昨日は『朝日新聞』大阪版「朝日なにわ柳壇」で入選があった。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。
◎饒舌な人がしくじる忌み言葉
(「朝日なにわ柳壇」※課題「ルール」/『朝日新聞』大阪版2024年10月17日/田中新一選)。
次から次と言葉がわいてきて、弁のたつ人というのは、頭の回転が速いと言われています。それは一理ある。言葉をくり出すには、ボキャブラリーも必要だけれど、そのボキャブラリーを適切に運用する能力に長けていなければならない。つまり、支離滅裂な語だけを並べたてても弁がたつことにならないからです。
ただ、適切に言葉を運用するというのは、意味不明でなく意味のある言葉を構成して発話することにあるけれど、その発言が周囲の情況に照らして適切かというのは、また別の話。
しばしば言ってはいけないことを言ってしまうというのも、回転の速さゆえに、弁がたつ人の短所かもしれません。
□本日落語一席。
◆笑福亭銀瓶「紙入れ」(寄席チャンネル『上方百景』)。
お江戸日本橋亭、令和4(2022)年9月13日(笑福亭銀瓶独演会「銀瓶の日本橋亭でぎんぎん!」)。
◎饒舌な人がしくじる忌み言葉
(「朝日なにわ柳壇」※課題「ルール」/『朝日新聞』大阪版2024年10月17日/田中新一選)。
次から次と言葉がわいてきて、弁のたつ人というのは、頭の回転が速いと言われています。それは一理ある。言葉をくり出すには、ボキャブラリーも必要だけれど、そのボキャブラリーを適切に運用する能力に長けていなければならない。つまり、支離滅裂な語だけを並べたてても弁がたつことにならないからです。
ただ、適切に言葉を運用するというのは、意味不明でなく意味のある言葉を構成して発話することにあるけれど、その発言が周囲の情況に照らして適切かというのは、また別の話。
しばしば言ってはいけないことを言ってしまうというのも、回転の速さゆえに、弁がたつ人の短所かもしれません。
□本日落語一席。
◆笑福亭銀瓶「紙入れ」(寄席チャンネル『上方百景』)。
お江戸日本橋亭、令和4(2022)年9月13日(笑福亭銀瓶独演会「銀瓶の日本橋亭でぎんぎん!」)。