竹林亭白房

四代目歌奴「鼓ヶ滝」★落語

□本日落語三席。
◆四代目三遊亭歌奴「鼓ヶ滝」(寄席チャンネル)。
湯島天神参集殿、平成30(2018)年3月19日(湯島de落語「歌奴・仙四郎ふたり会」)。
ともすると、当代歌奴は二代目かと思いがちだが、四代目。これは自身の備忘録のために書いておこう。つまり、歌奴というと、それだけさきごろ亡くなった先代圓歌のイメージが強いから、先代圓歌の歌奴が初代かと思いこんでしまいそうになる。

というわけで、先代圓歌の歌奴は二代目。ここがもう一つややこしいところで、先代圓歌の歌奴が二代目なら、当代は三代目かというと、そうではなくて四代目。
実のところ、個人的には、そんなに昔から落語ファンだったわけでなくて、三代目歌奴はほぼ記憶のなかにない。

三代目歌奴は、もちろん先代圓歌の弟子で、1975年から2004年まで歌奴を名のっていた落語家である。2004年まで活動していたのなら、自分が落語好きになった三四年ほどはかぶっているから、もしかしたら、何席かは聞いているのかもしれない。
が、この三代目は六十二歳で他界してしまう(肝臓癌)。さぞかし惜しまれたことだろうと思う。機会があれば、音をさがして聞いてみよう。

それにしても、三代目が1975年から歌奴を名のったということは、先代圓歌の二代目歌奴は、以外と早くに歌奴から圓歌を襲名していたのだなと、あらためて知る。なんだか、昭和のあいだはずっと「山のアナアナ……」の歌奴でやっていたかのような印象がある。ちなみに、先代圓歌は1970年にもうすでに圓歌だったようだ。あらためて確認するとちょっと意外だ。

ちなみに、初代歌奴は二代目の円歌である。先代圓歌の師匠で、「圓歌」と称さずに「円歌」としていた二代目である。この人の落語は何席か聞いている。というか、音も持っている。落語好きになったとき、ネットで古い昭和のレコードを買い集めたなかに入っているものがあったからである。

してみると、結局三代目歌奴だけ聞いたことがない(または聞いたという記憶がない)ということになる。

◆『笑点』大喜利:桂歌丸(司会)/三遊亭小遊三・三遊亭好楽・林家木久扇・春風亭昇太・六代目三遊亭円楽・林家たい平(BS日テレ『笑点 火曜なつかし版』)。
後楽園ホール、平成24(2012)年7月1日OA(『笑点』第2321回)。

◆笑点「大喜利」:桂歌丸(司会)/三遊亭小遊三・三遊亭好楽・林家木久扇・春風亭昇太・六代目三遊亭円楽・林家たい平(日本テレビ『笑点』第2322回)。
富山県魚津市新川文化ホール、平成24(2012)年6月9日収録(7月8日OA)。
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