パレオとチルブラウ

主に講談社から刊行されていた児童誌、「コミックボンボン」について、
つらつらと語っているブログです。

あの頃のコミックボンボン 91年版 その2

2007-09-06 02:03:55 | あの頃のコミックボンボン
水谷謙之介先生の「ウッチャンナンチャンのナン魔くん」は、
当時放映されていた「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば」というバラエティ番組内のキャラクター、
ナン魔くんを題材にした作品です。
バラエティ番組とのタイアップとは、今ではちょっと信じられないかもしれませんが、
この頃は良く見られました。
「とんねるずのみなさんのおかげです」のコミカライズを、
かみやたかひろ先生が描いていたりしたんです。
この作品はその後、「ウッチャンナンチャンのナン魔クエスト」と形を変えて続いていましたが、
番組自体が打ち切りとなり、マンガ版もこのタイトルで終わってしまいました。


神矢みのる先生の「超Cガンダム」は、
二頭身にしたSDガンダムをさらに縮めた、
一頭身の(頭から手足が生えている!)キャラクターを扱った作品。
見かけとは裏腹に、骨太なストーリーが魅力です。「進化の鍵」ってなんだったのかな。


村上としや先生の「爆風ドッジ」は、
当時人気のあった、ドッジボールを題材にしたスポーツマンガ。
主人公が「ハリケーンファイアーボール」という必殺技を持っていたりしますが、
トンデモ作品ではなく、「平成学園DC(ドッジボールチーム)」を主役としたチームプレイが主軸の作品。
ハリケーンファイアーボールも、実際にあるものなのだそうです。
鉢巻に書かれる心理描写が可笑しくて好きでした。

原作者は作詞家の森浩美先生。
SMAPの曲で有名な方なんですね。
(これを書くまで全然知りませんでした(汗))


御童カズヒコ先生の「元祖温泉ガッパドンバ」は、
カッパのドンバが主人公のおバカでエッチなギャグマンガ。
世の男の子はこの作品を見てドキドキしたことでしょう(笑)。
御童カズヒコ先生のパワーを感じるエネルギッシュで豪快な作品(笑)。


もとはしまさひで先生の「V8キッド」は、
千葉と茨城が大地震によって本島から分離してできた島、
「チバラギ」を舞台にしたカーアクションマンガ。
その時の地震で、地下から大量の石油が噴出し、ガソリン代がタダ。
なので、この島に住んでいる人はみんな車に乗っています(笑)。
キャラクターは二頭身で描かれていて、車もチョロQの様にディフォルメされています。
車のデザインもカッコよくて、
300キロとか400キロとか吃驚のスピードで爆走するシーンは迫力。


池原しげと先生の「ロックンゲームボーイ」は、
難波一が主人公のゲームボーイを題材にしたゲーム攻略マンガ。
一つの回に一本か二本、題材となるゲームがあり、
そのゲームで対戦するのと同時に攻略もしていくというスタイルの作品。
基本的にはゲームを扱う話なのですが、
秘密結社「BUG」と対決していくという、大きなストーリーがあるのが特徴です。


「ゲンジ通信 あげだま」、「RPG伝説ヘポイ」は当時放映されていたアニメのコミカライズ作品。
「ゲンジ通信 あげだま」は、「漢獣」という漢字を合わせて出来る怪獣が登場するのですが、
読者が考えた漢獣を募集する、漢獣コンテストが毎月行なわれていました。

次回は大まかな雑誌の感想を。


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