しょひさんは身体が弱いです。
うちに来て3日目から、半年くらいは毎週動物病院に通ってました。
最初は下痢、膀胱炎。
そのうち足が震えるようになりました。
その時、
レントゲンで左股関節亜脱臼 が判明。
右股関節も臼蓋が浅くて外れやすい。
両膝関節もゆるい。
洋猫さんで、同じ種の血統でかけあわせていると、こんなことも起こりうるそう。
でも。
それら関節はおそらく先天的なもので、震えとの関連性は不明。
成長して、体重の増加で関節への負担が増えて震えるようになったのか、
脳や脊椎、末梢神経、他に原因があるのか。
震えの動画を獣医さんに見てもらったのだけれど、
痙攣とも違うと。
大学病院での脳波や筋電図、MRIなどの検査をすすめられたけれど、
検査をするだけでも、
リスクや身体の負担があって、
やれることを全部やろう
という気持ちより、
しょひの日常生活の質が落ちない最低限の処置、検査と治療をと考えました。
家中の床に厚めのクッションマットを敷き詰め、
ジャンプでの脚の負担を減らすために、
キャットタワーやスツール、階段を設置しました。
↑ キッチンに登るためのスツール
↑ 洗面台と洗濯機の上に登るためのスツール
↑ ウォーターサーバーとキッチンに登るためのスツール
オットは「過保護過ぎる」と言いましたが、
少しでも痛みや違和感のない身体で生活してほしかったのです。
悩みに悩んで、
避妊手術のとき、
全身麻酔をかけるので、
一緒にMRIをとることにしました。
脳と脊椎をみるためです。
しょひはマイクロチップが首の後ろにはいっているので、
頸椎の一部はとれませんでした。
(MRIは磁場と電波によって画像を得るので、金属に反応した部分は画像になりません)
獣医さんからは、マイクロチップを取り出すこともできると言われましたが、
マイクロチップは人間の小指の先位しかない小さなもの。
体内に入っているチップを出すには、
首のところを切開してどこにあるか探さないといけないのです。
そんな負担はかけたくありませんでした。
MRIをとるだけで二時間かかり、そのあと避妊手術です。
小さな体で全身麻酔をかけて、
麻酔に耐えられるか、
MRIは負担にならないか、
MRIで問題があってオペができなくならないか。
MRIの中に一人で入る姿を想像するだけで、涙がでました。
MRIの結果は問題なし。
(頸椎の一部はマイクロチップでうつっていないので評価できませんが)
つまり、脳と脊椎には異常がみられず、
すぐにしょひの命と直結するような病気はないということ。
それだけでも、安堵しました。
避妊手術も無事終わりました。
そこの動物病院は、新しくとてもきれいで、設備も整っています。
MRIもCTもあります。
先生も、整形、腫瘍、神経内科、外科など専門の先生がそろっています。
でも。
ケージをみるためのカメラはありますが夜間ヒトがいません。
通常、女の子の避妊手術は、1泊2日。
麻酔から目が覚めて、知らない場所で痛みと恐怖、不安でいっぱいなしょひさんを一晩預けることができず、
かわいそうでしたが
オペ当日、麻酔から覚めたのを確認してうちに連れて帰ってきました。
まだ眠そうなしょひさんをケージに入れて、
私はケージの前に毛布を持ってきてしょひを一晩見守りました。
翌朝、一番で動物病院へ行き、痛み止めと抗生剤をうってもらい、
経過は良好でした。
オペ後四日目からは家中を走り回るおてんばぶりでした。
オペから1か月ほどたって、徐々に脚の震えが見られなくなってきました。
夏の間はなくなりました。
薬を全部やめて、関節にいいと言われているアンチノールというサプリメントだけつづけました。
成長して筋力がついたから?
避妊手術をしたことででホルモンの状態が変わったから?
ところが。
私が退院した9月末から、脚の震えがまた出始めました。
10月には目の上の毛が薄いところが腫れ、痒くて掻いてしまい血がでて、フケや目やにまで。
下痢もして、アレルギー様の症状がでました。
フードを変え、ストレスがないように毎日一緒に遊んで、2週間ほどで落ち着きました。
食べ物やストレス?
うーーーん。。。
オットは「温度(寒さ)だよ」といいます。
それも一理あると思います。
夏のあいだはなかったので。
これからもアセスメントは続きます。
しょひはわが子同然です。
家族として、どこまでしてあげるのか。
しょひが辛く痛い思いをしないこと。
これからも色々あると思いますが、
それを見守っていこうと思います。
見守れるように、私も生きます。死ねません。
しょひが我が家を選んで来てくれたのですから。
うちの家族になってくれてありがとう、しょひ。
しょひが来てくれたことで、家族みんなが癒されて、温かい気持ちでいられる。
ずっと、ずっと、愛しているよ。
今日もしょひは元気デス。