12月25日 大阪（自転車旅行記）

1998年12月25日（金）晴れ時々くもり
いよいよ大阪に向かう。
今日でテント生活ともお別れである。

自転車旅行も終わりだ。
日本一周旅行も終わりだ。

R9を福知山へ向かう。どんどん進む。
福知山からR175、R176を走る。
三田に入ったところで休憩。
とても疲れるが、このあたりではもうテントをはることができない。ひたすら前進するのみ。

宝塚。あぁ、ここらへんになると通ったことある道となる。見覚えがある。
そして大阪に入る。

大阪だ。とうとう大阪に入った。
気分が高ぶる。感情が抑えられない。
しかしここからが長かった。
豊中からは車の数が多く、思うように前へ進めない。
もう暗い。事故に注意する。気が焦る。落ち着け。

そしていよいよ大阪府庁に近づく。もう真っ暗だ。
梅田では若者が多い。金曜だし、クリスマスだし、カップル多し。

進め、進め。

そして府庁に着く。

本当にうれしい。飛び上がる。「やったー」
府庁の隣は大阪城。ライトアップされている。
何枚も写真を撮る。

そして枚方に戻る。R1を走る。
どんどん進む。気分が良い。
歌を歌いながら、大声で叫びながら。「やったぜ！！」「すげーぜ」
R1から淀川沿いのサイクリングロードを走る。
ここは旅に出る前に訓練していた道である。4ヵ月半ぶりに通る。懐かしい。
遠くにひらパーの観覧車が見える。だんだん近づいてくる。

そして・・・。家に着く！！21:40。

とうとう家に着く 。8月6日に出発。そして12月25日に着く。

日本一周旅行が終わる。
何よりも無事、家に着いたこと。安心した。
でも、これで終わりではない。別の旅が始まるのである。新たなる人生の旅が。
長い道のりの旅がこれからも続くのである。

12月24日 和田山（自転車旅行記）

1998年12月24日（木）くもり時々雨

本日は6:50に起きる。
今日も寒くて5:00に目が覚めた。

8:00出発。R9を東へ向かう。
峠越えが数ヶ所あるので、今日は覚悟していた。
3つか4つあったのだが、頂上はすべてトンネルになっていたので比較的楽に走ることができた。
これも今まで走ってきたので、その結果として楽に思えたのだろう。

結局、八鹿までと思っていたが、和田山まで来ることができた。

複雑である。早く終わりたい。もっと続けていたい。
明日もう一日テントをはろうか。今日で最後にするか・・・。
なによりここまで無事に来ることができてホッとする。
事故にあわないようにしなければ。
そして、無事に家に帰ることができるようにしなければ。
そう、無事に帰ることでこの旅は終わり、また別のことができてくるのだ。

メリークリスマス

12月23日 鳥取（自転車旅行記）

1998年12月23日（水）くもり

本日は6:50に起きる。
今日も寒くて4:00ごろ目が覚めた。

8:50出発。R9を鳥取へ向かう。
比較的楽な道のりであった。
今日も道の駅を3ヶ所見つける。赤崎、大栄、北条と全部隣町だ。
この20km以内に3つもあるとは・・・。
しかも大栄は道の駅1号と書いてあった。

鳥取に近づくにつれて砂浜に近くなっていく。
あぁ、もう少しで鳥取砂丘なのだ。 道に砂が飛んできており、そこを走ると転びそうになる。
あともう少しなのに、ここで怪我をしてはかなわん。

羽合町というのがあった。「ハワイ」である。
大分では宇佐があった。「USA」である。

そしていよいよ鳥取市に着く。県庁へ行く。16:30だ。

これであと大阪府庁を残すのみとなった。
しかし、明日からが最大の山場である。
R9を走るか、それとも一度、豊岡に行くためR178を使うか。
R9を走ると一番近道だが、山に入ることになるので坂道がある。
しかも途中にスキー場が数ヶ所ある。
ということは夜、寒いということだ。

R178は海沿いを走るが、沖縄で会ったチャリダーが、アップダウンが多いと言っていた。
これでもかと続くのだそうだ。
それと大阪まで遠回りになってしまう。

R9を走っても福知山までここから130km。
R178を走って豊岡まで100km。
R9を走って、途中の町でテントをはれる場所があればいいのだが。

あと、食事関係も大事である。
まぁ、あと3日走ればおそらく枚方まで着けるだろう。
そう、あと3日走れば日本一周なのだ。
寒いテント生活ともおさらばである。
今日は早くゴールしたい気持ちが強い。
寒さ対策として、厚手のくつ下も買った。
元気で、そして無事に大阪に着きたい。
それが3つ目の目標だからだ。とにかくがんばれ。

今日は銭湯も公園も見つけたので、のんびりしている。
これから風呂に入って、テントをはりにいこう。

12月22日 松江・米子（自転車旅行記）

1998年12月22日（火）晴れ

本日は6:30に起きる。いや～寒かった。
5:00に目が覚めたのだが、ブルブル震えていた。

8:00出発。出雲大社へ行く。
今年のお礼と、来年のお願い。

その後、R431を走って松江へ。

これであと、鳥取と大阪を残すのみ。

その後R9を走り、米子まで行く。いよいよ鳥取に入る。

15:00に着いたので、市内をブラブラする。
今日はたいして何もなかった。

もう少しで大阪に着く。いろいろ心配だ。
留守電に重要なことが入っていたらどうしよう。
あとは心配ないだろう。

大阪に帰れば、またいろいろと身の回りをちゃんと整理しないと。
公共料金、税金などなど・・・。あぁ、現実が見えてきた。
早く帰りたい気持ちと、このまま旅を続けたい気持ちが半々だ。
明日は鳥取だ。

12月21日 出雲（自転車旅行記）

1998年12月21日（月）晴れ

本日は6:00に起きる。
朝食を買ってないのですぐ出発。

7:30出発。R9を走る。
浜田の道の駅はバイパスの中にあったので、昨夜ここにはって正解であった。
小さなアップダウンがいくつもあり、登坂車線のあるアップダウンも数ヶ所あったのでイヤになる。
「またか～」の言葉が何度でたか・・・。
特に見るべき所もなかったので、走ることになる。

多伎で道の駅があった。山陰は本当に多い。

今日は出雲大社まで行き、この旅の出会いを報告したかったので、大社町まで行く。
出雲大社へは16:30に着く。お参りをする。


いろいろな出会い、学び、元気で、今後のこと、報告する。

なんと出雲大社から500mくらいのところに道の駅があった。
ちょっと気が引けたが、ここにテントをはる。
明日は松江に行った後、米子まで行こう。
明日も晴れだそうだ。