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民話と衣装と・・・⑤

2015年04月11日 10時47分02秒 | 民話と衣装

・・・彼は(ムハンマドは)言われるままにその女性を馬(ラクダだったかも)に乗せ

手綱を引いて出発することにしました。

しばらく行くと夜も明けてきて、二人は休憩することにしました。

その女性、実は妖精のお姫様だったのですが、ムハンマドを見て、人違いに気がつきました。

「あなたは誰? 私の従者じゃないのね」

とまぁ、無責任というか、どっちもどっちですが・・・

「私は羊飼いでしたが、ある晩夢を見て旅に出ました」

「それじゃ、私の従者にならない?」

ということで、従者として旅を続けることになりました。



と、言うところで、イメージとしては左の写真のようなイメージですよね。
ここで、衣装ですが、
写真の男は白のトーブと呼ばれる代表的な砂漠の民の服にターバンを巻いています。
こりスタイルは主に「ベトヴィン」と呼ばれる中近東の砂漠の遊牧民の民族衣装です。
そして、シルクロードを旅していた隊商のほとんどの人はやはりこういったスタイルだったと想像されますよね。
もっとも、中国側からの旅人とは違っていたはずですが。
ところが、この主人公の「ムハンマド」は羊飼いです。
あの砂漠に羊はいませんよね。
ということは、「ウール」というのは???
羊飼いって?????


ウールは紀元前4000年頃メソポタミアに到来、多分アフリカ中等部からの人類の移動と共に来たのかとも思いますが、その頃は多分食肉用で今の羊のように長毛でもなく、縮れっけでもなく、多分私達から見るとヤギなんだか羊なんだかわからないようなものだったと思います。
そこから、長い年月の牧畜、品種改良が繰り返され、毛が利用されるようになったと思われます。


写真はヤギですが、多分こんなだったろうと思います。


いずれにしても牧畜がなされなければなりませんので、草がいります。
多分、イラン高原ねいわゆるペルシャの高原辺りからウールというのが発展して行ったのではないかと思います。
そうなると、羊飼いであるムハンマドの衣装も、違っていて、ちょうど山岳の民族衣装とすれば、この写真のような感じかなぁ、と思いますね。

ということで、ムハンマドのイメージを作ったところで先に進みたいと思います。


お楽しみに・・・

Cento Viale


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