竹林亭白房

三代目金馬「スポーツ漫談」★落語

□本日落語二席。
◆春風亭昇々「待ちわびて」(寄席チャンネル『夢 寄席』)。
池袋演芸場、令和4(2022)年10月13日(2022年池袋演芸場10月中席)。

◆三代目三遊亭金馬「スポーツ漫談」(日本文化チャンネル桜『落語動画』)。
※収録情報不明。
尺は六分くらいで、ちょうど半分あたりのところですこし音が途切れて話題がかわる。してみると、これはSPレコードではないか。わりと音は鮮明。

ラグビー、スケートなど、いくつかのスポーツをとりあげて、最近はこんなものがありますと、ギャグをまじえて紹介している。
そして、B麺(たぶん)に移ると、もっぱら野球の噺。落語家チームと八百屋チームで試合をしたら、七十五対零で落語家チームが負けたとか(たぶんネタ)。落語家チ¬ムは落すのが仕事だから、ボールを落してばかりみたいなことを言っている。

そして、最後に、いったいなんのことを言っているのだろうと思ったのが、「子供の新聞」のムラオカのおばさんに解説してもらったら、ゆかいだろうという噺。そのムラオカのおばさんなる者が、「テキストの二十頁を開けてください」と言って、野球を解説し始める。「二回の裏、……二回の裏と言っても物干しを見てはいけませんよ」とか、「擂粉木の大きな大きな棒を持って、バッターボックスに入ります」とか。

いったいなんだろう、これ?と思って、「子ども」「新聞」「村岡」で検索してみると、出てきた!昔、NHKのラジオで昭和7(1932)年~昭和20(1945)年にOAされていた「子供の新聞」という番組があったらしい。
NHKのサイトに「『子供の新聞』は子供向けのニュース放送で、一般のニュースの中から子どもが興味を持ちそうな話題を取り上げ『お話風』に読み聞かせる番組。読み手は童話作家の村岡花子らで、村岡は『ラジオのおばさん』として親しまれた。また『子供の新聞』を一週間分まとめた小冊子は希望者に配られ人気を得た。放送は太平洋戦争が終わるまで続いた」と書いてあった。

ということは、この金馬の音源は戦中に録音されたものかと推察される。
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