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竹林亭白房

五代目小さん「湯屋番」★落語

□本日落語一席。
◆五代目柳家小さん「湯屋番」(衛星劇場『衛星演芸招待席』)。
※口演情報不明。
今でも当代の落語家によって、さかんに演じられるネタだが、本来の「(下駄を)順々に履かせて最後は裸足で帰します」という落げを久しぶりで聴いた。もうほとんど聴かれなくなった落げである。だから、今は、独自に考えられた落げで終えるか、どがちゃがで何となく終えるかのどちらかになっている。

本来の落げが敬遠されているのは、演者にとって納得いかないからだろうが、その納得のいかなさかげんがちょっと聴き手にはよくわからないところがある。確かに、「裸足で……」はストンと落ちた感じがしない気もしなくはないが、そのような落語はいくらでもあるのだが。

落げに至る最後の件(くだり)がリズミカルにトントンと進行していくのに対して、「裸足で……」の落げは、そのリズムを崩してしまうからか。
よくわからないが、何だかいかにも昭和の落語を聴いた気分だった。いや、昭和なのだろうが、ただ、今回口演情報がわからないので、収録されたのが昭和か平成かはわからない。かりに平成に収録されたにせよ、五代目小さんならりっぱな昭和の落語である。

今回、映像のエンディングで、演出として、三遊派宗家後継の藤浦敦の名が映し出されていた。ふつうに聴く「湯屋番」の型だと思ったが、藤浦敦がどこをどう演出したのだろう。
また、これは観客のいないところで、淡々と撮られた映像であった。どこかの放送局のスタジオだろうか。
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