□本日落語一席。
◆柳家小傳次「蕎麦清」(寄席チャンネル『一門 -THE ICHIMON-』)。
東京浅草橋須賀神社、令和4(2022)年1月29日(「須賀すがしい三人会」)。
そばの清兵衛さんが、そば屋に入って来るとき、そして、去って行くとき、「ど~も~」という間のびした話しかたで挨拶する、……というのは、柳家さん喬の作った型だろうか。これは、さん喬の人柄そのものが表れたもの言いという気もするが、さん喬一門が「そば清」を演ると、みんなこの型である。もちろん今回の小傳次も。これは一門の流儀とでもいうのかおもしろいものである。
ただ、本当にこの型がさん喬の作ったものなのかどうか確かめているわけではない。今知っている範囲で言えることは、昭和の名人で古今亭志ん朝なんかはこの言いかたをしていない、当代の落語家で春風亭昇太もしていない、ただ、さきごろ他界した六代目三遊亭円楽は「ど~も~」を使っているということくらいだ。
さて、六代目円楽の「ど~も~」はどこから継承したのだろうか。もしかして、さん喬なんだろうか。
◆柳家小傳次「蕎麦清」(寄席チャンネル『一門 -THE ICHIMON-』)。
東京浅草橋須賀神社、令和4(2022)年1月29日(「須賀すがしい三人会」)。
そばの清兵衛さんが、そば屋に入って来るとき、そして、去って行くとき、「ど~も~」という間のびした話しかたで挨拶する、……というのは、柳家さん喬の作った型だろうか。これは、さん喬の人柄そのものが表れたもの言いという気もするが、さん喬一門が「そば清」を演ると、みんなこの型である。もちろん今回の小傳次も。これは一門の流儀とでもいうのかおもしろいものである。
ただ、本当にこの型がさん喬の作ったものなのかどうか確かめているわけではない。今知っている範囲で言えることは、昭和の名人で古今亭志ん朝なんかはこの言いかたをしていない、当代の落語家で春風亭昇太もしていない、ただ、さきごろ他界した六代目三遊亭円楽は「ど~も~」を使っているということくらいだ。
さて、六代目円楽の「ど~も~」はどこから継承したのだろうか。もしかして、さん喬なんだろうか。