□本日落語一席。
◆三笑亭可風「富士詣り」(NHKラジオ第一『ラジオ深夜便』※「話芸100選」)。
東京渋谷NHK放送センター、令和4(2022)年7月21日収録(無観客)※11月5日OA。
めずらしい噺だ。2011年以後ではこれが二席め。以前に聞いた一席は、2020年で三代目柳家権太楼(『立川志らくの演芸図鑑』)。
この落語は、『増補 落語事典』と川戸貞吉『落語大百科』に載る梗概で落げが異なっている。前者は「山に酔ったな」「酔ったかもしれねえ。ちょうどここが五合目だ」。後者は(邪淫戒をしたという男に先達さんが相手を尋ねたところ)「先達さん、ちょうどおまえの内儀(かみ)さんだ」。
もしかすると、この落語はもっといろいろな落げがあるのかもしれない。というのも、この落語は、ストーリーらしいストーリーもなく、富士詣りをめぐって、ただただ駄洒落を連続させていくような噺だからだ。
で、可風が言った落げは「良い転機(天気)になりますよ」、「いや、まだ曇っている」というものだった。これは当人が拵えたものか。
◆三笑亭可風「富士詣り」(NHKラジオ第一『ラジオ深夜便』※「話芸100選」)。
東京渋谷NHK放送センター、令和4(2022)年7月21日収録(無観客)※11月5日OA。
めずらしい噺だ。2011年以後ではこれが二席め。以前に聞いた一席は、2020年で三代目柳家権太楼(『立川志らくの演芸図鑑』)。
この落語は、『増補 落語事典』と川戸貞吉『落語大百科』に載る梗概で落げが異なっている。前者は「山に酔ったな」「酔ったかもしれねえ。ちょうどここが五合目だ」。後者は(邪淫戒をしたという男に先達さんが相手を尋ねたところ)「先達さん、ちょうどおまえの内儀(かみ)さんだ」。
もしかすると、この落語はもっといろいろな落げがあるのかもしれない。というのも、この落語は、ストーリーらしいストーリーもなく、富士詣りをめぐって、ただただ駄洒落を連続させていくような噺だからだ。
で、可風が言った落げは「良い転機(天気)になりますよ」、「いや、まだ曇っている」というものだった。これは当人が拵えたものか。