初めてのスキー

今日は初めてスキーをやってきた。
生まれてこのかた、スキーをやったことのなかったのだが、
いつかはやりたいなぁと思いつつ、今の今まで滑る機会が
なかったんだけど、やっと今日、その機会に恵まれたと
いうわけです。

職場の同僚に長野出身の人がいて、その人がスキーツアーを
企画してくれたんです。
その人からは以前からスキーの話をよく聞くことがあって、
かなり上手なんだろうなぁっていうのがその話から受け取れた
ので、その人が行くなら・・・と思って参加することにしました。
４人で行くことになりました。

長野の上田市近くにある菅平に滑りに行きました。
この日は東京では大雪だったんだけど、長野は晴天で穏やかな
天気でした。(^^)
午前中はその上手な人にマンツーマンで教えてもらいました。
初めてスキー用具を身につけたわけですが、まずはブーツ。
足首がほとんど動かなくなるような硬い作りをしています。
だから履くととっても歩きにくくなります。
足首を捻挫から守るにはしょうがないんだけどね。
そして、スキー板を装着。
雪の上を早速歩いて見ます。
あ、歩きにくい！(^^;)
他の人は経験者ばかりだったのでかなりみんなより遅い私。
けど、なんとかリフトまで辿りつきます。

そうです、もういきなり上って滑ろうというのです。(@0@)
乗るときの注意を上手な人（以下Mさん）が口で説明して
くれたんだけど、もう気持ちはドキドキでまともに聞いて
いられませんでした。
Mさんにリードされながらリフトに乗る線までたどり着き、
リフトがきて、ド～～～ン。
座れたけど、かなりリフトが揺れてしまいました。(^^;)

そして、降りるときの注意をMさんがしてくれた。
スキー板をまっすぐにして先をあげて、準備します。
そして、降りるラインまで行ったら立ち上がって、
そのまま進んで板をハの字にしてブレーキをかけます。
しかし、立って降りるまではよかったけど、
滑っている感覚がはじめてでハの字にする余裕がなくズドン。
こけました。初スキーコケです。

そのあとは斜面で特訓。
まずはスキー板をハの字にしてまっすぐに滑る練習。
スキー板をハの字にすると加速せずにゆっくりと滑ることができるんです。
けどなかなか怖くてね、足が開けないわけです。
そして、斜面だとこけると、立ち上がるのがね、なかなかできない。
これはすごく意外だったんですよね。
スキーって滑れるかなぁとそれしか心配してなかったんだけど、
滑るのはただ、バランスをとって立ていれば斜面であれば
簡単に滑れるんだけど（ただし、かっこよくは難しいけど）、
それよりも難しいのはこけたときに、立ち上がることなんです。
ブーツはいているせいか、スキー板のせいかわからないんだけど、
足が思うように動けないんですよね。(^^;)
まずは立つ前に斜面に対してスキー板を滑らないように角度を変えないと
いけないんだけど、それができない。
普段の日常の動きでは動けないんですよ。
だから、本当にたつのには苦労しました。

何度か転びながらなんとか下までたどり着き、再度リフトへ。
二回目はね、リフトから降りるとき転びませんでした。(^^)
そして、こけても立ち上がるのが早くできるようになりました。
Mさんの教え方がすごく上手なんですよね。
「ひざまげて。」
「視線は少し前だよ。」
「スピード出たらハの字にして！」
下手っぴな私に絶対イラつくことなく根気よく教えてくれました。
まっすぐ滑れるようになったので、
右、左に斜めに滑る方法も教えてくれました。
右の足の内側に力を入れると左に曲がり、
左の足の内側に力を入れると右に曲がります。
最初は右に曲がるのがうまくいかず、右に曲がるたびこけていましたが、
何度か繰り返すうちにこけないようになりました。
午後からは一人で滑ることにしました。

一人で滑っているとき、上級者コースから私が滑っている、
初・中級者コースまで滑り降りてくるMさんの姿がリフトの上から
見えました。すごくかっこよく滑り降りていて目立ってました。
私の前のリフトの人たちも思わずMさんを目で追って後ろを振り向く
くらいでした。（後ろまで振り向いて見るってことあんましないので）

このMさん、以前の日記にも書いたピアノの上手な人なんですよね。
いや、本当すごいや、Mさん。
今回のスキー企画もまるでツアーガイドさんかと思うくらいの
徹底ぶりで、本当に快適だったんですよね。
スキー場まで大きなワゴン車で送迎してくれて。
年下なんだけど、頼もしいなぁと思いました。
こうも頼もしいと思える人って私、そうそういないんですけどね。

そして帰りにはその人の実家に立ち寄りました。
すごく大きな家でした。
北国街道沿いに家が建っていって、大きな家がいっぱいでした。
なんでも、その道から入る脇の道が互い違いになることで、
敵軍から攻めいれられてもすぐに攻めいれられないように
工夫されているんだとか。

実家からはMさんのお父さん、お母さんが出てきて名物のおやきと
りんごをくださいました。
おみやげつきです。
本当になんかのツアーみたい。
Mさん、一日疲れただろうなぁ、気をたくさんつかって。
自分が快適ってことはそれだけ誰かが気を使ってつれているってことだもんなぁ。

私の初スキーはこんな感じでとてもよい印象で終わりました。
今度、上田市に行くことがあれば、寺に行ってみたいし、
あとは、馬肉入りのうどんを試してみたい。(^^)
近くに草津温泉もあるしね。

大人になってからでもスキーできると思いますよ。
だって私、そんなに運動能力が高いってわけでもないので。(^^;)
ただし、最初は上手な人に教えてもらわないと怪我するとは思いますが。
しばらくはスキーの感覚が体に残っていて、新幹線の振動も、
スキーを滑っている時の振動と重なって、思わず自分が滑って
いるときをイメージしたり・・・・。
体全身を使って滑るから、鈍り気味な体の感覚をいろいろと
取り戻せる感じで面白かったですよ。(^^)
こんなに体全身を使ってできないことにチャレンジするのは本当に
久々だったと思います。
童心に戻ってがんばれました。
本当に楽しかった。(^^)