Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

8Kモニターは本当に素晴らしい!・・・しかしDELLの対応が残念!!

2019年01月28日 | 8Kモニター
The 8K monitor is really wonderful!

8Kモニターは本当に素晴らしい!・・・しかしDELLの対応が残念!!


A Glorious Day
Biei in Hokkaido,Japan.
The original size of this photo was created for viewing on 8K monitor. I think it is really wonderful.

上の作品は、8Kモニターで観賞するために創作しました。通常モノクロ作品をこんなにハイキーに仕上げる事はありません。・・・しかし、この作品を8Kで見るなら、その立体感、リアリズム、解像感等全てに驚かされます。モニターでの観賞がプリントを超えたと感じた瞬間でもあります。8Kは目の前に自然が広がる!表現が本物!! 恐るべし!!!!!!

さてそんなわけで、
8K・4KのTV放送も始まり、本当の意味で、今年こそ「8K元年」と言えると思います。
ただ日本の家電メーカーは出足が遅く、今現在8K-TVは台湾のシャープ、そして写真や映像の世界で使えるまともな8KモニターはDELLしか発売していません。さらには・・・韓国の某家電メーカーもまもなく発売予定だそうです。日本の製品が現時点で1台も発売されていないのは悲しいです。もはや日本No.1の時代は終わったのかもしれません。

いずれにしましても、僕も1年ほどDELLの8Kモニターを使用していますが・・・本当に素晴らしいです。このモニターで写真を鑑賞すると、もはや今までのモニターに後戻りは出来ない感じです。それほどに素晴らしいです。

実は今年の夏ごろまでに、
8Kモニターを設置した、現像の出来るギャラリーを敷地内に作ろうと考えています。多くの方にこの8Kモニターの立体感・解像感を見て頂きたいと思いまして、カフェ・スペースと共に8K映像の素晴らしさを堪能して頂けるように、今春からその準備を始める予定です。

そこで8Kモニターを動かすPCも1台作ろうと考えまして・・・自分で作るか?それともDELLからついでにPCも買うか? ちょうどネットで調べたら、正月割引で安くなっていたので、適当なのがあれば買おうと思い、DELLに電話しました。ところが結局のべ3時間も話して・・・ただただ時間を無駄にしただけでした。

何故?

それは、営業の方達が、自分達の製品に関する、つまりこの場合は8Kモニターに関する知識が全然無かったからです。

そもそも、電話で真っ先に話したのは、
「僕はそちらの会社の8Kモニターを現在使っております・・・今後色々なお客様にこのモニターの素晴らしい映像をお見せしたいと考えています。そこでPCが1台必要なので、どうせなら、せっかくDELLの8Kモニターを使ってますから、PCもそちらの製品で揃えようと思っています・・・」という話をして、『ありがとうございます!それは大変嬉しいです!!』と・・・そこまでは良かったんです、そうそこまでは・・・。しかし・・・そこからが大きな問題でした。

「何かお勧めのPCはありますか?」そう尋ねましたら・・・
「ハイ、もちろんございます・・・」
そう答えて紹介されたPCが・・・
1台目がグラボ(グラフィックボード)が「Geforce GTX 1050」がついたPCです。

「・・・それはDisplay Portがもしかして一つじゃないの?」
そう尋ねましたら・・・

『ハイ確かに一つです。』
「だったらダメでしょ!」そう言いましたら、
『いえいえ、大丈夫です!解像度は7680×4320pxで60pありますから・・・映ります!!』
「ホントに?」
『白石さん、私を信じて下さい!』

そこまで言われるとなあ・・・
電話口の相手は、声だけは可愛らしい女性の様だし・・・多分中国人の女性だと思いますが・・・いかにも理科系大学出身と言わんばかりで自信満々・・・「じゃあーそれ買うよ!」と言ってしまったものの・・・ちょっと不安になり、「少しだけ時間くれます?」そう言って一旦電話を切り、自分で調べました。

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やはり、ホリエモン氏も言ってますが・・・人を信じ過ぎてはいけません!
昨年、僕はそれで大きな失敗をしました。
自分に都合良く、人を利用する事だけ考えてる者が多いのが、まさに現代の世の中です。
友人などと簡単に思ったり、信じ過ぎてはいけない!!

まして女性の
「…信じてください‼︎」
これはとても危険です。
何度それで痛い目にあったことか…爆笑。

すぐ人を信じるのが僕の弱点です!!
今年は同じ失敗をしないようにしないとね!・・・笑

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実は8Kモニターお持ちの方は分るでしょうが・・・
入力ポートは、Display Port 1.4が2本必要です。
つまりそのコード2本をPC側と繋がないと、今現在はきちんと使えません。

・・・約1時間、ネットで徹底的に調べました。
驚いたのは・・・「dell 8k」と書いて期間を最近1年間に絞って検索したら・・・僕のブログが上位に出るわ出るわ本当にDell…爆笑!
HaHaHa

…そして分ったことは…
彼女は間違っていました…。

「あなたは何故、GTX 1050が1本のDisplayコードで8Kが見られると考えたんですか?実際そのPCで確認されたんですか?」

『いいえ…確認はしていません!ああ~正確に言うなら、8Kは繋いで見たことはありません。でも他のサポートメンバーに話して確認しました….』

「ではお伺いします。そう考えた論理的な根拠を僕に教えてください。」
そう訊いたら、彼女は色々答えました。

でも…それは知識が無い者が回答する内容でした。問題なのは、間違った考えを、自信を持って回答することです。おそらく僕のように電話した多くの一般人は、その犠牲となることでしょう。

僕はdellの8Kモニターが、信号の伝送に圧縮技術をかけず、最高画質で表示するようにしていることを話し、またDisplay 1.4ポートの現在の規格では、7680 x 4320ピクセル(60Hz)を圧縮をかけずに伝送できない! 圧縮技術を使わず最高画質で伝送するなら30Hzとなり、しかもRGB 8ビットの色を正しく伝送するためにもコードは2本必要である、その事も話しました。またDisplay 1.3の規格では、色表示がRGBのレベルにさえならず、YUV420に色数が減ることも教えました。

「…つまり、あなたの会社が世界一と語ってる8Kモニターの性能を、わざわざ落として使うことになるのです…。」

僕が15分間も説明している間…彼女は黙って聞いていました。
そして…説明が終了すると、
『とても勉強になりました。ありがとうございました!!』
そう答えました。

正直に言いまして、お礼を言われても困るんですよね…笑。
そういう問題では無いので…

最後は少々厳しく、
「この件は…あなたの名前は出さないけど、僕のブログに書くかもしれません…これから8Kモニター買うお客さんは増えるでしょうけど、今日のような回答ではダメですよ!分るでしょ!! 素晴らしいモニターなのはもちろん分っています。だから僕は宣伝してあげたい、またあなたの会社とコラボしたいとさえ考えています。」

そう言って僕の素性を明かしましたら…彼女は驚いて…
『白石さんとお話が出来て良かったです!』
そう言ったまでは…まあ良いのですが…その後最後に言ったのは…
『ブログに書いて頂けるなら…ぜひ購入される際には…私の内線番号***名前が***と言いますので、宣伝してください!!』

さすが中国人の娘だ!
転んでもただでは起きない。
いやそもそも本人は、転んだという認識が無い!!

スゲ~~~~

これだも日本人は負けるさ!・・・笑

****************

・・・ということで、
その後も別な営業の方とも話したんですが・・・8ビット表示しか出来ないグラボを勧められて・・・結局DELLから買うのは止めました。

実はここから書くことが大切ですが、8Kモニターの実力をフルに発揮するためには、グラボの選択が重要です。

DELLのような会社は、ゲームに使うPCは色々用意していますが、何故か? 8Kモニターに対して、自社で一押しで勧める様なPCがありません。これは問題でしょう!!

多分僕のこのブログは、DELLの社員の方も読むでしょうから、ハッキリ書かせて頂きます。

普通は、自社で自慢出来る世界一のモニターを販売しているなら、それにあったPCを同時に販売するのが当然でしょう!!

DELLの8Kモニターは、10ビットの色を表示できるモニターなんですよ!
その能力をフルに引き出せるグラボは何ですか???

僕はGeforce GFX 1060も使っていますが、このGeforceシリーズでは、10万円以上払ってもっと高いグラボを買っても、8ビットしかカラー表示できないわけです。

同じ会社のグラボなら「Quadroクアドロ」シリーズが必要です。それも8Kモニターを他のモニターと2台同時使用で使うなら、型番でP4000(M4000では無い!)、もし経済的に余裕があるならP5000がベター、もちろん高価なグラボですが、2台同時使用でも余裕で10ビットカラー表示が出来ます。


「10bitカラー出力と8bitの違い」
上の画像は「ドスパラボ日記 from ドスパラ札幌店」のWebページからお借りしました。10bitと8bitに関する詳しい知識はそこのWebページがお役に立ちます。
『10bitカラー編集環境を構築編 | ドスパラボ日記 from ドスパラ札幌店』

今現在、8Kモニターを使っている方で、きちんと10bitの色表示で使っている方が何人いるでしょうか?
そもそも、そのような知識をお持ちの方が少ないはずです。またそれが普通です。だからDELLに直接尋ねたわけですから・・・。

当たり前のことですが・・・最高のモニターに相応しい能力を発揮できるPCを、きちんと販売出来る様になって頂きたいですね!!

それこそ
僕が売ってあげてもいいですよ!

「ジャパネットたかた」に負けず「Dellのケント」と呼ばれるくらい売ってあげますよ!!
基本給いらないっす、販売実績による歩合給だけで十分です!!・・・爆笑

まあ冗談はさておいて、
DELLの8Kモニターは本当に素晴らしいです!
それは上で書いたとおりです。

だからこそ・・・少々残念な気持ちになりました。

PCメーカーなんですから・・・どうか頑張って下さい!
今後に期待します!!

追伸:
ちなみに、僕が今回購入する予定なのは下記シリーズです。
本当はこの程度のPCくらい、
Dellでも「8Kモニターに最適なモデル」などと表記して発売して欲しいですよね!!

◎マウスコンピューター
「 Quadro P4000シリーズ」
もしくは予算少なめの場合
「 Quadro P2000シリーズ」

NVIDIA社に確認済みで、
Quadro P2000でも問題なく、10bitカラー出力で8Kが使えます。
おそらく4K以上の動画編集をされないのであれば、Quadro P2000で問題ないでしょう。

同様に、ドスパラのPCにも、お勧め出来そうなのがありました。

Quadro P4000グラボ搭載
★ raytrek LC P4-レイトレック LC P4
Quadro P2000グラボ搭載
★ raytrek LT P2(レイトレック LT P2)7857
このPCは、20万円以下で買える超お買い得品だと思います‼︎



・・・・・・・・

ここからは、Kentの宣伝広告なので、興味のない方は読まれなくても結構ですよ!…笑。



ケント講座の人気講義の一つ「動画講義」をちょっとだけご覧に入れます。

以前ある方に、数枚の素人写真を見せられまして…「これらの写真の中から3枚選んで、現像と解説をして下さい…。」そのようにお願いされました。講座の中で詳しく講義しているんですが…写真にとって最も大切な「訴求ポイントと絵心」の話にも繋がりますので、ぜひご覧ください。

『絵心で駄作を作品にする!』(約12分間)


2018年3月からは、8Kモニターを使い、「現像とプリント制作の講座」を開始。
ソフト「Lightroom」を使った現像をしっかり学び、モニター画像とプリントの色合わせや基礎的な印刷方法、さらには額装の仕方も学ぶ。

また同年春には講座内でフォトコンテストを開催。
優れた作品35点を選出して、札幌市内のギャラリーカフェにて展示しました。
参加された皆さんの楽しい雰囲気を次の動画でお伝えします。

★科学的写真術講座 受講生作品展 オープニングパーティー
(撮影:Hideyuki Nakatani)


さらに講座では受講生が投稿した写真を動画で講評する事もしています。さらに世界に発信するための「意識」について、ブランディングを交えた講義もしています。また僕が提供するTiffやRAWデータを受講生の皆さんが現像する課題も行っています。

そして…
僕の写真術講座は受講生が全国にいるので、皆さんが各地で盛んにオフ会を開いています。受講生の皆さんが自ら積極的に活動するのもこの講座の大きな特徴の一つだと思います。

2017年4月は受講生の協力によって、東京のソニーストア銀座で公開講義、および六本木のDMM本社で写真講評会を開催しました。そして11月は九州の長崎から始まり、そのまま北上しながら、全国で受講生だけの写真講評会・懇親会を開催しました。

また2018年7月に、北海道室蘭市で開催された「撮りフェス」では、『ケント白石賞』まで作ってSONYの最新カメラを賞品としてプレゼントさせて頂きました。

★室蘭「撮りフェス」は最後に『ケント賞』で盛り上がって無事終了しました!


全国で写真講評&講義


時には自ら撮影モデルに成ることも…笑

そして嬉しい事に、今現在世界中のフォトコンテストで入賞者が相次ぎ、嬉しい報告がどんどん寄せられています。
入会金はもちろん無し、一ヶ月単位で入退会が自由。いつからでも入会出来、いつでも退会出来ます。
さあ「科学的写真術」を学びたい方は次へどうぞ!すでに多数の皆さんが受講されています。

『ケント白石の科学的写真術講座』
(#^.^#)
ケント白石

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Kent Shiraishi is a Photo Producer and SAMURAI Photographer.
When it comes to art and design, the hottest thing out of chilly Hokkaido is photographer Kent Shiraishi. Mac enthusiasts working on the latest Apple operating system probably already have one of his simple yet arresting photographs – “Blue Pond and First Snow” – as wallpaper on their laptop screens. The Blue Pond, which Shiraishi has captured in every season, is fed from a volcanic hot spring, so its hyper-natural turquoise color can be partially explained by the presence of minerals.



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