロほど混雑していて進まずさらにタイムロス。17キロ地点の関門に間に合うかぎりぎり。去年と同じじゃんよー!!!前半は坂だらけなんだよー!キロ6分で走らないと間に合わないし、その後の足の疲れに響くんだよー、んもー! 5、6キロ地点。気分最高。走れるって最高。そして坂また坂まだ坂。普段の地元が平地だから、やっぱりハンデだよ。 そして、 あ づ い  暑いよー。苦しいよー。給水所が大混雑。つくづく、ペットボトルの入るウエストポーチに、アミノバイタル付けていて良かった。とりあえず、17キロの関門まではがんばろう。 関門通過。周りのランナーさんも一気にスピードが緩む。気が付くと、路肩に横になっているランナーさんが!?とくに私なんて何も技術があるわけじゃないけど、気になって声をかけてみる。お医者さんのランナーさんも来てくれたので大丈夫そう。 かいつかの焼き芋のサービス。うまーい!去年も出ていたらしいけれど、気づかなかった。 コーラと氷をくれる私設エイドさん。ありがたくいただく。冷たいコーラがうまーい!氷を大事に手にもって走っていたら、またしても路肩に倒れているランナーさん。付き添いの方が、「もしよろしければその氷を・・・」はい!あげます! 25キロ~30キロ地点。歩いている人ばかり。けど、歩くほうが疲れるんだよ。公式、私設ともに給水所はひんぱんにあり、非常に助かる。自分でもお小遣いとおやつ飲み物は持参しているけれど。しかし、水はあってもコップがないそうで、ペットボトルから直接手に汲んでもらう。 暑いからか、沿道のお家の方が、自宅の水道を開放してくださったり、放水シャワーのサービスをしてくださったり、美味しい梅干しをくださったり。この恩返しはいつかきっと! レンコン畑の中を走り、遠くに霞ヶ浦。風光明媚。そして、自動販売機には行列ができておる。私のアミノバイタルも空っぽになり、売店でカルピスウォーター購入。 しかし、あ づ い。救急車のサイレンがひっきりなしに響く。路肩に横になっているランナーさんが多い。なぜかスマホのランニングアプリは止まってしまって完全に動かない。ほかの機能も動かない。動くのは先にゴールした先輩からのLINEとカメラ機能だけ。かえって惑わされなくて良い。 倒れている人多いけど、私自身は大丈夫だろうか?頭は?痛くない。はっきりしている。足は?痛くない。つるような気配もない。良好。けれど暑くてあづくて、サブ5どころじゃねー!制限時間すらむりっぽい!スピードを押さえて通常の長距離練習モードに切り替えだ。 37キロ地点。沿道の応援の方々が、「走ればまだ間に合う!」と。「マジ!?間に合う!?」思わず詰め寄ってしまった。「おう!走れば間に合うぞ!」残り5キロ。40分弱。よし!最後まであきらめないぞ! ゴール地点がある土浦の町がはるか彼方に見えてきた!こんなに暑いのに、沿道の方々の応援がずっと続いている。そして、やたら気合の入った女の子が、がんばれー!気合いだーと思いっきり喝の入ったハイタッチをランナーさんにお見舞いしている。私も喝を入れてもらう。 38キロ地点。残り時間30分強。周りのランナーさんが、「もうダメだあ。」「制限時間過ぎてもゴールゲートはくぐらせてもらえるんですかね?」とあきらめモードな会話している。 けれど、 「たぶん、間に合う!」 歩いていたランナーさんたちもみんな走り始める。 40キロ過ぎ、41キロ過ぎ、制限時間まで残り10分・・・ 会場のアナウンスが聞こえるけれど何を言っているかわからない。 あきらめないぞー! ふいにゴールゲートが姿を現す。42キロを走りぬいて胸がぎゅーっとなるこの気持ち。 5時間57分58秒 ゴールイン。 つくばマラソンの時は涙ボロボロだったけど、今回はなぜか笑いが止まらなくなった。だからかな、周囲にいた見知らぬ人からも祝福された。 やったあ!やったよ、あたし! その直後に、大会終了の花火が打ち上がった。
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