心身を癒やすセラピーの力

意外と知られていない介護で活用される「セラピー」について解説

介護現場でのセラピーはなぜ重要なのか

2022-05-06 02:50:15 | 心のケア

介護現場では、さまざまなセラピーが実践されていますが、なぜ必要なのかということに疑問を持っている人もいるかもしれません。セラピーは、高齢者の心のケアにとってとても重要なものになります。高齢者は、歳を重ねるごとに配偶者や家族、そして友人などの身近な人たちと死別したり、仕事や家事を手放して自分の役割を失ったりするケースが多くなります。ですので、そうした経験による喪失感から、心身が弱っていき、精神的にストレスを抱えたり身体機能が低下したりするケースが少なくありません。介護現場におけるセラピーは、こうした心身に問題を抱えやすい高齢者の心をケアするためのものであり、健康状態を良好に保つために行われています。

実際にどんなセラピーがあるのかというと、アニマルセラピーや音楽療法などが有名だと言えるでしょう。アニマルセラピーは、犬や猫などの動物と触れ合う療法で、ストレスを解消して心を安定させたり、散歩によって運動不足を解消したりする効果が期待できます。かわいい動物というのは、さまざまな人に癒しを与えてくれる存在ですし、介護現場の高齢者も、触れ合うことで心身の健康に役立つ効果が得られるのです。そして音楽療法は、音楽に触れることでリラックス効果を得ることができますし、若い頃の流行歌を同年代の人と聴くことで当時のことを思い出し、周囲とのコミュニケーションが円滑になるといった効果もあります。>>>セラピーの詳細はこちら