『NHK俳句』テキスト発売。佳作で一句入選。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。
○枝豆やふくらむ父の武勇伝
(『NHK俳句』テキスト2021年10月号※課題「枝豆」/佳作/櫂未知子選)。
「武勇伝」は、川柳方面でわりとあつかわれる主題なので、不用意に詠むと類想にあたりそうで怖いワードでもあります。でも、「枝豆」にとりあわせて詠んだのなら、まだセーフかなと。
思えば、「枝豆」はありがたい季語・単語であります。なぜかと言うと、「枝豆」を食するときは、ほぼまちがいなく酒類とセットだからです。多くはビールか。だから、「枝豆」と詠むだけで、五七五に酒類を表すワードをいっさい入れることなく、嗚呼、この人は何か酒も飲んでいるのだなと思い起させることができるのです。
よって、上掲句も、たぶん多くの人に、ちょっとほろ酔い、あるいは泥酔に近い、父の姿が思いうかべられるでしょう。そして、「武勇伝」。川柳では、過去にも何がしかの「武勇伝」句を詠んできたと思うけれど、そろそろ打ち止めにしたほうがよいかも。
□本日落語三席。
◆桂梅團治「看板のピン」(J:COMチャンネル『J:COM寄席』)。
DAIHATSU心斎橋角座、令和3(2021)年6月24日(「鰻谷寄席」2021年6月席)。
○枝豆やふくらむ父の武勇伝
(『NHK俳句』テキスト2021年10月号※課題「枝豆」/佳作/櫂未知子選)。
「武勇伝」は、川柳方面でわりとあつかわれる主題なので、不用意に詠むと類想にあたりそうで怖いワードでもあります。でも、「枝豆」にとりあわせて詠んだのなら、まだセーフかなと。
思えば、「枝豆」はありがたい季語・単語であります。なぜかと言うと、「枝豆」を食するときは、ほぼまちがいなく酒類とセットだからです。多くはビールか。だから、「枝豆」と詠むだけで、五七五に酒類を表すワードをいっさい入れることなく、嗚呼、この人は何か酒も飲んでいるのだなと思い起させることができるのです。
よって、上掲句も、たぶん多くの人に、ちょっとほろ酔い、あるいは泥酔に近い、父の姿が思いうかべられるでしょう。そして、「武勇伝」。川柳では、過去にも何がしかの「武勇伝」句を詠んできたと思うけれど、そろそろ打ち止めにしたほうがよいかも。
□本日落語三席。
◆桂梅團治「看板のピン」(J:COMチャンネル『J:COM寄席』)。
DAIHATSU心斎橋角座、令和3(2021)年6月24日(「鰻谷寄席」2021年6月席)。
◆五代目春風亭柳昇「カラオケ病院」(NHKラジオ第一『真打ち競演』※「思い出の名師匠」)。
平成7(1995)年。
◆五代目柳家小さん「禁酒番屋」(NHKラジオ第一『真打ち競演』※「思い出の名師匠」)。
上野鈴本演芸場、平成7(1995)年。
平成7(1995)年。
◆五代目柳家小さん「禁酒番屋」(NHKラジオ第一『真打ち競演』※「思い出の名師匠」)。
上野鈴本演芸場、平成7(1995)年。