□本日落語一席。
◆山遊亭金太郎「徂徠豆腐」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
池袋演芸場、平成30(2018)年7月9日(2018年池袋演芸場7月上席)。
もと講釈ネタの「徂徠豆腐」は、落語としてさほど多く演じられていないのではないだろうか。そして、落語として語られる場合の型も定まったものがないように思う。
金太郎は、徂徠と赤穂浪士の逸話について、マクラでは語っていたけれど、本編にはいっさいふれずに一席を構成していた。したがって、義士を切腹に追いこんだ徂徠を、豆腐屋が疎んじたという内容はなし。
その展開から、落げも赤穂義士伝と無関係(この筋でいった場合は「先生はあっしのために自腹をきってくださった」が落げになる)。
金太郎は、再興した豆腐屋の豆腐がえらい評判になって、ずいぶん遠くからも買いにくる。で、一人の客に「あなたはどちらから?」と尋ねると、「大坂から」と答えたので、「これはまたえらい豆腐(遠く)から……」という地口落ちの落げを作っていた。う~む、もとの落げのほうが良いように思うが。
◆山遊亭金太郎「徂徠豆腐」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
池袋演芸場、平成30(2018)年7月9日(2018年池袋演芸場7月上席)。
もと講釈ネタの「徂徠豆腐」は、落語としてさほど多く演じられていないのではないだろうか。そして、落語として語られる場合の型も定まったものがないように思う。
金太郎は、徂徠と赤穂浪士の逸話について、マクラでは語っていたけれど、本編にはいっさいふれずに一席を構成していた。したがって、義士を切腹に追いこんだ徂徠を、豆腐屋が疎んじたという内容はなし。
その展開から、落げも赤穂義士伝と無関係(この筋でいった場合は「先生はあっしのために自腹をきってくださった」が落げになる)。
金太郎は、再興した豆腐屋の豆腐がえらい評判になって、ずいぶん遠くからも買いにくる。で、一人の客に「あなたはどちらから?」と尋ねると、「大坂から」と答えたので、「これはまたえらい豆腐(遠く)から……」という地口落ちの落げを作っていた。う~む、もとの落げのほうが良いように思うが。